2012/04/29

「ボーマス」開催中につき!ボーカロイド曲のマスタリング



本日はボーカロイド曲のマスタリングについて。
人の声はアーティストごとにキャラクターが様々です。ジャンルや楽曲によってロックなら強く、バラードなら優しく、などニュアンスも異なります。それに対しボーカロイドの場合、声のキャラクターが基本的に決まっています。ニュアンスの違いもわずかなので、その特徴を理解することで確実にサウンドを仕上げることが出来ます。

<<ポイント>>
1. 歌とオケのバランスが大事!
2. 声の輪郭をはっきり、芯を出す!
3. サウンドのキャラクターはオケで作る!

<<解説>>
1. ボーカロイドは倍音や歪みが少ないため聴感上の聴こえ方は小さいので、少し大きめに仕上げることで気持よく聴こえます。特に音数が多い楽曲、ロックなどはオケに埋もれやすいので注意。ミックスの段階でボーカロイドのレベルノーマルと、歌上げバージョンも作ってマスタリング時に聴き比べることをおすすめします。

2. 歌詞がはっきり聴こえるようにするには?ボーカロイドは人の声よりもレンジが狭いので10kHzなどの高域をEQしてもさほどの変化はありません。聴覚的に敏感な1kHz~4kHz辺りの帯域を使って音作りします。声の芯は1kHz、輪郭は3kHz~4kHzで強調。

3. まず最初にTC Electronic SYSTEM6000でのデジタルEQで、声の質感を整えます。それから楽曲をより魅力的に仕上げるためにAD/DAコンバーターなどの機材とケーブルを選択していきます。ポップスには明るく透明感のある音で、ロックは厚みと心地よいハーモニック・ディストーションをプラスして。オケをアレンジにふさわしい音に仕上げることで声の魅力をより引き出します。

この3つのポイントを抑えてマスタリングをするので、仕上がった作品は通して聴いた時の心地よさが違います。聴感上で歌のレベルをしっかり合わせ、楽曲のアレンジにふさわしいサウンドに仕上げることで曲のインパクトは大きく差が出ますよ。

プラグインのマスタリングで満足出来なければぜひお任せください!


2012/04/17

伝統のサイデラ・インターンシップ コーヒーマニュアル大公開

おいしいコーヒーを入れるための、マニュアル公開!(By サイデラ・マスタリング・インターン ノリタケ・福元)

1. フィルターを用意する
フィルターの、シール部分(凹凸のある部分)の底辺、側面を逆方向に折り返して、ドリッパーにセットする。フィルターのサイズは、何杯入れるかで選択。杯数によってはコーヒー豆が溢れてしまうため。
1〜4杯:1×2(小さいフィルター)
5〜7杯:1×4(大きいフィルター)


2. 豆をいれる前に熱湯でフィルターを濡らす>
フィルター自体から出る雑味をなくすため。ここで落ちた熱湯は捨てる。


3. コーヒー豆の分量を量る
コーヒー豆用の計量スプーンで豆をすり切りで入れる。豆を入れたら軽く揺すり平らにし、さらに真ん中に指で軽くくぼみを加える。


4. 水を入れる
コーヒーメーカーに、淹れる杯数プラス1目盛りの水を入れる。コーヒーメーカーのスイッチを入れ、最初の1目盛り分はコーヒー豆に落とさず、最初に出てくるお湯が少しぬるいので、カップを温めるためにも多めに水を入れ、カップに注ぐ。


5. 蒸らし、抽出
一目盛り分カップに落としたら、ドリッパーに熱湯を注ぐ。中心の凹みから外側の順にお湯を落としながらドリッパーを回す。このときフィルターに直接お湯がかからないようにすること(フィルターの端からお湯を注いでしまうとお湯がそのまま落ちてしまうため薄いコーヒーが出来上がってしまう)。豆全体が湿ったら、スイッチを切って30秒〜45秒程蒸らす。その後スイッチを入れ、お湯を再び落とす。この時もドリッパーを回しながらいれる。コーヒーが完全に落ちきる少し前にサーバーからドリッパーを外す。(最後の泡の部分は雑味が含まれるため)


6. カップに注ぐ
複数のカップにコーヒーを注ぐ際は、一度に一杯ずつ注がずに、2〜3回に分けて順番に注ぐとよい。一度に注いでしまうと、最初にいれたコーヒーは薄くて、後にいれたコーヒーは濃くなってしまう。味ムラをなくすために、注ぐ前にポットを軽く回して混ぜるのもあり。


7. 召し上がれ!
※お出しする前に味見を必ずすること!


2012/04/13

インターンのデシベル日記(その1)


インターンになって最初にMUSHさんに注意されたのは「声が小さいよ!6dBあげて!長三度あげて!」。
デシベルッテナニ。ということで騒音計で測りました。


【BEFORE】


【AFTER】


やりました6dBアップ!日頃から意識して身につけます!

インターン福元