2009/11/27

モニター改善策(その8)「身近なもので響きを調整する」


プライベートスタジオが響きすぎて音が分かりにくい。という質問も沢山頂きます。サイデラ・マスタリングの床は木板ですが、オノのアイディアで固定せずに不規則に並べることで音を乱反射させる効果があります。天井にもベーストラップを吊ることで、ルームアコースティックを調整しています。

プレイベートスタジオで簡単で効果があるのは絨毯による吸音です。自分が座っている場所だけ1畳ほどの絨毯を敷いてみて下さい。リスニングポイントの周りの音の濁りが改善されますスピーカーや機材が置いてある床は固い方が安定が良いのでそのままにしておいて下さい。

また、レコーディングのとき、ヴォーカリストの立ち位置にも絨毯が敷いてあると足音を防いでくれます。この場合はタイルカーペット(50センチ×50センチほど)がお勧めです。枚数を変えて響きをコントロールすることが出来ますよ。

部屋のコーナーなどにクッションなどを置くだけでも低音を吸ってくれますのでこちらも試してみて下さい。身近な材料でもスタジオの音はどんどん良くなりますよ。試して分からないことが有れば、ぜひ質問して下さいね!

2009/11/26

MR-2000Sを使ってみよう!(その2)「HPアンプとして」

KORG MR-2000Sはレコーディング、マスタリングで大活躍していますが、ほかにも色々な使い方が出来ますよ!

(レコーディング編)
僕がお気に入りなのはMR-2000Sのヘッドフォンアウトです。これが本当に良い音なんです!ぜひ一度、レコーディング時のヘッドフォンアンプとして使ってみて下さい。セッティングはDATデッキなどと同様に、MR-2000SをREC待機状態にするだけでOKです。

レコーディングで大切なことは良いパフォーマンスを録音すること。それにはアーティストが気持ち良く歌い、演奏出来ることが不可欠です。

MR-2000Sが1台あればレコーディングスタジオはもちろん、プライベートスタジオの録音環境を大幅に改善出来ますよ。サウンドは色づけがなくヴォーカル、演奏がありのままに聴こえます。声の抜けが良く、リズムもしっかり聴き取れるので、細かなニュアンスやグルーヴも表現しやすいと思います。

例えばGRACE DESIGN m902Bは268,000円です。MR-2000Sは5.6MHzのレコーダー機能が付いて248,000円です。これほどお買い得な商品はありませんよ(コルグの営業ではありません!)。

2009/11/25

EQ2段がけ(その2)「実践編」

アナログEQとデジタルEQの良さを生かした使いこなしを説明します。

皆さんご存知だと思いますがGML Model8200というアナログEQの名機があります。(サイデラ・マスタリングにもジョージ・マッセンバーグのサイン入りのものがあり、大切に使っています)
ただ、このモデルはつまみがクリック式ではないのでセンターがきちんと合っているモニタースピーカーがないと、LRを合わせるのがなかなか難しいと思います。しかし、こんなに音が良い機材を使わずにデジタルだけで処理してしまうのももったいない話です。

そんなときはEQをオフにして8200をスルーで通してみて下さい。アナログEQを★パッシブEQとして使うんです。※アンプ回路を通さずにという意味です。ただ通すだけでも輪郭がしっかりとした深みのあるサウンドになりますよ。この使い方だとLRのずれは限りなく少なくすみますので、フォーカスがきっちり合ったサウンドを作ることが出来ます。

そして、音作りはプラグインのMDW Hi-Res Parametric EQで行ないます。このプラグインはすごくいいですが、アナログEQを前段で通すことでよりリアルなGMLサウンドをリコール付きで、使いこなすことが可能です。
この使い方はあらゆるアナログEQ、デジタルEQで応用出来ますので、アナログのニュアンスをプラスしたい時にはぜひ試して下さい。

2009/11/22

DSDレコーディング(その2)「DJ EMMAxDS-D98」



DSDの魅力はリアリティーと先日のブログで書きましたが、まさにそれを体験したのが、2005年「EMMA HOUSE ~Live at Yellow, Tokyo~」のレコーディングでした。この時はTASCAMのDSDレコーダー、DS-D98を2台同期させて、「イエロー」のコンソールアウトとフロアーのアンビエンス(歓声)を録音しました。アンビエンス用マイクはなんとShureSM58ですよ!

