2010/01/28

モニター改善策(その10)「スピーカーセッティングの復習」


本日はモニタースピーカーのセッティングについてです。

1)スピーカーの高さはツイーターを耳の高さに合わせる。
2)2本のスピーカーと自分の位置は正三角形が基本。
3)スピーカースタンドは左右共通の材質の上に置く。
4)出来るだけしっかりした台の上に置く。
5)スピーカーケーブルの長さは左右共通。
6)壁から最低30cmは離す。
7)2本のスピーカーの角度をそろえる。

それでは一つずつ説明していきます。
1)スピーカーの高さは2ウェイはツイーターを、3ウェイではスコーカーを耳の高さに合わせるのが基本です。同軸スピーカーは軸の中央を、ホーン型のスピーカーの場合はホーンの位置を耳の高さに合わせて下さい。

2)音楽制作では2本のスピーカーとリスニングポイントは正三角形の位置が基本ですが、セッティングしにくい場合はスピーカーの間隔を少し離しても問題ありません。

3)スピーカースタンド、または台は左右共通でそろえて下さい。左右の材質が変わってしまうと音色が変わってしまいます。

4)スピーカーはしっかりした台の上に置くことで、輪郭がはっきりした音を出すことが可能になります。床置きのスピーカースタンドを置く場合はカーペットの上よりも、フローリングの上に直接置く方が安定が良いです。

5)パッシブ・スピーカーの場合、片側のスピーカーがアンプに近かったとしても、スピーカーケーブルの長さは左右そろえて下さい。ケーブルも長さが変わると音色が変わります。パワードスピーカーの場合はL、Rの電源ケーブルの長さ、ラインケーブルの長さを合わせて下さい。

6)壁がガラスの場合、特に反射が気になると思いますので、十分に離すか音作りのときだけは厚手のカーテンで対策して下さい。バスレフポートがスピーカーのリに付いている場合はさらに少し離しても良いです。壁との距離は低音の響きと関連していますので、低音が必要な場合は壁に少し近づける方が出るようになります。

7)スピーカーの角度は内側の面が少し見えるぐらいを基本にして下さい。

2010/01/27

grooveman Spotさんマスタリングありました!

どうもMUSHです!

先日はgrooveman Spot/Change Situationsのマスタリングがありました!
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今作の担当エンジニアさんはokuda supaさんだったので、持ち込みマスターはもちろん5.6MHzDSDです!
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発売が楽しみです!
http://www.myspace.com/groovemanspotakadjkoug

Change Situations
Change Situations
  • アーティスト: grooveman Spot,John Robinson a.k.a.Lil’Sci,Muhsinah,Aaron Abishopo Phiri,Miwa,Erik Rico,Grap Luva,Ahu,Physical Sound Sport,Kissey Asplund

  • 出版社/メーカー: PLANETGROOVE

  • 発売日: 2010/04/07

  • メディア: CD

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  • 2010/01/26

    サイデラ・モーニングセッション#005終了しました!

    どうもサラウンド戦略推進室担当F.P.のMUSHです!
    サイデラ・モーニングセッション#005終了しました!
    今回も、参加者の皆さんありがとうございました!
    f:id:SAIDERA:20100125093042j:image
    第5回のテーマは「第52回グラミー賞サラウンドサウンド部門Winner大予想!」
    第4回の記事でもご紹介していますがみなさんもご存知のグラミー賞には、「ベストサラウンドサウンドアルバム部門」というものがあります!この部門のNomineesを順に視聴して参加者のみなさんと予想投票を行いました!

    我々のWinner予想は、、、、、こちら!
    意見としましては、
    「いちばん引き込まれた。」
    「ほかの作品に比べて弦などのドライな感じが良かった。」
    ということでした!しかし票はかなり分かれましたのでこれは正直読めません!
    2月1日(日本時間)の授賞式が楽しみです!

    次回のサイデラ・モーニングセッションは2010.2.5に開催予定です!終了しました
    参加を希望される方は、<saraudon009@gmail.com>まで会社名/氏名/年齢をご記入の上メールにてお申し込み下さい!
    (スタジオスケジュール等により日程の変更または中止になる場合があります)

    2010/01/25

    BOMBA RECORDS DSD5.6MHzリマスタリングシリーズ!!

    どうもMUSHです!

    以前このBLOGでも紹介いたしましたボンバ・レコードさんから、DSD5.6MHzリマスタリングでさらに磨きがかかった名盤たちが続々リリースされていますよ!
    Wanda Sa ワンダ・サ / Vagamente 【CD】

    Ana Lucia アナ・ルシア / Ana Lucia Canta Triste 【CD】

    Sambalanco Trio (Airto Moreila) サンバランソ・トリオ / Nana 【CD】

    1947年に設立され、数々のブラジル音楽の名盤を録音したRGEレーベル。その中からサンバ・カンサォン、ボサノヴァ、ジャズ・サンバ、MPBまで50 年代後半~60年代を中心とした全14タイトル(日本初CD化を含む)を発売します!もちろん日本独自企画。注目は、シコ・ブアルキの初期作品と、言わずと知れた人気作、テノーリオ・ジュニオル『エンバーロ』、ワンダ・サー『ヴァガメンチ』のリマスター!その2タイトルを含めた全タイトルを、オノ セイゲンによるDSD 5.6MHz リマスタリングによる圧倒的な音の良さで味わえます。

    2010/01/18

    サイデラ・モーニングセッション#004終了しました!

