2011/08/27

DSDによる高音質配信を開始

サイデラ・レコードでは、e-onkyo music 及び OTOTOY よりDSDによる高音質配信を開始しました。
まず下記の4タイトル。まもなく2010年9月のブラジル、アマゾンで世界初の5.6MHz DSDによる収録の音を再構成した「Amazon Forest Morning」「Amazon Forest Evening」も配信開始いたします。またサイデラ・レコード以外のアーティストの作品もサイデラ・マスタリングでDSDマスタリングの上で、発売していきます。

■■■■■ e-onkyo ■■■■■ 購入はこちら
- DSD (2.8MHz DSF) ¥4,200-
- HD (192KHz 24bit) ¥3,150-
- HD (96KHz 24bit) ¥2,100-
■■■■■ OTOTOY ■■■■■ 購入はこちら
- DSD (2.8MHz DSF)+mp3 ¥4,200-
- HQD (48KHz 24bit) ¥2,100-
- 44.1KHz 16bit ¥2,100- ★





『Bar del Mattatoio/Seigen Ono』計11曲、62分
『バー・デル・マタトイオ(屠殺場酒場)/オノ セイゲン』

すみずみにまで神経と熱情が行き届いた、手織りの絨毯のようなアルバムが2枚。(中略)2枚とも、過剰な繊細さが場合に酔って退屈さと取り違えられそうな気配もなきにしもあらずだが、こういう、流行とは無縁の、独自のヴィジョンを持った作品は、短時間での大量消費にばかり目が向きがちなメイジャー・レイベルでは、とても作れないだろう。ココロザシの高さが、気持ちいい。(←松山晋也/MUSIC MAGAZINE /2nd Feb 1995より)
「最優秀録音盤」「愛聴盤No.1」解説:カエターノ・ヴェローゾ(英訳:アート・リンゼイ、和訳:細川周平)
録音:1988-1994 東京、パリ、ニューヨーク、リオ・デ・ジャネイロ、サンパイロ、ミラノ。多彩なミュ-ジシャン(計47名)によるモンタ-ジュ録音オブジェ。
★ OTOTOYの44.1KHz16bitだけは、1994年のグレッグ・カルビによるオリジナルCDのマスターです。それ以外は、2011年のオノ セイゲンのDSDマスタリング。DSD, 192KHz, 96KHz, 48KHz 24bit mastered by Seigen Ono at Saidera Mastering, Tokyo, 2011,
44.1KHz16bit mastered by Greg Calbi at Masterdisk, N.Y.C., 1994.



『Seigen Ono Ensemble Montreux 93/94 /Seigen Ono Ensemble』計11曲、66分
『セイゲン・オノ・アンサンブル/モントルー 93/94』

ジャズのフェスティヴァルとして世界的にも有名なスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルへ招待された時の音源。1993年、1994年と続けて8ヶ国のミュ-ジシャンが一同に会して日本では見られない豪華オ-ルスタ-ズフェスティバルのディレクター/プロデューサーのクロウド・ノブスが『バー・デル・マタトイオ』のデモテープを聴いたことで急遽実現した。ライブならではの独創的感触、マジカルな雰囲気、デリケ-トなメロディ-、ニュ-・ディレクション、もっともエモ-ショナルなアンサンブル。解説:クロウド・ノブス
★ OTOTOYの44.1KHz16bitだけは、1994年のテッド・ジェンセンによるオリジナルCDのマスターです。それ以外は、2011年のオノ セイゲンのDSDマスタリング。DSD, 192KHz, 96KHz, 48KHz24bit mastered by Seigen Ono at Saidera Mastering, Tokyo, 2011,
44.1Khz16bit mastered byTed Jensen at Sterling Sound, N.Y.C., 1994.



