どうもMUSHです!
サイデラ・モーニングセッション#028「音楽制作におけるモニタースピーカーの重要性」が終了しました。
Saidera Mastering Blogではモニター改善策のシリーズ記事を公開してきましたが、今回はその実践編!ECLIPSE TD307iiのセッティングを例にモニターセッティングワークショップを開催しました。参加者のみなさんの中でBlogをみてくださっている方には復習になったでしょうか??
ワークショップ内容は、以下のBlog記事にも。ぜひみなさんもBlogを読み返して実践してみてくださいね!
SaideraMasteringBlog「Monitor」→→
モニター改善策(その4)「吸音と反射をコントロールする」
モニター改善策(その9)「リファレンスCDを使用する」モニター改善策(その12)「スピーカーの間隔」
モニター改善策(その13)「スピーカーの角度」
CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2019/02/06
2019/01/17
サウンド・キャラクターを見極める6つのポイント
機材やケーブルの聴き比べでそのサウンド・キャラクターを見極めるために。
スピーカーやヘッドホン、アウトボードなどの機材やケーブルの比較試聴でサウンド・キャラクターを見極めるために重要な6つの基本的なポイントを紹介します。これは楽器の出音の聴き比べや、プラグインやエフェクターのセッティング違いの比較にも応用できる項目です。
[サウンド・キャラクターを見極める6つのポイント]
1.まずは2種類の聴き比べ(AB比較)から
2.客観的に
3.試聴箇所を絞って
4.聴きどころのテーマを決めて
5.リスニング位置は変えずに
6.再生ボリュームを固定して
1.比較試聴の基本は「2種でのAB比較」です。3種以上で比較する場合は同時に3種を比較するのではなく、2種でのAB比較の印象が良かった方ともう1種をAB比較する2段階でおこなうことから始めましょう。
2.機材やケーブルなどの「キャラクター」「質感」を判断することが目的なので、かならず客観的に聴きます。ボーカルを楽しんだり、リズムに乗ったりする音楽鑑賞の要素は少なく、あるいはなくても良いです。(これがミキシングやマスタリングの場合には音楽的要素も加味した試聴、判断が必要です)
3.音質を記憶しやすいように試聴箇所のポイントを絞ります。4つ打ちのキック1章節分や最初のボーカルのワンフレーズなど。音は映像のように一時停止して固定することができないので、時間的に短く区切って試聴すると判断がしやすいです。判断に迷ってしまったときに長く聴くのはかえって逆効果です。一度再生を止めて、頭をリセットしてから再度短い時間で試聴します。
4.「ボーカルやキックなど1つのパートの質感」「低域・高域の伸び方」「キックとベースのバランス」「オケとボーカルのバランス」「広がり方」「奥行き」「定位感」「音像の大きさ」など、いま自分が何を基準に試聴しているのかを明確に意識して試聴します。
5.スピーカーに対してのリスニング位置は前後・左右位置、高さをなるべく変えずに試聴します。
6.再生ボリュームは固定して試聴します。なぜなら人間の耳は音量レベルによって周波数特性が変化するため。ボリュームが変化すると正しい比較ができません。試聴音源(ソース)を変えたときに試聴音源そのものの音量に合わせてボリュームを変えるのは問題ありません。
この6つのポイントを意識すると、今まで掴めなかった音の違いに気がつくことができると思います。
スピーカーやヘッドホン、アウトボードなどの機材やケーブルの比較試聴でサウンド・キャラクターを見極めるために重要な6つの基本的なポイントを紹介します。これは楽器の出音の聴き比べや、プラグインやエフェクターのセッティング違いの比較にも応用できる項目です。
[サウンド・キャラクターを見極める6つのポイント]
1.まずは2種類の聴き比べ(AB比較)から
2.客観的に
3.試聴箇所を絞って
4.聴きどころのテーマを決めて
5.リスニング位置は変えずに
6.再生ボリュームを固定して
1.比較試聴の基本は「2種でのAB比較」です。3種以上で比較する場合は同時に3種を比較するのではなく、2種でのAB比較の印象が良かった方ともう1種をAB比較する2段階でおこなうことから始めましょう。
2.機材やケーブルなどの「キャラクター」「質感」を判断することが目的なので、かならず客観的に聴きます。ボーカルを楽しんだり、リズムに乗ったりする音楽鑑賞の要素は少なく、あるいはなくても良いです。(これがミキシングやマスタリングの場合には音楽的要素も加味した試聴、判断が必要です)
3.音質を記憶しやすいように試聴箇所のポイントを絞ります。4つ打ちのキック1章節分や最初のボーカルのワンフレーズなど。音は映像のように一時停止して固定することができないので、時間的に短く区切って試聴すると判断がしやすいです。判断に迷ってしまったときに長く聴くのはかえって逆効果です。一度再生を止めて、頭をリセットしてから再度短い時間で試聴します。
4.「ボーカルやキックなど1つのパートの質感」「低域・高域の伸び方」「キックとベースのバランス」「オケとボーカルのバランス」「広がり方」「奥行き」「定位感」「音像の大きさ」など、いま自分が何を基準に試聴しているのかを明確に意識して試聴します。
5.スピーカーに対してのリスニング位置は前後・左右位置、高さをなるべく変えずに試聴します。
6.再生ボリュームは固定して試聴します。なぜなら人間の耳は音量レベルによって周波数特性が変化するため。ボリュームが変化すると正しい比較ができません。試聴音源(ソース)を変えたときに試聴音源そのものの音量に合わせてボリュームを変えるのは問題ありません。
この6つのポイントを意識すると、今まで掴めなかった音の違いに気がつくことができると思います。
2017/03/07
MiMセミナー「ミキシングクオリティーを100%引き出すマスタリング」無料ガイダンス回開催
4月より、計6回の授業で実施するMiMセミナー「ミキシングクオリティーを100%引き出すマスタリング」の開催が決定しました。Basic / Advanced 2つのコースを設定し理解度に応じたコースを選択することができます。なかなか知る機会のないプロのマスタリングのノウハウを存分に学んでいただける機会です。
セミナー開始に先駆けて、3月24日(金)18時よりサイデラ・マスタリングにて無料ガイダンス(サイデラ・イブニング・セッション Vol.02)を開催します。このセミナーでどんなことを学べるのか?Basic/Advancedクラスのどちらが自分に適しているのか?などを、まずはこの日に見極めにお越しください。無料ガイダンス/有料セミナー本編、どちらもRock oNのホームページよりお申し込みください。
http://www.miroc.co.jp/event/mastering2017-01/
場所:サイデラ・マスタリング
要予約、ご予約フォームはこちら
世界の一流のマスタリング・エンジニアが手がけたサウンドを視聴して、その印象をディスカッションします。比較視聴するときの聴き方のポイントや、音の印象を言葉に変換するためのコツを解説します。
サイデラ・マスタリングのスタジオに来てもらい、スタジオの構造や音質に対するこだわりなど実際に使用しているマスタリングシステムについて解説にします。プロのマスタリングスタジオのモニター環境を体験することで、今後のリスニングに対する一つの基準を持ってもらいます。
モニタースピーカーはマスタリングにおいて最も重要な道具です。正しく調整されたモニターは少しの音の差も表現し、その小さな差が積み上がって作品の仕上がりを大きく高めます。スピーカーセッティングの基本から、インシュレーターの使用方法、身近なものでできるモニター環境改善策を解説します。
各エフェクターのパラメーターの意味を知り、動作の原理を解説します。そしてそれがサウンドにどう影響するのか?を知り、むやみにパラメーターをさわるのではなく、意図してコントロールするための知識を学んでもらいます。iZotope Ozoneにあらかじめ用意されたたくさんのプリセットを掘りさげて、理想のサウンドをつくりあげるスキルを身につけます。
リミッターの種類を使い分けてサウンドをコントロールするテクニックや、EQ/COMPを併用して個々の楽器を最良に仕上げるトータルの音作りや「潰しすぎない」リミッティングのノウハウの一部に触れます。
