2013/08/26

ECLIPSE TDスピーカーでグラミー賞受賞作品”Patricia Barber/Modern Cool”を聴く!@AES日本支部60周年記念イベント

712 ほんまにモダンで クールやで!Mushです!

8月24日土曜日に、AES日本支部主催の「AES日本支部60周年記念イベント」に行ってきました。
AES (Audio Engineering Society Inc.) は、米国ニューヨークに本部を置き、日本をはじめ世界各地に支部を有するオーディオ技術者、研究者など専門家の団体で、オーディオに関する唯一の国際組織です。

AESは、オーディオ工学やその関連分野における科学発展に寄与することを目的として、1947年に設立され、50年以上の歴史を持ちます。現在、世界に約20,000名のオーディオ技術者や研究者などが会員として登録されています。(AES日本支部ホームページより)
さてこのイベントでは各種プロダクトセミナーが行われましたが、今日はECLIPSE(Fujitsu Ten)による「今年のグラミー賞受賞作品をECLIPSE TDスピーカーで聴こう」にクローズアップ。ミスターIR(インパルス応答)の小脇さんによるスピーカーのコンセプト・開発秘話も交えながら、今年のグラミー賞「Best Surround Sound Album」に選ばれたJim Anderson氏他による”Patricia Barber/Modern Cool”(Blu-ray 96kHz/24bitの5.1ch)を、ECLIPSE TDのフラグシップスピーカー・サブウーファーの組み合わせで試聴し、その作品のクオリティーに迫りました。音の朝活「サイデラ・モーニングセッション」でもこのグラミー賞受賞作品試聴会を度々行ってきましたが、実は”Modern Cool”はぼくにとってこの日が初聴でした。

<Patricia Barber/Modern Cool>
予想以上に作りこんだ音場で、サラウンドのリアチャンネルも積極的に使用されたミックスでした。大きくてかっちりした(試聴した教室の吸音がきつめで、低音が随分吸われていたため相対的にタイトな印象だったのもあると思いますが)、げんこつのような現代的な音像。フロントとリアがあまり干渉しないES(エリオット・シャイナー)型ミックス(←勝手に命名しました)に近い。ダイナミックスを維持しながらボーカル/ギター/リズムを大きな音像で聴かせられるのはステレオにはない表現の一つです。

<ECLIPSE TD712ZMK2 + ECLIPSE TD725SW>
とかく周波数領域で語られがちなスピーカーを、時間領域(発音タイミング/リズム/音の立ち上がり/立ち下がり)の観点から考えて作られたのがこのスピーカーです。TD712ZMK2でのサラウンドは空間定位の表現が素晴らしい。音が「そことそこのスピーカー」に居るのではなく「その空間」から放たれる印象。サラウンド作品の再生ではより真価を発揮するスピーカーだと思いました。ガットギターの再生ではまずナイロン弦の音がするのは当たり前で、かつ弦の太さは?弾いた爪の材質は?弦に当たった角度は?などいろいろな情報が飛び込んできました。この辺りは音の立ち上がり/立ち下がりの表現が影響しているのだと思います。1時間強ほど大音量で試聴したセミナーでしたが、セミナー終了後も耳が聞き疲れしていなかったのも印象的でした。

Jim Anderson氏のECLIPSE関連情報
http://www.userlist-eclipse-td.com/endorser/anderson/index.html
ECLIPSE TD712ZMK2
ECLIPSE TD725SW




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