2014/02/26

ステージ転換時のマイクロフォン移動 <その2>



オーケストラや室内楽の演奏会では楽曲によってステージ上の楽器配置が異なる場合があり、限られた時間で配置転換が行われています。それに伴ってマイクロフォンも移動するわけですが、数が多いとやはり焦りますね (^^ゞ ……そんな中、確実にマイクロフォンを移動・設置するための工夫があります。

1.楽曲ごとに “ バミリ ” の色を変える(または曲名などを記す)

  譜面台や椅子等の “ バミリ ” と見分けがつく様に工夫しましょう


2.マイクロフォンの向きも同時にマーキングする

  指向性のある場合など、「オモテ」と「ウラ」を間違えないように!

バミリの例


3.担当のマイクロフォンを決める(スタッフ数に余裕があれば)

  担当のマイクロフォンを決めておくと、動かし忘れがなくなります。


……裏方もステージにたつと緊張するんです! 緊張して冷静さを失っても確実な仕事をするために、色々と工夫するのは楽しいですね。


2014/02/12

ステージ転換時のマイクロフォン移動 <その1>



オーケストラや室内楽の演奏会では、楽曲によってステージ上の楽器配置が異なる場合があります。例えば、コントラバスが上手から下手に移動することだってあり得るのです。そんな時、コントラバス用のマイクロフォンはどの様に移動したらいいのでしょうか。

1.単純に動かす……ケーブル介錯は必須ですね

2.あらかじめ下手と上手にケーブルを準備しておく……ケーブルの移動がないので楽です
例:あらかじめ下手と上手にケーブルを準備しておく

3.下手と上手にマイクロフォンを準備しておく……機材に余裕があれば可能

4.下手側にある他の楽器用マイクロフォンを転用する……最低限の移動で済むかも?

転換時間やスタッフ数など考慮し、最適な方法を選びたいですね!


2014/02/05

すきま時間の過ごし方





日本の音楽ホールのほとんどは9時開館、機材の搬入~設営は時間との戦いですが準備万端整えば時間に余裕ができることも……そんな “待ち” の状態には色んな過ごし方があります。

1.使わない大型の機材を機材車に戻す ← 撤収時、ホール ~ 機材車間を往復する回数が減らせるかも?

2.使わないケーブル等を片付けやすいようにまとめる ← 撤収前にやれることはやっておく! ← しかし、いざという時の代替品は手元に残しておく!

3.ケーブル接続等に “ゆるみ” が無いかどうか再度確かめる

4.現場を小奇麗にする

5.現場の写真を撮る ← マイクロフォンセッティング、舞台袖や楽屋、機材の設定

6.ホール客席のあちこちで音を聴き比べる

7.近所を散歩する ← 出張録音では楽しみのひとつ

8.演奏会のチラシや ぶらあぼ を読む

……作業効率を考えて行動することはもちろんですが、収録本番に集中するためにリラックスして過ごすことも大切ですね!