最終回は受講生さまの個別のご要望に沿ってメニューを作成するユニークなレッスンを実施。
マスタリングの実際の作業各工程を解説し、マスタリングの役割やマスタリング・エンジニアとして大切な視点を学んでもらいます。
サイデラ・マスタリングのスタジオに来てもらい、スタジオの構造や音質に対するこだわりなど実際に使用しているマスタリングシステムについて解説にします。プロのマスタリングスタジオのモニター環境を体験することで、今後のリスニングに対する一つの基準を持ってもらいます。
サイデラ・マスタリングのポリシーのひとつ、「色づけのないモニター環境」を構築するためのノウハウの一部を解説します。実際にモニタースピーカーを設置しながら、スピーカーセッティングの基本、インシュレーターの使用方法、リファレンス音源の選び方、使いこなしなどを解説します。
iZotope Ozoneを使用して、マスタリングにおける細かいEQ/COMP調整の方法を解説します。プロセスの前後を聴き比べながら、各楽器を狙って調整するために周波数帯域に対する理解を深めたり、コンプをかけていても楽器がのびのびと鳴るようにするためのテクニックを解説します。
EQ、COMP、リミッターのすべてを総合的に追い込んで、様々なジャンルの音楽に対応できるマスタリングテクニックを解説します。演奏の細いニュアンスの違いを積み重ねる過程を体験し、理想のサウンドを探求していきます。
※ Basic / Advancedコース同時受講の方は2回相当の時間を設定します。
最終回は受講生さまの個別のご要望に沿ってメニューを作成するユニークなレッスンを実施。
セミナー開始に先駆けて、3月24日(金)18時よりサイデラ・マスタリングにて無料ガイダンス(サイデラ・イブニング・セッション Vol.02)を開催します。このセミナーでどんなことを学べるのか?Basic/Advancedクラスのどちらが自分に適しているのか?などを、まずはこの日に見極めにお越しください。無料ガイダンス/有料セミナー本編、どちらもRock oNのホームページよりお申し込みください。
http://www.miroc.co.jp/event/mastering2017-01/
[無料ガイダンス](サイデラ・イブニング・セッション Vol.02)
日時:2017年3月24日(金)18:00-19:00場所:サイデラ・マスタリング
要予約、ご予約フォームはこちら
基礎編の[Basicコース](全6回 各回 90分程度 毎回Q&Aタイムあり)
Session1 世界のマスタリング・エンジニアのサウンドを聴く!
日時:2017.4.19(水) 14:00〜(90分程度)世界の一流のマスタリング・エンジニアが手がけたサウンドを視聴して、その印象をディスカッションします。比較視聴するときの聴き方のポイントや、音の印象を言葉に変換するためのコツを解説します。
Session2 サイデラ・マスタリングへ行こう!
日時:2017.5.10(水) 14:00〜(90分程度)サイデラ・マスタリングのスタジオに来てもらい、スタジオの構造や音質に対するこだわりなど実際に使用しているマスタリングシステムについて解説にします。プロのマスタリングスタジオのモニター環境を体験することで、今後のリスニングに対する一つの基準を持ってもらいます。
Session3 モニター環境の重要性
日時:2017.5.24(水) 14:00〜(90分程度)モニタースピーカーはマスタリングにおいて最も重要な道具です。正しく調整されたモニターは少しの音の差も表現し、その小さな差が積み上がって作品の仕上がりを大きく高めます。スピーカーセッティングの基本から、インシュレーターの使用方法、身近なものでできるモニター環境改善策を解説します。
Session4 EQ/COMP
日時:2017.6.7(水) 14:00〜(90分程度)各エフェクターのパラメーターの意味を知り、動作の原理を解説します。そしてそれがサウンドにどう影響するのか?を知り、むやみにパラメーターをさわるのではなく、意図してコントロールするための知識を学んでもらいます。iZotope Ozoneにあらかじめ用意されたたくさんのプリセットを掘りさげて、理想のサウンドをつくりあげるスキルを身につけます。
Session5 LIMITER/TOTAL SOUND MAKING
日時:2017.6.21(水) 14:00〜(90分程度)リミッターの種類を使い分けてサウンドをコントロールするテクニックや、EQ/COMPを併用して個々の楽器を最良に仕上げるトータルの音作りや「潰しすぎない」リミッティングのノウハウの一部に触れます。
Session6 パーソナル・レッスン
日時:講師 森崎と受講生様相談の上、1回20分程度を想定最終回は受講生さまの個別のご要望に沿ってメニューを作成するユニークなレッスンを実施。
応用編の[Advancedコース](全6回 各回 120分程度 毎回Q&Aタイムあり)
Session1 プロのマスタリング・エンジニアに求められるものとは
日時:2017.4.19(水) 16:00〜(120分程度)マスタリングの実際の作業各工程を解説し、マスタリングの役割やマスタリング・エンジニアとして大切な視点を学んでもらいます。
Session2 サイデラ・マスタリングへ行こう!
日時:2017.5.10(水) 16:00〜(120分程度)サイデラ・マスタリングのスタジオに来てもらい、スタジオの構造や音質に対するこだわりなど実際に使用しているマスタリングシステムについて解説にします。プロのマスタリングスタジオのモニター環境を体験することで、今後のリスニングに対する一つの基準を持ってもらいます。
Session3 モニター環境の重要性
日時:2017.5.24(水) 16:00〜(120分程度)サイデラ・マスタリングのポリシーのひとつ、「色づけのないモニター環境」を構築するためのノウハウの一部を解説します。実際にモニタースピーカーを設置しながら、スピーカーセッティングの基本、インシュレーターの使用方法、リファレンス音源の選び方、使いこなしなどを解説します。
Session4 EQ/COMP
日時:2017.6.7(水) 16:00〜(120分)iZotope Ozoneを使用して、マスタリングにおける細かいEQ/COMP調整の方法を解説します。プロセスの前後を聴き比べながら、各楽器を狙って調整するために周波数帯域に対する理解を深めたり、コンプをかけていても楽器がのびのびと鳴るようにするためのテクニックを解説します。
Session5 LIMITER/TOTAL SOUND MAKING
日時:2017.6.21(水) 16:00〜(120分程度)EQ、COMP、リミッターのすべてを総合的に追い込んで、様々なジャンルの音楽に対応できるマスタリングテクニックを解説します。演奏の細いニュアンスの違いを積み重ねる過程を体験し、理想のサウンドを探求していきます。
Session6パーソナル・レッスン
日時:森崎と受講生様相談の上、1回20分程度を想定※ Basic / Advancedコース同時受講の方は2回相当の時間を設定します。
最終回は受講生さまの個別のご要望に沿ってメニューを作成するユニークなレッスンを実施。
2013/11/01
私たちのインターン日記2013(その8)「秋のヘッドフォン祭レポート」
先週末に行われた「秋のヘッドフォン祭2013」に行ってきました。今回、初めて行くのでどんな感じなのかワクワクの遠足気分で参戦してきました。
まずパンフレット表紙にもなっているULTRASONEからレッツゴー。この日発表された「Edition 5」、さすがに人気で列になってました!一度にこれだけ試せる機会はないので一通り試聴しました。ある程度音量を上げると、なるほどと言うしかない高級感ある音になり納 得。
そして9階へ。オーディオ猛者的な風貌(?)の人達で溢れていて戦地に来たという感覚!自分も真空管好きなのでtriodeやVenetor Soundなどに目がいきがち(笑)ですが、カタログもらい片っ端から試聴しました。見た目も音も綺麗なやつ。武士のような面構えをしているのに繊細なやつ。いい機材に、いいヘッドフォン!最高ですね!インターネットで見たことがあったabyss ab-1266も発見!噂通りの解像度。もう少し機材とお話したかったですが時間もあるので、
「ここは音の宝石箱や~~」と心の声が出たところで9階フロアをあとにしました!
