2015/04/30

サウンド&レコーディング・マガジン2015年5・6月号「TEAC HA-P90SD」レビュー

現在発売中の「サウンド&レコーディング・マガジン 2015年5・6月号」で、DSDネイティブ再生に対応のUSB DAC/オーデイオプレーヤーの「TEAC HA-P90SD」のレビューをチーフエンジニア森崎が担当しました。


TEAC HA-P90SDは最高1ビット/5.6MHzのDSDネイティブ再生と24ビット/192kHzのPCM再生に対応したUSB DAC/オーディオ・プレーヤー。本体にUSBが付いており、MAC/Windows/Android/iOSの各デバイス接続し、DACとして使うことができます。単体のオーディオプレーヤーとしては、本体に入れたmicroSD/SDHC/SDXCカードからファイルの再生が可能です。詳しい機能をご紹介したいところですが、そちらはぜひ「サウンド&レコーディング・マガジン 2015年5・6月号」をご覧ください!



実際に使ってみると、69.6(W)×123(H)×21.5(D)mmというサイズからは想像できないほど、演奏の熱量がストレートに伝わってきます。HA-P90SDがあれば高品質なオーディオ回路により、誰でもスタジオでアーティストが聴いているリアルな音を体感できます。


2015/04/18

「アナログレコードのためのマスタリング」さあどんどん、アナログレコードもつくりましょう!


サイデラ・マスタリングはアナログレコードを強力に推進します!そして、アナログレコード(LP/シングル盤)のサウンドをよりよくしたい。ハイレゾ時代にふさわしい「レコードのためのマスタリング」メニューをつくりました。

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サイデラ・マスタリングの「アナログレコードのためのマスタリング」は、3つのステップでアナログレコードのためのマスターをつくります!
1.24ビット/96kHzで通常のハイレゾのマスタリングをする
2.アナログレコードのための調整をほどこす
3.アナログテープまたはCD-Rでマスターを仕上げる

1.24ビット/96kHzでマスタリングをする
サイデラ・マスタリングではミックスマスターが44.1kHzや48kHzであってもマスタリングは最低24ビット/96kHzで仕上げます。その理由は、アナログ機材を通ったサウンドをハイレゾでキャプチャーするため。さらにデジタルドメインのEQ処理をより細かくほどこすため。ハイレゾでマスタリングを仕上げると、自然な音色できめ細かく、奥行きや演奏の空気感がリアルに再現されます。ハイレゾは、小さなニュアンスの差がはっきりとわかります。反射音もしっかり聴こえるので、定位もさらに正確に伝わります。小さな差が積み重なることで、より感動する仕上がりになるのです。

2.アナログレコードのための調整をほどこす
アナログレコードにはカッティングできない音があります。低域と高域です。CDやデシタルではどんな音でも録音できますが、アナログレコードのカッティングでは、次の音は歪みや針飛びの原因となります。ボーカルの子音や、高域の矩形波。音量の大きな高域。左右に広がる低音などです。そういう音は通常「カッティング」の段階で削られます。「アナログレコードのためのマスタリング」では、マスタリング段階でそれらの調整するのです。単純に低域と高域を抑えるだけでなく、抑えたところをアナログレコードに入る音域でおぎなったり、必要な場合はパンニングの広がりを調整したりして意図しない歪みを予防します。そして、この調整もハイレゾでおこなうので繊細な部分まで追い込めます。

3.アナログテープまたはCD-Rでマスターを仕上げる
このように調整をほどこした音源は、完全に調整されたテープレコーダーSTUDER A820で1/4インチアナログテープに録音してカッティング用のマスターとして仕上げます。1/4インチアナログテープからアナログレコードをつくる、王道のやりかたです。アナログテープにより音のピークを自然におさえ、厚みのある、レコードカッティングに最適なマスターができあがります。アナログレコードと周波数特性が似ているアナログテープに録音したときにバランスのいい音に仕上げることで、アナログレコードがそのままに近い音で仕上がるのです。アナログテープは少し高価で、運搬の問題もあります。そういう場合はCD-Rでマスターを仕上げます。CD-Rは24ビット/96kHzからダウンコンバートした16ビットになってしまいますが、ハイレゾで仕上げたマスタリングのよさはしっかりと残ります。

CDやデータと同じ音は絶対に録音できないアナログレコードも、カッティングの前段階での調整をほどこすことでイメージする音に限りなく近いアナログレコードが仕上げられます。あるいはアナログレコードはCD音源よりも「踊れる」「テープコンプレッションを効かせた」「低音の厚みをだした」など意図してちがうサウンドに仕上げることもできます。さあどんどん、アナログレコードもつくりましょう!


1/4インチアナログテープマスターの「アナログレコードのためのマスタリング」料金
ハイレゾでマスタリングを仕上げて1/4インチアナログテープマスターをつくります。「アナログ」のよさを100%表現できる、王道のやり方です。

LPサイズ(50分まで):¥120,000+消費税
・50分までのハイレゾマスタリング
・アナログテープマスター x2巻
・アナログテープマスターの5.6MHzDSDアーカイブデータ

シングルサイズ:¥60,000+消費税
・20分までのマスタリング
・アナログテープマスター x1巻
・アナログテープマスターの5.6MHzDSDアーカイブデータ


CD-Rマスターの「アナログレコードのためのマスタリング」料金
ハイレゾでマスタリングを仕上げてCD-Rマスターをつくります。空気感やダイナミックレンジをしっかり残したCD-Rはハイレゾ時代のアナログレコード制作にぴったりです。

LPサイズ(50分まで):¥100,000+消費税
・50分までのマスタリング
・CD-Rマスター x1枚
・試聴用オーディオCD-R x1枚

シングルサイズ:¥50,000+消費税
・20分までのマスタリング
・CD-Rマスター x1枚
・試聴用オーディオCD-R x1枚

最近、オノが手がている「5.6MHz DSD ダイレクトカッティング」については、お問い合わせください。