『NekonoTopia NekonoMania/Seigen Ono』計11曲、37分55秒
『ネコノトピア・ネコノマニア/オノ セイゲン』

ジョン・ゾーン、宮野弘紀、ヤヒロトモヒロらを迎えてのわずか4時間で完成したスタジオアルバム。NHKテレビドラマ作品のサントラ。
DSD, 192KHz, 96KHz, 48KHz24bit mastered by Seigen Ono at Saidera Mastering, Tokyo, 2011



『Berliner Nachte/Seigen Ono』計6曲、59分33秒
『ベルリンの夜/オノ セイゲン』

12弦ギター1本だけで1時間におよぶ作品。
1988年、家具の国際見本市ミラノサローネの際にミラノのMattatoio(食肉処理工場)で行われた”pallucco”の伝説のコラボレーションプロジェクト”Furnuture shown under film light”(あのジャン・コクトーの「美女と野獣」の撮影監督アンリ・アレカンが照明、オノ セイゲンが作曲とライブ演奏、ピーター・リンドバーグが写真)のために、当時ミラノに滞在していたオノ セイゲンが作った音楽が、この『ベルリナー・ナハト/オノ セイゲン』の「パート1~4」だ。今回、『ベルリンの夜/オノ セイゲン』には、2011年7月、新たにトラック1「ベルリナー・ナハト・メモリーズ」トラック6「ベルリナー・ナハト・リフレイン」が、ミキシングされ付け加えられて、ようやく完全なアルバムとなった。また「パート1~4」も最新のDSD技術により、まったく新たなリミックスであるかのような、ダイナミックレンジ及びアナログ真空管のあたたかみが感じられる。
DSD, 192KHz, 96KHz, 48KHz24bit mastered by Seigen Ono at Saidera Mastering, Tokyo, 2011


ロング・インタビュー
「音質の行方 vol.1」オノセイゲン氏インタビュー
http://ototoy.jp/feature/index.php/20110815

インタビュー
「DSDの素晴らしさは音楽が好きな人ほど分かるもの - オノ セイゲン氏に訊くDSD配信の魅力」
http://www.phileweb.com/interview/article/201108/05/103.html

2011/08/18

夏の風物詩

暑い日が続いていますがいかがおすごしでしょうか?
デスクの今井です。

今井の夏2011はフェスから始まっています。

最初は葉加瀬太郎主催今年10年目の「情熱大陸Special Live Summer Bonanza 2011」
ごった煮とはまさにこの事。
客層もベイビーからおばあちゃんまで。こういう空間大好きです。
ちなみに赤れんがでは同じ日に「ウクレレフェス」とやらがあったとか。来年はそちらにも顔を出してみたいです。

次に「Summer Sonic 2011」
もはや3大王道フェスですよね。今年は有名どころわんさかで、情熱大陸ライブとはまた違ったごった煮でした。

また、友人が代々木公園での「オクトーバーフェスト」に出演しているためちょこちょこ観戦へ。

今井は雑食なので、オススメフェスがあれば是非教えてください!

そんな中、私も小さいながら夏らしい企画をご用意しました。
題して「酒と色女と音男vol.2」前回は渋谷NOB、今回は江ノ島海の家ALOHA TABLEにて。
酒が美味くなるための企画なので、ある意味ごった煮です。
私はライブペイントバンド「ShipprT」にて主にジャンベ担当です。
ノーチャージなので江ノ島に起こしの際は是非★




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2011/08/11

Mushとデザート

暇すぎると、ふといつもと違うことにハマることってありますよね。
初めまして。デスクの今井です。

Mushさんも、そんな時になんとお菓子つくりにはまり、
しかも結構本気だったようで、
一番の力作は「レモンケーキ」だったとか。

お菓子つながりで、今日スタジオにいらっしゃった方から
TORAYA CAFEのあんぱんいただいちゃいました★
小倉あんとこしあんと、ついでにケーブルの宣伝www
これです。


ちなみに私は「日曜大工」にはまっています。
暇があっては地域のDIYコーナーへ行き、
工具にみとれ、金具を物色したり。

これって不思議と音楽とかアート分野にいる方々は
よく当てはまるのでは??
お話を聞いてると、
案外皆さんいろんなものにハマっているようです。
そこから新たな感性が磨かれたり??

皆さんは、どんなことにハマってますかね?


ついでにちょっと宣伝を。
イベントやります!

■イベント名:酒と色女と音男vol.2
■日時:8/20(土)
14:30 open
17:00 start
20:00 close
■場所
海の家Aloha Table(片瀬江ノ島駅徒歩5分)
■出演
OTOGUMI'/あなあくやまい/でいとりっぱー
NOEL/ShiropT(ライブペインティングバンド)ando more...
■HP
http://sakeiromeotona.web.fc2.com/
■mail
sakeiromeotona@gmail.com
ぜひみなさんコンタクトとってください!