角田郁雄さんの部屋(共同通信協賛)に入ると他の部屋と雰囲気が違い、スピーカーが鎮座していたのでとりあえず着席。あとで調べると何種類かイベントがあったみたいですがその中でもネットワークプレイヤーという企画があり普段聞かない言葉でしたが、こちらも今後ユーザーが増えるのかなとか思いつつ会場を出ました。
ハイレゾという言葉は雑誌でもよく見たり、サイデラ・マスタリングでも日頃耳にしていましたがこんなに多くのメーカーから出ているとは思いませんでした(これは勉強不足)。ほぼ全メー カーが24ビット/192kHzまたは24ビット/96kHzが標準になっていて対応機種がたくさんありました。DSDも5.6MHzまで対応の機種がたくさん出てきた様子。コンパクトなモデルではKingRexのUD384は32ビット/384KHz。またμSharのμDAC311も24ビット/96kHzと高音質に対応していました。いい音を求めるユーザー、いい音を提供しようとする企業の魂を感じずにはいられませんね!!ハイレゾ時代を肌で感じました。いつ聴くの??今でしょ!!
ヘッドフォン祭、次回は春でしょうか?行くしかないっしょ!!とか言いつつDAコンバーター、ヘッドフォンアンプばっかでヘッドフォンはゼンハイザー以外ほとんど試聴してないことに気づきました…(-_-;)
下に機材まとめて みました。
Audio Design / DCP-210 (http://www.audiodesign.co.jp/DCP210.htm)
Audio Design / DCPW-200 (http://www.audiodesign.co.jp/DCPW200.html)
Audio Design / DCHP-100 (http://www.audiodesign.co.jp/DCHP.htm)
Aurorasound / PREDA (http://www.aurorasound.jp/preda.html)
EXIMUS / DS1 (http://www.timelord.co.jp/brand/products/april-music/eximus/dp1)
FOSTEX / HP-A8 (http://www.fostex.jp/products/HP-A8)
Hook Up, Inc. / DAC2 HGC (http://hookup.co.jp/products/benchmark/DAC2HGC.html)
KingRex / UD384 (http://www.fujiya-avic.jp/products/detail11157.html)
LUXMAN / DA100 (http://www.luxman.co.jp/product/da-100)
LUXMAN / DA200 (http://www.luxman.co.jp/product/da-200)
LUXMAN / DA-06 (http://www.luxman.co.jp/product/da-06)
Linkman / LV-10 (http://www.linkman.jp/audio/design3.html)
McAUDI / M-81 (http://www.mcaudi.co.jp/product/m81/m81.html)
McAUDI / MD770 (http://www.mcaudi.co.jp/product/md770/md770.html)
McAUDI / MD780 (http://www.mcaudi.co.jp/product/md780/md780.html)
McAUDI / MD3300 (http://www.mcaudi.co.jp/product/md3300/md3300.html)
Mark Levinson /Reference PreamplifierNo52 (http://www.harman-japan.co.jp/marklev/preamp/)
north star design / Impulso (http://www.pc-audio-fan.com/regular/lets-enjoy-audio/20130803_47200)
NU FORCE / HAP-100 (http://www.nuforce.jp/desktop/products/hap100.html)
NU FORCE / UDH-100 (http://www.nuforce.jp/desktop/products/udh100.html)
nmode / X-DU1 (http://www.fujiya-avic.jp/products/detail19543.html)
nmode / X-HA10 (http://www.fujiya-avic.jp/products/detail13908.html)
nmode / XDP1-HF (http://global.rakuten.com/en/store/jism/item/4571399476661-35-1598-n)
OjiSpecial / BDI-DC44A (http://www.ojispecial.jp/products/BDI-DC_A_SP.html)
Olasonic / NANO-UA1 (http://www.olasonic.jp/nanocompo/nanoua1.html)
ortofon / MHd-Q7 (http://www.ortofon.jp/product/h_amp/index.html)
Phase Tech / EPA-007 (http://www.phase-tech.com/digital/productspage_EPA-007.html)
ROTEL / RDD-06 (http://www.rotel.co.jp/item_list1.html)
ROTEL / RDA-06 (http://www.rotel.co.jp/item_list1.html)
RATOC Audio Lab / REX-K24192DSDU (http://www.ratocaudiolab.com/product/kit/rex_k24192dsdu/)
RATOC Audio Lab / REX-K1792DA1 (http://www.ratocaudiolab.com/product/kit/rex_k1792da1/)
SENNHEISER / HDVD800 (http://www.sennheiser.co.jp/sen.user.Item/id/959.html)
SENNHEISER / HDVD600 (http://en-de.sennheiser.com/headphone-audio-amplification-hdva-600-acoustic)
TEAC / UD-501 (http://www.teac.jp/product/ud-501/)
Venetor Sound / DiG (http://venetor-sound.com/main/products/mctl.html)
μ Shar / μDAC311 (http://www.porcaro-line.co.jp/microshar/)
音松 / BDR-HPA02 (http://jaben.net/jp/shopping/Balance-Ready-Beyerdynamic-Otomatsu-Balance-Amp-CEntrance-DACport.html)
2013/10/29
モニター音量の設定
ミキシングやマスタリング作業中のモニター音量レベル(ボリューム)は固定していますか?
1.ミックス音源の音量レベルの確認
2.曲ごとの音量レベルの確認
3.ジャンルにふさわしい音量レベルの確認
これらはボリュームを変えると分からなくなるので、基準となるもの(デジタルボリュームであれば数値、アナログボリュームならつまみの位置)を決めておくことをおすすめします。
1.モニター音量レベルは、マスタリング済みの状態で心地よく聴けるレベル(スピーカーのSPLは85dB~90dBぐらいで)に設定します。
ミックスしたエンジニアが異なるとミックスマスターの音量レベルも異なります。持ち込まれた音源を再生した時に製品CD並みにレベルが入っている、3dBぐらい小さめ、などの違いがいつもの基準があれば瞬時に判断することができます。
2.マスタリング済み音源とこれからマスタリングする音源の音量レベルの比較や、流れで聴いた時の前後曲の聴こえ方を確認します。2枚組以上の作品ではディスクごとの音量レベルが揃っているかも確認します。
3.例えばダイナミックレンジの広いオーケストラをJ-POPのように音圧を入れて仕上げることはありません。ジャンルにふさわしい音量レベルで仕上がっているか確認をします。
モニター音量は意外と小さく聴こえるかもしれないですが、アルバムを通して聴いた時に耳が疲れないように心がけています。小さな音量レベルでも分かりやすいモニター環境を整えることは大切です。これは自分だけでなく立ち会いマスタリングの時、皆さんの耳を保護する意味でもとても大切なことだと思っています。
2013/10/18
リファレンスCD(その2)「10のチェック項目」
リファレンスCDの使いこなしについて。
モニタースピーカーやルームアコースティックの調整、機材やケーブルの音質の特徴を確認するのにポイントは何だと思いますか?