マスタリングではこの2台のDS-D98の音をアナログミキサーのMACKIE1202でミックスして作業しました。フロアーに立てた58のサウンドがすごく良かったので歓声だけではなく低音のフォローにも使いました。

スタジオに戻って聴いたとき一番ビックリしたのは音の自然さ。EMMAさんのプレイはもちろん最高で、クラブ・ミキサーUREI1620、アナログレコードのサウンドが、そのまま録音されていました。それまで聴いたことがないほどの豊かな低音、抜けのいいハットのサウンド。低域も高域も滑らかにきれいに伸びています。だから、ヴォリュームを上げても気持ちのいいサウンドなんです。「同じレコードを購入してUREIを通しているのですが、あのCDと同じような音にはなりません」という感想もいただきました。

間違いなく、あのCDにはアーティストだけではなく、フロアーの皆さんの魂も録音されているのだと思います。当時は、まさか「イエロー」が無くなるとは思ってもいなかったのですが、いま振り返ってみると貴重なレコーディングに参加することが出来た、そしてDSDで録音して本当に良かった。

DSDのサウンドはアナログレコード好きの方にも、感動のサウンドだと思います。

サイデラ・マスタリングではPCM音源であってもDSDにアップコンバートすることで、DSD録音と同じようなニュアンスを引き出すことが可能です。いままで体験したことがないようなリアルなMIX CDに仕上げますよ。

2009/11/20

サンプリング周波数とは(その5)「一致と同期」

「一致と同期」
いま2台のPCM-3348のサンプリング周波数をどちらも44.1kHzに設定したとします。この状態では確かに2台は44.1kHzのサンプリング周波数をもとに動いていることは間違いないです。しかし、単純に44.1kHzに設定しただけでは各々固有の(44.1kHz)の基準信号を使用しています。

例えてみたら、各々の腕時計を見るようなものですね。二人で同時に時報に合わせたとしてもいずれはずれてしまいます。なぜなら、基準となる信号が共通ではないからです。一致はしたけど同期はしていません。つまり同期というのは同じ基準信号を使用するということです。

ここで問題にしているのは精度ではありません。基準信号が不正確ならそれと同じように腕時計も不正確になります。そこがポイントです。重要なのは「同じように」ということです。

例えばオーケストラを考えてみます。一人一人が自分のメトロノームを使って練習していたとします。本番で一人一人の演奏者が同じテンポに設定したとしても、各自のメトロノームを使って演奏していたらうまくあいません。オーケストラにおける指揮者は各演奏者の共通の基準(基準信号?)です。全員が指揮者のタクトにあわせて演奏すればピッタリあいますね。

サンプリング周波数を一致(同期)させることは、上記のようなイメージですね。それでは次回は色々な同期についてお話をしたいと思います。

2009/11/19

EQ2段がけ(その1)「基本編」

Highが強いので全体に少し抑えてライドシンバルとハットを強調したい時、EQを2台使うのが効果的です。使い方ですが、1台目はシェルビングカーブでハイを落とします。シェルビングのスタートポイントはサウンドにもよりますが、4kHzから10kHz辺りから落として下さい。そして2台目で必要なポイントを強調します。ポイントを探すにはQを少しきつめにしてレベルを上げスイープさせて下さい。そうすることで必要な楽器が持ち上がる帯域が見つかるはずです。そこをほんの少し強調すればバッチリのサウンドになるはずです。

ここが大切ですがEQは2台同じものを使用して下さい。違うEQでも可能ですが同じ方がサウンドのつながりがいいですよ。サラウンド対応の6chに対応したデジタルEQなどは、例えばAES EBUで1、2chに入力、そのアウトを3、4chにつなげば、2段がけが可能です。

EQで良いサウンドを作るにはカーブがきれいにつながっていることが大切です。あまりに近い帯域を強調すると不必要な帯域まで持ち上がってしまいますので、最低限の処理で最大の効果を得ることが出来ません。30Hzと60Hzを1台のEQで強調するとカーブがつながってしまいます。そういうときは1台目で30Hz、2台目で60Hzを強調すると自然なサウンドを得ることが出来ます。

もちろんこの使い方はミッドレンジやハイのEQにも使えますよ!

2009/11/17

サイデラ・モーニングセッション#001終了しました

どうもMUSHです!

昨日は2000年頃に行われて以来の復帰第一弾の「サイデラ・モーニングセッション」が行なわれました!マイクアレンジの違いを数パターン、音で聴けたのでこれはすごい!勉強になりました!
しっかり"朝活"出来たのではないでしょうか?


次回の「サイデラ・モーニングセッション#002」は2009.12.15を予定しています。終了しました。
参加希望の方は、までメールにてお知らせください!
(スケジュールはスタジオの都合により前後あるいは中止になる場合がありますので、ご了承ください)
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2009/11/13

DSDレコーディング(その1)「フレッド・フリスxMR-2000S」

どうもですMUSHです!

以前の記事《2009.8.31DSD 5.6MHzリマスタリング大好評です◎》にあったボンバ・レコードさんは、ジャズからワールドミュージック、現代音楽まで幅広い取り扱いがあります!カタログを見るとギタリスト/コンポーザーのフレッド・フリスFRED FRITHの作品まで!フレッド・フリス、アーマッド・コンパオレ、オノセイゲンで2009年01月17日(土) 東京日仏学院ラ・ブラスリーにて行われたライブを、こちらはDSD5.6MHzレコーディングにて収録しました!
その様子はコチラ→→→
その現場にボクも立ち会っていましたが、あまりの省スペースな機材陣には正直驚き!?が、そのサウンドにはもっと驚きかもしれません!!