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2011/08/09

お盆

デスクの阿地方(あちかた)です。
そろそろ、お盆ですね。
スタジオのお隣の空き地はひまわりが咲き
全力で夏を感じる今日この頃。
先日、夏を満喫しようと海へと出かけ、
喜び勇んで海に入り、
1分もしないうちにクラゲに刺され涙を流しました。

夏がはじまったと思いきや、
すでにお盆と知った一日でした。

犯人画像


LINK:
[特集]海の危険生物(クラゲ)
新江ノ島水族館「クラゲファンタジーホール」



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2011/08/08

0.5デシベルのアップ/ダウン


0.5dB(デシベル)の違いが、微妙なニュアンスの表現につながります。
高音質配信などダイナミックレンジの広いサウンドを扱う時にも必須です。

(1)オケとボーカルのバランス
(2)ロー、ミッド、ハイ帯域
(3)アタックを強調
(4)インプット・レベル


[ 解説 ]
(1)オケとボーカルのバランス。
「ボーカルちょっと大きめ/小さめ」という場合、まずは0.5dBアップ/ダウンで聴いてみましょう。ボーカルトラックを1.0dB大きく/小さくするとオケとヴォーカルは、離れすぎてしまうことがあります。音数の少ないR&B、バラードなどは、ボーカルの音像(声の輪郭)が大きく聴こえますから0.5dB小さめ、リズム楽器だけでなく、シンセ、ストリングスなど色々な楽器が入った音数が多いオケの場合は0.5dB大きめのテイクも念のため押さえておくといいですね。


(2)オケのバランスとは一つ一つを細かくバランスをとることは当たり前ですが、3バンドやシェルビングEQでざっくり調整するとサウンドの方向性が見えてきます。帯域はロー(~120Hz)、ミッド(120Hz~4kHz、6kz前後)、ハイ(4kHz、6kHz~)辺りで分けます。DAW内でミックスしているとレンジが広過ぎて中低域に厚みがなく感じる事があります。ミッドレンジを0.5dB程アップするとアナログ機材を通したようなローエンド、ハイエンドが少し落ちたかまぼこ型のバランスになり、厚み、密度のあるサウンドを得る事が出来ます。またトータルでコンプをかけるとシンバルやハットがシャカシャカ目立って歌の存在感がマスキングされることがあります。COMPの前にEQでハイを0.5dB下げることで、相対的にロー、ミッドレンジにコンプかかかりやすくなり歌の存在感がぐっと増します。


(3)ミックス時、キックやヴォーカルを強調してもサウンドに変化が無い、リズムがタイトに聴こえないときは音の芯、輪郭がはっきり聴こえにくい事が考えられます。EQでアタックや声の芯を強調する場合も0.5dB単位のアップ/ダウンからスタートすると良いでしょう。キックの芯は柔らかめなら100Hz、固めなら120Hz、スネアは1kHz、1.2kHz、1.4kHzで音楽に合った質感を選びます。僕はヴォーカルは1.1kHを基本にしてます。女性ヴォーカルなら1.4kHz。アーティスト、ジャンルに合わせて周波数は細かく変えましょう。


(4)ヘッドアンプ、AD/DAコンバーター、アナログEQ、アナログCOMPなどアナログ入力のある機材はすべて入力レベルで音質が微妙に変化します。透明感のある音質を得るには、当たり前ですが歪まないレベルで入力します。さらに0.5dBステップで徐々に大きくしていきます。ある程度入力レベルを大きくしていくと音質が「特に変化無し」→「明るい/透明感有り」→「歪みが出始める」という3段階に変化するところがあります。機材にもよりますが、歪みが出始める瞬間からだいたい0.5dB下げたポイントがスイートスポットで「明るく透明感あるサウンド」を得ることが出来ます。そこからさらに0.1dBずつ微調整すれば更にイメージ通りのサウンドを得る事が出来るはずです。音質は若干異なりますがプロツールスなどDAWのマスターフェーダーの入力レベルについても同様の方法でニュアンスのコントロールが可能です。