それは「音楽を聴く」のではなくあくまで「音質チェック」することです。「どういう要素」が影響して、音楽の表情が変わったかのかを把握するために、ピンポイントでなるべく短いワンフレーズや決められた3秒とか10秒という短時間だけに注意をして最低でも以下の項目をチェックしましょう。
1.バランス(低域、中域、高域のバランス)
2.音の厚み(密度)
3.サウンドキャラクター(硬い、柔らかい、低域寄り、高域寄り、軽い、重いなど)
4.奥行き、広がり、空気感
5.響き(リリースタイム、音符の長さ)
6.歌とオケのバランス
7.音の解像度(フォーカス、歌や楽器の輪郭)
8.音の立ち上がり(スピード感、切れ)
9.音像の大きさ
10.楽器の定位
僕のリファレンスCD「Destinys Child/Say My Name」の聴き方ポイントは、
・イントロのコーラスで左右のバランスと声の質感。ギターが右側から聴こえるか(LRの確認)。ボーカルの声はピークが無く、柔らかく透明感が有るか、左右が同じに、同じレベルで聴こえるのか。
・Aメロではキック、スネア、ボーカルがビシッとセンターで鳴っているか。キックの質感とリリースの長さ。柔らかくて輪郭が有り、リリースタイムがスネアの音にかぶらなければOK。
・Bメロではスクラッチとスネアのリズムがタイトに聴こえるか。
・サビではスネアのビートに合わせて入ってくる金物がくっきり聴こえるか、スネアと一体に聴こえるのか。
・最後にDメロの入りに入っているキックの重低音。ここは一瞬ですがチェックポイントです。
パートごとにチェックポイントを設けて聴きます。曲を通して聴くのではなく、歌詞の一部やキックの1音など部分ごとに意識を集中させて聴きます。
ケーブルや機材のチェックでは曲頭から再生してそれぞれ同じ箇所を聴くようにします。慣れてくればワンフレーズ聴いただけでサウンドの違いを判断できるようになります。そのためにはリファレンスCDを繰り返し聴いて音の基準を身につけましょう。基準ができれば音を聴いた時にいつもと何が違うのかを瞬時に確実に判断することができます。
2013/10/11
リファレンスCD(その1)「音源の選び方」
初めてのスタジオで作業する時や新しい機材やケーブルのチェックをする時、なにを基準にしますか?自分で聴き込んだリファレンスCDは必須です。初めての部屋で、どのような特徴があるのか?低域が多い、歌が小さく聴こえる、パンチが有るなど、自分がいつも聴く環境や機材と比較して、なにがどう違って聞こえるか?その癖やキャラクターをしっかり理解しておかないと自分がイメージしている音作りは不可能です。モニターが一番重要です。
本日はそのCDの選び方について。まずはどのような音源を選ぶべきか?
1.自分が聴き込んである
2.好きなアーティストの作品
3.楽器の定位(特にボーカル、キック、スネア、ベースなどのセンターの定位)がわかり易い
4.低域のレンジが分かり易い
5.音数が少なく楽器の音色が分かり易い
6.歌とオケ(ソロ楽器とオケ)のバランスが分かり易い
7.レンジが広い
など、いくつか条件がありますが同じ曲を何度も繰り返し聴くので好きなアーティスト、サウンドの作品を選んで下さい。
僕のリファレンスCDは
「Gloria Estefan/Destiny」(Mastered by Bob Ludwig)
「Destinys Child/Say My Name」(Mastered by Tom Coyne)
です。オノのリファレンスCDはスタジオ改装のブログで何度も登場していますが
「LEE RITENOUR/Wes Bound」
「Bar del Mattatoio / Seigen Ono」(Mastered by Greg Calbi)
「Montreux 93/94 / Seigen Ono Ensamble」(Mastered by Ted Jensen)
「Eris / Sadao Watanabe」(Mastered by Bob Ludwig)
などです。どの作品もレンジが広くローエンドの確認には最適です。リファレンスCDは「キックとベースのバランス」「歌とオケのバランス」など狙ったポイントが分かりやすい作品を2、3作ピックアップした方が1つの作品でチェックするよりも違いが分かりやすいです。また最初から自分がマスタリングを担当した音源は使いません。部屋の特徴を熟知している環境でマスタリングした音源はそこのモニターシステムでは再生しやすい音に仕上げているからです。
これらを参考にぜひお気に入りのリファレンスCDを見つけてみて下さい!次回は「リファレンスCDの使いこなし」についてお話しします。
2013/10/08
第四次スタジオ改装完了(その2)「スタジオ改装その後」
「SHIZUKA Stillness Panel」をインストールして1週間。製品の測定値どおりの傾向(グラフのように低域にまで吸音)を耳でも確認しながら、モニター環境の微調整を行いました。
今回の微調整のポイントは、低域のさらなる正確なモニタリングです。
1.低域のレンジを40Hz前後まで、音程が聞きとれるよう伸ばす
2.100Hz付近にほんの少しでたピークの改善
リファレンスCDは「LEE RITENOUR/Wes Bound 」使用しています。(今週来日中のリー・リトナーとハーヴィー・メンソンのサイン入りです!)