    どうもMUSHです!

    2010年いっかいめのサイデラ・モーニングセッション終了しました!
    f:id:SAIDERA:20100115094158j:image

    今回のテーマは、
    (1)第52回グラミー賞サラウンドサウンド部門の傾向と対策
    (2)ノルウェーの高音質レーベル2L特集
    の二本立てでした!

    まずはグラミー賞「Best Surround Sound Album部門」の過去のWinner作品を振り返って視聴しました!グラミー賞は日本時間の2月1日に授賞式があり、そちらはなんとWOWOWで生中継もサラウンドですよ!ノルウェーの2Lレーベルは初めてお聴きになったという方が多かったようでしたが、とても好評で、レコーディング時の情報なども詳しく載っているので勉強にもなります!
    f:id:SAIDERA:20100115094208j:image
    「満員電車に乗ってきた甲斐があった!」なんてコメントをいただいて幕を閉じたモーニングセッションは、次回は2010.1.25に開催予定です!参加を希望される方は、<saraudon009@gmail.com>まで会社名/氏名/年齢をご記入の上メールにてお申し込み下さい!
    (スタジオスケジュール等により日程の変更または中止になる場合があります)

    2010/01/15

    モニター改善策(その9)「リファレンスCDを使用する」

    プライベートスタジオのモニターを改善するには、現状のサウンドを把握する必要があります。チェックには良く聴き込んであるリファレンスCDを使います。

    まずは音楽の要となるKick、Bass、Vocalに注目してみましょう。これらの楽器がどのように鳴っているのか、注意深く聴いてみて下さい。(その前にヘッドフォンでリファレンスCDのバランスを確認するのも良い方法ですね。)例えばKickが大きすぎる、Bassが小さい、Vocalが小さいなど。もし、このようなモニターで音楽制作をするとそれとは反対の仕上がりになりますので、TDマスターはKickが小さく、Bassが大きく、Vocalが大きなサウンドになります。

    まずは現状を把握するだけで十分です。大切なのはいまのバランスをしっかり理解することです。次に低域のみに注目してみます。少しだけ音量を上げてみて部屋鳴りを確認してみます。Kickがドンドンしすぎているか?Bassがブンブンしすぎているか?確認してみて下さい。

    最後に色々なCDを再生してみます。その時、特定のピッチの音だけが大きく鳴る場合はその周波数で定在波が存在していることが確認出来ます。このチェックで出音を改善すれば良いのか、定在波を対策する必要があるのかが分かります。出音の改善はスピーカーのセッティング方法で、定在波は部屋の吸音で解決出来ます。

    2010/01/13

    シーラス・ロジックCD4398

    シーラス・ロジックといえばマランツの暖かくて太いサウンドの基礎となったDAコンバーターです。CS4397は、SACDプレーヤー「SA-14」(00年11月発売)から、最新の「SA-13S2」にまで、約10年間も使い続けている信頼度の高いパーツなのです。CS4397はマランツがフィリップスの子会社であった時にシーラス・ロジックと共同で開発を進めたパーツです。

    最近ではフィリップスといえばコーヒーメーカーやシェーバーを思い出す方が多いと思いますが、1990年代にLHH700というCDプレイヤーの名機がありました。その時代のCDプレーヤーのサウンドはクリアで固いという印象がありましたが、LHH700サウンドは暖かく、音像が大きく生楽器の質感をリアルに表現するサウンドでした。もちろん他に音の良いCDプレーヤーが沢山ありましたがフィリップスのチューニングは見事でした。

    何度も実験と試聴を繰り返して作られたサウンドはコンピューターではなく人の耳によって作られたものです。そのサウンドがMR-2000Sの中で生き続けています。僕の印象ではフィリップス、マランツの暖かさにプラスして、みずみずしさと深みが加わったサウンドだと思いました。本当に出音が音楽的です。

    バランスの良いサウンドなので質感を変えたければ電源ケーブルやラインケーブルのチューニングで、追い込むことをお薦めします。僕もマスタリングでは、
    ラインケーブル:Saidera Ai SD-9003、トランスペアレント、ワイヤーワールド、カナレ、
    電源ケーブル:アクロテック、ベルデン、ワサッチ、ACデザインなど、
    アーティストの好み、方向性で使い分けています。
    選択次第でレンジが広く立ち上がりの速いワイドレンジのサウンドから、ゴリッとしたロック向けのサウンドまでいろいろ表現出来ますよ。アナログテープレコーダーやDAT同様に、MR-2000Sはオーディオ的にも追い込むことが可能なところも魅力ですね。

    2010/01/06

    DSDレコーディング(その3)「渋谷慶一郎、ヒカシューxMR-2000S」

    どうもMUSHです!
    年末に行われたライブレコーディング&PAのレポートです!

    *渋谷慶一郎

    2009年12月25/26日《for maria concert version Keiichiro Shibuya playing piano solo》
    会場:ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
    f:id:SAIDERA:20091225133450j:image
    *ヒカシュー
    2009年12月26日《ヒカシュークリスマスミーティング》
    会場:渋谷クラブクアトロ
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    f:id:SAIDERA:20091226213448j:image
    録音はKORG MR-2000Sによる5.6MHzDSDで、現状世界最高のレゾリューションです!どちらのライブも、BlogやTwitterなどでとても話題になっていました!