<ワークフロー>
(1) L-ch、Center-ch、R-chのスピーカーのスペースに置いてあるコンクリートブロックを除ける。床材のバーチ合板をぴったりはまるようにサイズを合わせてカットし並べなおす。まず、現状でどう変化したかその傾向を確認。
→ローエンドの透明感、奥行き感は増したがボリューム感がやや不足。
(2) そこで一度除けたコンクリートブロックを戻す。反射を抑えるためにコンクリートのフロント面にはコルクシート、サイド面にはソネックス(吸音材)が貼りつけてある。前後、左右、少しずつ角度や置き位置を変えながら試聴。角度は付けず壁から20cm、センタースピーカーから15cmのポイントが一番バランスが良かった。
(3) スピーカー周りの次は、スタジオ右奥のピアノの側面反射の対策。左右の低域の広がりと質感を均等にするため、ピアノ側面に「SHIZUKA Stillness Panel」(1m x 1m)を立てかけてみる。リスニングポイントで確認するとR側の低域がクリアに聴こえる。つまりパネルがやや吸音しすぎだったためバーチ合板を2枚をパネル面に立てかけて(中高域の吸音面積をその分だけ減らし)低域を拡散。「SHIZUKA Stillness Panel」の角度調整とバーチ合板の置き位置をさらに追い込んで調整して左右の低域のバランスを整える。
(4) 最後にPMC MB1のウーハーのネジ締めの微調整。(1)〜(3)により低域の量感が戻ったので、立ち上がりを早くするためタングステンワッシャーを4本に戻す。2本はスピーカとしては、ナチュラルですが低域の音程により若干のピークが生じたため。締め付けトルクは全部のネジを一度緩めて、試聴しながら少しずつ締め付けていく。
微調整び最終仕上げは、オノと一緒に行います。事前に判っているデータ、理論や測定と合わせて、エンジニアが2人以上で客観的にモニター環境を整えます。サイデラ・マスタリングでオノがポリシーとしてうるさく言うことは、トランスペアレンツに仕上げるだけではなく、「(そのスタジオの)エンジニアだけが判るモニターではなく、初めて来るクライアントでもミュージシャンでも、ここで聴いてもらえば0.5dBの違いも手にとるように判るモニター環境」に仕上げることです。「5弦ベースの一番低い弦の音程もぜんぶとれるように再生」できます。
音は、どんな小さなパーツひとつを交換しても変化します。マスタリング・スタジオのモニター環境というのはいわゆるオーディオとして楽しみ(個人の趣味趣向)に合わせてつくるのではなく、「サウンドをチェックする、仕上げを作り込む」ためのスピーカーなので極力色付けのないサウンドにすることが大切です。試行錯誤と経験の積み重ねですが秘密にはしていません。どんなパーツがどのような対策に役立つかなど、知りたいことがあれば送ってください。できればスタジオで皆さんの作ったサウンドをマスタリングしながらお話したいですね。
2013/10/01
第四次スタジオ改装完了(その1)「SHIZUKA Stillness Panel」
第四次スタジオ改装完了。メインのPMC MB1スピーカーの背面とクライアントカウチの後ろ全面の吸音材を「SHIZUKA Stillness Panel」にアップグレードしました。
http://www.hitori-shizuka.jp/製品紹介/音響空間向け-shizuka-stillness-panel/
第一印象は、
1.空間が広がった。実際のこのスタジオよりはるかに広い空間のように聞こえる
2.低域の透明感が増した。低域の音程がより正確に聞きわけられる
3.ノイズや歪みも聴き分けやすい
4.初期反射のくせが無い、余韻がきれい。定在波の影響がまったくない
5.声や楽器の質感が分かりやすい
6.音のフォーカスがよりしっかりした
改装前の音も知っているあるクライアントからは、「話し声、言葉の消え際が違う!すっと消える感じ好きです」という感想を伺いました。
音の消え際に(本来そのマスターにはない)、モニター環境による余計な響きが付加されないので出音をより正確に聴き取れるようになりました。(スピーカーなのにヘッドホンに近づく感じです。)しかしサイデラ・マスタリングのリファレンスCDのひとつ「LEE RITENOUR/Wes Bound 」を再生してみると、若干、低域の量感が足らなく感じました。それは「SHIZUKA Stillness Panel」が、低域を吸い過ぎているからではなく、サイデラ・マスタリングのPMC MB1は、特に低域の立ち上がりと振動制御/改善の為に、これまでは以下の4つの対策を施してあったからです。
1.コンクリートブロックと砂を充填した重量級のスタンドを使用
2.天板に鉛板を設置
3.ウーハーの取り付けネジのワッシャーをタングステンワッシャーに交換
4.インターロッキングによる、振動制御及び音の拡散
これまでの音が気に入っていたので、オノと協議の結果、上記4点のうち、まず3のタングステンワッシャーの使用を4つから2つに戻しました。タングステンワッシャーはスピーカーの余計な振動がボディに伝わるのを抑えられ、輪郭がはっきりします。立ち上がりのスピード感のある音になりますが、抑えこみすぎると低域エネルギーの不足した痩せた音になってしまいます。ワッシャーを2本戻すことでPMCのスピーカー本来の音に戻します。低域の響きを戻し、中域、高域の繋がりが良くなりました。全てのネジの締め具合も調整します。完璧なつながり、いい感じで鳴っています!低音域の音決め、ボーカルのニュアンス、音のキャラクターをよりシビアに追い込める、精密この上ないモニターに仕上がりました。
立ち会いマスタリングで、このモニター環境を確認してください。どなたにでも、ちょっとした微妙な違いまでが判ります!
2013/09/19
私たちのインターン日記2013(その3)「初めての機材聴き比べ」
インターンシップのルーティン・ワークに「DATのデジタルアーカイビング」があります。S/PDIF接続して、DATデッキのTASCAM DA-45HRで再生してKORG MR-2000SにWAVデータとしてデジタルコピーしていきます。テープメディアを正しく再生して、正しいフォーマットで録る。デジタル録音の基礎に触れています。そうしたらね、気づいたんですよ。この2台のヘッドホンアウト、音質が全然ちゃう。なのでインターン3人それぞれが2台の音質の違いをレビューしました。音の印象を文字にするなんて、初めてかも。
使用機材:
KORG MR-2000S(HDDレコーダー)
http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-2000S/
TASCAM DA-45HR(DATデッキ)
http://tascam.com/product/da-45hr/overview/
SONY MDR-CD900(ヘッドホン)
http://www.smci.jp/headphones/cd900st/index.html
まずKORG MR-2000Sを聴いてからの感想。
++
インターンA:
MR-2000Sは優等生の演説のように正確で的確な返答をし、欲しい情報を全て返答してくる感じな印象です。耳には優しいが、奇麗すぎて演説のジャンルによっては少し物足りなく感じる時も。空間の隅々まで聴こえ耳に痛くない繊細な音。
インターンB:
明るい音になると感じます。音質は高域が強く、正直耳につきます。分解能もDA-45に比べると粗いという印象を受けました。また、一つの音が目立ってしまい他の音をつぶしている感覚があります。
インターンC:
DA-45HRよりも高周波数の音が含まれているという印象を受けた。例えば、金管楽器の音が、より明るく聴こえた。また、生音に近いリズムギターの音や指を鳴らす音も、よりスコーンと前に出てくる印象を受けた。他の特徴として、リバーブ(空気感?)も含み、そのリバーブ効果故か、音全体が若干浮いた感じに聴こえた。
++
おー、機器を人に例えているのはおもろいやん!人それぞれに個性があるように、機器にもそれぞれに個性が出るというのを暗示している気がするなー。そしてBCの二人は、高域に反応してる!個人により着目点が微妙に変わってきますね。
さあ続いて、TASCAM DA-45HRを聴いた感想はいかに??
++
インターンA:
こちらは優等生のMR-2000Sとは違い、癖のある答えを返してくる。変人学者といったところでしょうか。欲しい情報は入っているが多少パンチのある返答をしてくるので耳も多少疲れる。繊細さは欠けるがパンチがある音。
インターンB:
音の分解能が高くどの音も忠実に再現できていると感じます。さらに音像が見え空間の広がりを感じる事ができ、一つ一つの楽器がしっかりと聴こえました。
インターンC:
全体の音がより締まっているように聴こえた。元々の音源に対する脚色があまりなく、音が自然に聴こえるという印象だった。金管の音も固めだと感じた。別の特徴として、ボリュームのつまみを同じ具合に回しても、音量の変化がDA-45HRの方が著しい。
++
むむ!?ABの二人の感覚に大きな差があるけど。Aはパンチがあるという見解やけど、Bはどの音も忠実に再現できていると表現しとる。逆に、BCはどちらも、忠実に再現している(脚色があまりない)という風に評価しとるやん。ちなみにAは他の2人よりもオーディオの経験が長いんやけど、それも関係しとるんかな…。
こんなに着目点も感覚も違う3人がもし全員エンジニアになったとしたら、それぞれ3人の音の解釈を持ち寄って、音を扱っていくんやろうな、お客さんに応えていくんやろうなと思うとなんか不思議な気持ちになった。エンジニアってだいたい皆同じ感性を持っとるもんやと思っとったから。機器間の音の表現の違いも理解し、あと個人での感覚で音の解釈の違いもすごく変わっていく事実を頭において、これからも学んでいきたいな!
2013/09/03
音像とは(その2)「音像の大きさと音量の大きさは違う」
本日は「音像の大きさ」と「音量の大きさ」の違いについて。
「音像の大きさ」とは=スピーカーやヘッドフォンから聴こえる歌や楽器の輪郭の大きさ
「音量の大きさ」とは=耳で聴いた時の音量そのものの大きさ
です。この二つはそれぞれが関係性を持ちながらも同じではありません。大切なのは「音量の大きな作品に仕上げたいと思ったら音像を大きく仕上げること」です。
試しにミックスマスターにマキシマイザーを使用して音量をぐっと上げてみましょう。音量は上がりますが音像の大きさはどうでしょう?音像の大きさは変わらず、アタック(音の芯)が潰れて詰まって聴こえます。今度は音像を大きくするEQ処理を施すと、(このテクニックについてはまた今度!)音像だけでなく聴感上の音量感も大きくなります。輪郭が大きな音は聴感上の音量も大きく聴こえるのです。
次回は音像の大きなサウンドを作るには実際にどうするのか?です。
2013/08/30
音像とは(その1)「同じ楽器でも異なる音像の表現」
スピーカーやヘッドフォンで音楽を聴いている時、歌っているボーカルや演奏している楽器の像が目の前にあるいは脳内に浮かんでくると思います。そのイメージを「音像(Sound Image)」といい、この音像は大きさ、位置(=音像定位)などで表現されます。
ピアノの例でいうと、コンサートホールでのクラシックのピアノソロにおいてステージから離れたホール中央の席で聴くサウンドは、音像は小さいが響きが豊かで奥行きと広がりがある音、と言えます。対してジャズのピアノトリオにおいてライブハウスの最前列で演奏を聴くサウンドは、音像が大きくエネルギッシュでリアリティーのある音、などと言えるでしょう。マスタリングにおいても音像の大きさは仕上がりの印象を大きく左右する重要な要素です。実際に「音像を大きくしてほしい」と求められることも多くあります。では音量を大きく入れれば音像が大きくなるのか?と言うとそうとは限りません。
次回は音像の大きさと音量の大きさの違いについてです。
2013/08/26
ECLIPSE TDスピーカーでグラミー賞受賞作品”Patricia Barber/Modern Cool”を聴く!@AES日本支部60周年記念イベント
712 ほんまにモダンで クールやで!Mushです!
8月24日土曜日に、AES日本支部主催の「AES日本支部60周年記念イベント」に行ってきました。
<Patricia Barber/Modern Cool>
予想以上に作りこんだ音場で、サラウンドのリアチャンネルも積極的に使用されたミックスでした。大きくてかっちりした(試聴した教室の吸音がきつめで、低音が随分吸われていたため相対的にタイトな印象だったのもあると思いますが)、げんこつのような現代的な音像。フロントとリアがあまり干渉しないES(エリオット・シャイナー)型ミックス(←勝手に命名しました)に近い。ダイナミックスを維持しながらボーカル/ギター/リズムを大きな音像で聴かせられるのはステレオにはない表現の一つです。
<ECLIPSE TD712ZMK2 + ECLIPSE TD725SW>
とかく周波数領域で語られがちなスピーカーを、時間領域(発音タイミング/リズム/音の立ち上がり/立ち下がり)の観点から考えて作られたのがこのスピーカーです。TD712ZMK2でのサラウンドは空間定位の表現が素晴らしい。音が「そことそこのスピーカー」に居るのではなく「その空間」から放たれる印象。サラウンド作品の再生ではより真価を発揮するスピーカーだと思いました。ガットギターの再生ではまずナイロン弦の音がするのは当たり前で、かつ弦の太さは?弾いた爪の材質は?弦に当たった角度は?などいろいろな情報が飛び込んできました。この辺りは音の立ち上がり/立ち下がりの表現が影響しているのだと思います。1時間強ほど大音量で試聴したセミナーでしたが、セミナー終了後も耳が聞き疲れしていなかったのも印象的でした。
Jim Anderson氏のECLIPSE関連情報
http://www.userlist-eclipse-td.com/endorser/anderson/index.html
ECLIPSE TD712ZMK2
ECLIPSE TD725SW
8月24日土曜日に、AES日本支部主催の「AES日本支部60周年記念イベント」に行ってきました。
AES (Audio Engineering Society Inc.) は、米国ニューヨークに本部を置き、日本をはじめ世界各地に支部を有するオーディオ技術者、研究者など専門家の団体で、オーディオに関する唯一の国際組織です。さてこのイベントでは各種プロダクトセミナーが行われましたが、今日はECLIPSE(Fujitsu Ten)による「今年のグラミー賞受賞作品をECLIPSE TDスピーカーで聴こう」にクローズアップ。ミスターIR(インパルス応答)の小脇さんによるスピーカーのコンセプト・開発秘話も交えながら、今年のグラミー賞「Best Surround Sound Album」に選ばれたJim Anderson氏他による”Patricia Barber/Modern Cool”(Blu-ray 96kHz/24bitの5.1ch)を、ECLIPSE TDのフラグシップスピーカー・サブウーファーの組み合わせで試聴し、その作品のクオリティーに迫りました。音の朝活「サイデラ・モーニングセッション」でもこのグラミー賞受賞作品試聴会を度々行ってきましたが、実は”Modern Cool”はぼくにとってこの日が初聴でした。
AESは、オーディオ工学やその関連分野における科学発展に寄与することを目的として、1947年に設立され、50年以上の歴史を持ちます。現在、世界に約20,000名のオーディオ技術者や研究者などが会員として登録されています。(AES日本支部ホームページより)
<Patricia Barber/Modern Cool>
予想以上に作りこんだ音場で、サラウンドのリアチャンネルも積極的に使用されたミックスでした。大きくてかっちりした(試聴した教室の吸音がきつめで、低音が随分吸われていたため相対的にタイトな印象だったのもあると思いますが)、げんこつのような現代的な音像。フロントとリアがあまり干渉しないES(エリオット・シャイナー)型ミックス(←勝手に命名しました)に近い。ダイナミックスを維持しながらボーカル/ギター/リズムを大きな音像で聴かせられるのはステレオにはない表現の一つです。
<ECLIPSE TD712ZMK2 + ECLIPSE TD725SW>
とかく周波数領域で語られがちなスピーカーを、時間領域(発音タイミング/リズム/音の立ち上がり/立ち下がり)の観点から考えて作られたのがこのスピーカーです。TD712ZMK2でのサラウンドは空間定位の表現が素晴らしい。音が「そことそこのスピーカー」に居るのではなく「その空間」から放たれる印象。サラウンド作品の再生ではより真価を発揮するスピーカーだと思いました。ガットギターの再生ではまずナイロン弦の音がするのは当たり前で、かつ弦の太さは?弾いた爪の材質は?弦に当たった角度は?などいろいろな情報が飛び込んできました。この辺りは音の立ち上がり/立ち下がりの表現が影響しているのだと思います。1時間強ほど大音量で試聴したセミナーでしたが、セミナー終了後も耳が聞き疲れしていなかったのも印象的でした。
Jim Anderson氏のECLIPSE関連情報
http://www.userlist-eclipse-td.com/endorser/anderson/index.html
ECLIPSE TD712ZMK2
ECLIPSE TD725SW
2013/08/20
スタジオの便利グッズ(その1)「コルクシート」
スタジオの便利グッズ「コルクシート」について。サイデラ・マスタリングでスタジオ内を見回すと、結構いたる所でコルクシートが使われているのを見ていただけます。軽くて弾力と凹凸があり、簡単に自由な形状にカッターで切ったり、両面テープで貼ることができる優れものです。
使い方は大きくこの4通り。文章では違いが判りにくいかもしれませんが、立ち会いセッションにいらしてくれれば、これらの違いは耳で確かめていただけます!
1.スペーサー
2.振動対策
3.インシュレーターの調音
4.反射防止
1.サイデラ・マスタリングのコンクリート壁に敷き詰めた吸音材を固定するために多く使用しています。いつでも取り外してルームチューニングができるように3mm厚のコルクシートを数枚重ねスペーサーにしてギュッと押し込んであります。
2.ラージモニターのPMC MB1スピーカーの天板を鉛板で振動制御しています。スピーカー自体の素材や鉛の重さによりますが、3mm厚のゴムシートと4mm厚のコルクシートをブチルゴムテープで張合わせたシートを置いています。鉛をそのまま置くよりも、スピーカーの天板に均等にしっかりと鉛の重量をあてるためです。ゴムシートを上にするか、コルクシートを上にするかで音質は変わります。重くすればいいというわけではありません。
3.円柱形の真鍮の表裏にコルクシートを両面テープで貼って、インシュレーターとして使用します。真鍮をそのままインシュレーターとして使用すると発生する高域のピークを抑えるためです。
4.オーディオラック兼ベンチのコンクリートのフロント面に貼っています。コルクシートの凹凸と穴が音をやや吸音/拡散させる性質があり、コンクリート特有のカーンと残る響きを抑えます。
その他、外付けHDDの振動を抑えたり、そのまま5cm角ぐらいの大きさに切ってオーディオボードのインシュレーターとして使ったりアイディア次第でいろいろ使えるグッズです。安価でだれにでも簡単に工作できます。ご自宅でミキシングなどをしている方、「正確な音で」モニターしたいと感じてる方は、かなり手間はかかりますが試行錯誤してみてください。
2013/07/31
ヘッドホン聴取時代の音作り・部屋作り
スピーカーと、ヘッドホン/イヤホンとの大きな違いは、耳への音の届き方にあります。スピーカーは何らかの空間(一般的には部屋)に設置されますので、耳までの距離は少なくとも数十センチから数メートル、壁や天井、床の反射音も同時に聞くことになります。ヘッドホン/イヤホンは耳に装着しますから鼓膜までの距離はゼロに近く、ゆえに空間の影響も皆無と考えて差し支えありません。
つまり、(当たり前ですが)スピーカーで聞く音とヘッドホン/イヤホンで聞く音とは、かなり異なるわけです。同じ音を聞いた時、部屋の響きが加わるスピーカーの方が、響きの豊かな音になると想像できます。もし、このスピーカーの音が心地よい場合、ヘッドホン/イヤホンで聞く音は(スピーカー聴取と比べると)ドライになるでしょうから、響きが貧弱な印象を受けるかも知れません。
では、ヘッドホン聴取時代における音作りは、どのようにあったらいいのでしょうか。
……漠然と考えていることは、次の2つです。
【音作り】スピーカー聴取より音がドライな(響きがない)傾向になるので、ライブ録音の段階で響きをより豊かに捉えておく。
【部屋作り】ヘッドホン聴取向けの音をスピーカーで聞く場合は部屋(壁や天井、床など)の反射を抑え、ヘッドホン聴取の音に近づけるため、適切な吸音処理を施す。
※ ライブレコーディング時、楽屋を録音室として使用する場合は念入りに吸音します。楽屋は鏡や床からの反射が多く響いて聞こえる分、相対的に録る音の響きを抑えてしまうからです。時間がなく十分に吸音できない場合には、経験値とヘッドホンに頼ります。
![]() |
| 音響パネル「SHIZUKA Stillnes Panel」 |
2013/07/26
エンジニアのスモールモニターの使いこなし
僕は音響ハウスのアシスタントからキャリアをスタートしたのでレコーディング・スタジオとマスタリング・スタジオの二つの異なるモニター環境を体験してきました。
レコーディング・スタジオでは毎日、あるいは当時は数週間ごとにセッションが入れ替わりました。ラージモニターは固定ですが常設のスモールモニター(当時はYAMAHA NS-10M)はエンジニアごとにスピーカーの間隔、縦置き横置き、左右を入れ替えたりなど、色々な方法でセッティングされていました。(僕が在籍していた1990年代中頃はパワードモニターを持ち込むエンジニアも徐々に増えてきた頃でもあります。)沢山のエンジニアからスタジオにある道具や小物を使ってNS-10Mの調整方法を教わりました。
1.天井からの乱反射を防ぐために消しゴムを使ってスピーカーの後ろ側を浮かせて角度をつける
2.スピーカーの高さを稼ぐためにスピーカースタンドとスピーカーの間にドラフティングテープのリールを置く
3.スピーカーの後ろの壁の反射を防ぐためにブームスタンドをT字にして毛布を吊るす
4.積み上げたエフェクターラックからの反射を防ぐためにエアキャップ(プチプチ)をスピーカーの側面に貼る
5.スピーカーの底板の振動を抑えるためにスピーカースタンドとスピーカーの間に厚めの雑誌を置く
6.高域を抑えるためにツイーターにティッシュを貼る
どれも個性的な方法ですが、共通するのはエンジニアはモニターシステムの癖を理解しイメージ通りのサウンドに仕上げるために出音を微調整をしていたこと。さらにセッションの前には必ずリファレンスCDを再生してサウンドの確認をしていたことです。分かりやすいモニター環境は正確にストレスなく音決めができます。
サイデラ・マスタリングでは「誰にでも分かりやすい」「色づけのない」モニター環境を常に目指しています。ぜひ一度体験しに来てください。
2013/06/11
次世代のエンジニアのために
今年もマスタリングの講義をしに母校の音響芸術専門学校に行ってきました。2日間の授業では、
1.マスタリング前後の試聴と音の違いの表現方法
2.スピーカーセッティングの基礎
をテーマに授業を行ないました。
前半は実際にマスタリング前後の音を比較試聴して、学生さん自身の言葉で違いを表現してもらいました。皆さん違いは分かっていても「自分が感じたことをどのように相手に伝えるのか」最初は言葉選びに苦労していました。そこで「この曲ではアーティストさんから声の輪郭とキックのアタックを出して欲しい!とリクエストが有りました。現場ではそういう言葉を使ってコミュニケーションをするんですよ。」と伝えたところ、「広がりが有ります」「ボーカルが大きく聴こえます」「周波数的に高域が上がって聴こえるような」「立体的に聴こえます」…と色々な言葉が出てきました。
後半は教室のスピーカーを動かしながら音の違いを体感してもらいました。スピーカーの間隔、スピーカーと壁からの距離、スピーカーとリスナーの距離を測りながら出来る限り正確にセッティングしました。「本当にスピーカーの位置で音が変わるの?」大半の学生さんは半信半疑でしたがいざ音を聴かせてみると「同じスピーカーでもこんなに音が変わるんですね」「初めてこの教室でこんなに良い音を聴くことが出来ました」と目を輝かせて喜んでくれました。
僕たちが学生の頃は音楽を聴くにはオーディオシステムが一般的でスピーカーの調整などは仲間と協力しながら自分達で勉強しました。しかしiPodで音楽を楽しむ事が主流となった今の時代においては学生の時に「音で感動する体験」をしてもらい「将来そういう作品を自分も作ってみたい」と思ってもらえるようなきっかけを与えることが若手を育てるために僕達エンジニアが出来る事だと思いました。
1.マスタリング前後の試聴と音の違いの表現方法
2.スピーカーセッティングの基礎
をテーマに授業を行ないました。
前半は実際にマスタリング前後の音を比較試聴して、学生さん自身の言葉で違いを表現してもらいました。皆さん違いは分かっていても「自分が感じたことをどのように相手に伝えるのか」最初は言葉選びに苦労していました。そこで「この曲ではアーティストさんから声の輪郭とキックのアタックを出して欲しい!とリクエストが有りました。現場ではそういう言葉を使ってコミュニケーションをするんですよ。」と伝えたところ、「広がりが有ります」「ボーカルが大きく聴こえます」「周波数的に高域が上がって聴こえるような」「立体的に聴こえます」…と色々な言葉が出てきました。
後半は教室のスピーカーを動かしながら音の違いを体感してもらいました。スピーカーの間隔、スピーカーと壁からの距離、スピーカーとリスナーの距離を測りながら出来る限り正確にセッティングしました。「本当にスピーカーの位置で音が変わるの?」大半の学生さんは半信半疑でしたがいざ音を聴かせてみると「同じスピーカーでもこんなに音が変わるんですね」「初めてこの教室でこんなに良い音を聴くことが出来ました」と目を輝かせて喜んでくれました。
僕たちが学生の頃は音楽を聴くにはオーディオシステムが一般的でスピーカーの調整などは仲間と協力しながら自分達で勉強しました。しかしiPodで音楽を楽しむ事が主流となった今の時代においては学生の時に「音で感動する体験」をしてもらい「将来そういう作品を自分も作ってみたい」と思ってもらえるようなきっかけを与えることが若手を育てるために僕達エンジニアが出来る事だと思いました。
2013/05/10
ミキシングエンジニアKさん流・聴感上大きなミックス・テクニック

本日はいつも来ていただいている凄腕ミキシングエンジニアのKさんに聞いた「聴感上大きなミックス」について。
Kさん:「左右のスピーカーから同じタイミングでドンと出るのが一番音圧を感じるんです。しかも全ての周波数レンジでドンと来るのが理想です。僕はミックスの時に左右の配置ではなく前後の奥行きで音作りをしています。パンは最後の手段と考えています。」
このテクニックは目からウロコでした。この話を聞いて、僕が音響ハウスでアシスタントをしていた時、特にキックの音像が大きいと思ったエンジニアさんはスピーカーセッティングの間隔が狭かったことを思い出しました。YAMAHA NS10Mを横置きで30cmから50cm間隔なんです。当時そのうちのお一人に「どうして狭くセッティングしているんですか?」と質問すると「センター成分をしっかり聴き取るため」と教えてくれました。
Kさん:「音圧ある音に仕上げるには、センター成分をしっかり表現することが大切ですね。ボーカルとキックは特に重要です!そして僕もスピーカーの間隔は狭いです。しかも角度を付けず平行で置いています。直接音を聴きすぎないようにするためと、クライアントさんのリスニングエリアを広げるためです。角度を付けるとどうしてもリスニングポイントが狭くなってしまうので。」
マスタリングでもラジカセなどの小さなシステムや有線放送の設備用スピーカーをしっかり鳴らす音に仕上げるにはセンター成分の聴かせ方がとても重要です。センター成分をうまく整理してあげると無理に音量を入れることなく自然な質感で聴感上大きく聴かせることが可能になります。作品を大きな音量で聴かせたいと思ったら、ミックスでセンター成分に注目してください。
2012/02/28
コメントへの回答:モニターケーブルの選択
モニターラインのケーブルですが、モガミの2芯の2549を3mの長さで使用しています。ただ、ハイ上がりになるのでフラットではないとよく聞くのですが、2534の方がフラットで良いのでしょうか?初期型のNS-10M(ユニット交換メンテ済み)にヤマハの業務用アンプ、スピーカーケーブルはベルデンの8460です。4S6の方が定番でしょうか?ツイーター特性の好みでいまでも初期型を使用しています。
2芯のモガミ 2549はバランスがよく歌や楽器の定位がしっかりしたケーブルだと思っています。ヤマハ NS-10Mは決してHiFiではなくどちらかというと派手でボーカルの帯域が大きく聴こえるスピーカーなのでこのシステムに導入すればハイ上がりに聴こえるかもしれません。それに対し4芯のモガミ 2534の方が音質的には柔らかくナチュラルです。ボーカルもオケに馴染み、キックのアタックは2549と比較して弱めですがレンジが広い。
音楽制作の現場ではミキシング・コンソール、プロツールスのアウト「そのままの音質」が、録音/再生されることが理想的です。もし2549でサウンドがハイ上がりと感じるなら2534のほうが相性がいいはずですので試してみてください。カナレ L-4E6Sも抜けがよくレンジの広い。ベルデン 1192Aは低域が豊かな中低域に厚みのあるケーブルです。どれも同価格帯のケーブルですからぜひ比較試聴をおすすめします。必ずお気に入りのケーブルが見つかるはずです。
サイデラ・マスタリングではモニターラインは全てSaidera Ai SD-9003ケーブルを使用しています。色づけが無く「そのままの音質」で伝送するケーブルです。モニター環境をグレードアップしたい場合には一番オススメのケーブルです。
2011/03/10
歪みを判断するモニター環境
TD音源にはアーティストが演奏に込めた思い、グルーヴ、エンジニアの機材やスタジオのこだわりなど音楽的な要素がたくさん含まれています。しかし、予期せぬ音楽的でない要素が含まれてしまう場合があります。その判断が最も難しいものの一つが歪みです。
歪みには「音楽的な歪み」と「電気的な歪み」があります。前者はギターアンプや真空管機材、アナログ機材などによってアーティストやエンジニアが意図的に作り上げたサウンド。後者はマイクロフォンやデジタル機材の入力オーバーなどで歪んでしまったサウンドです。
真空管機材やアナログ機材に適切なレベルで入力したサウンドは心地良い「音楽的な歪み」が加わります。「音楽的な歪み」はJ-POP、ROCK、R&Bなどのマスタリングにおいて、音量や迫力、勢いをプラスしてくれるとても重要な要素です。しかしあるレベルを超えてしまうと耳障りな不快な歪みを生じてしまいます。マスタリングにおいて、このレベルの臨界点を判断出来るモニター環境は非常に重要な要素です。
マスタリング作業ではアーティストやエンジニアが込めた音楽的な要素を隅々まで聴き取る必要があります。そして歪みにおいては、それが音楽的か否かを判断しサウンドに織り込むことがで確実にリスナーに伝わるサウンドを作れるからです。
サイデラ・マスタリングのモニターシステムは上記の要素を完璧にクリアしていますのでどなたでも安心して判断できます。もちろんこのサウンドにたどり着くまでにはあらゆる機材の設置方法、ケーブルの選択、振動対策、ルームアコースティックの調整など試行錯誤を何百回と繰り返しました。現在も毎日の調整は欠かしません。モニタースピーカーの調整はこつこつ微調整を繰り返しながら少しずつ改善するのがいちばんの近道ですね。それが自分の耳を鍛えることにもつながります。
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