2009/11/11

モニター改善策(その7)「パワードスピーカーの使いこなし」


プライベートスタジオなどでは外付けアンプのパッシブスピーカーよりも、アンプ内蔵のパワードスピーカーを使われている方がが多いと思います。パワードスピーカーの使いこなしのポイントは、
1)電源ケーブルの長さをそろえる。
2)スピーカーにつなぐラインケーブルの長さをそろえる。
以上の2点です。

電源ケーブルはあまり長く引き回さない方が良いので、ミキシングコンソールの後ろにセッティングする場合は、そこまでタップを使用するのが良いですね。ラインケーブルは片側がコンソールアウトに近くても、左右で同じ長さのものを用意して下さい。遠い方だけ延長してしまうとそちらのサウンドの抜けが悪く左右のバランスが崩れてしまいます。

モニタースピーカー用のラインケーブルは、音が気持ちいいからといってキャラクターの強いケーブルはお薦め出来ません。モニタースピーカーは色づけが少ないのでケーブルのキャラクターが顕著に出ます。例えば低音、高音が良く出るモニターでミックスすると、TDマスターはモニターとは反対の中域が上がった仕上がりになってしまいます。

パワードスピーカー用モニターケーブルの定番としてはカナレ L-4E6Sがフラットでお勧めです。ベルデン1192A、モガミ 2534も同グレードで大変良いケーブルです。まずはこれらのケーブルからスタートして、徐々にグレードアップしていけば理想的なサウンドが見つかるはずです。

2009/11/10

サンプリング周波数とは(その4)「CTLとは再生編」

それでは前回に引き続きCTLの役割の後半をお話しします。

(再生時)
音楽信号が記録されたテープを再生する時は、記録した音楽が同じ時間(記録時間=再生時間)で音揺れなく再現したいですよね。これを実現してくれるのがCTLになります。再生時には記録時同様、サンプリング周波数が基準信号になります。サンプリング周波数周期の再生用メトロノームに記録されているテンポ(CTL)が合うように、テープを再生します。基準信号がピッタリ正確であれば再生時間=記録時間という第一の目標が達成されます。

サンプリング周波数周期の基準信号にテープに記録されているCTL(テンポ)が合うように再生すると、多少のワウフラッターはあっても基準信号とCTL(テンポ)はそこそこあっているはずです。CTLがあうということはデーターもそこそこあうことになります。なぜなら、CTLとデータはいつも一緒。CTLと一緒だったデータは基準信号に渡されD/Aコンバーターを通り、音ゆれのない音が再生されることになります。俗にいうTime Base Correction(時間軸補正)ですね。この技術はVTRでも用いられ、画面のゆれを無くすことに貢献しています。

最後に、実際にDASHフォーマットでテープに記録されているCTLは、サンプリング周波数そのものではありませんし、アドレスを持っていたり記録時のFsの種類やテープの速度などの情報も含まれていますが、概念的に理解して頂けたらと思います。

2009/11/06

PCMとDSDアップコンバートの使い分け

PCM、DSDのサウンドにはそれぞれに良さがあり、ジャンルやアーティスト・プロデューサーが求めるサウンドの方向性で使い分けています。PCM音源でのマスタリングは音圧・パンチがあり、音量を入れる必要があるロックやヒップ・ホップに向いています。特にミキシングでサウンドを作り込んだ作品はPCMの方がまとまりがあり、見えすぎないところがカッコいいサウンドになり、そちらを選択することが多いです。

それに対しDSDにアップコンバートすると音の解像度が増し奥行き広がりが出るので、ヴォーカルものやロックの一発録りの楽器のニュアンスを生かした作品に最適です。アナログレコードのサウンドがベースにあるハウスなどのクラブミュージックにはアップコンバートすると心地が良く音量を上げたくなるサウンドに仕上がります。

あるいは良いとこどりで、曲ごとにそれぞれの良さを生かしたマスタリングをする場合も。広がりを少し抑えたい、抜けよりもパワーでいきたいという楽曲はPCMで、バラードなのでアーティストとオケの距離を少し広げたい、サビのストリングスを雄大にしたいという楽曲はDSDにアップコンバートして、など。ただしこの場合は作品としての統一感を図るため基準となる楽曲をしっかり決める必要があります。

PCMとDSDのマスタリングは「どちらが良い・悪い」ではなく、それぞれの良さを理解して使い分けることが重要です。最適な処理を最適な方法で行うことによって、その楽曲がもっともリスナーに届く仕上がりにすることが出来ます。実際の立ち会いマスタリングではPCM・DSDマスタリングのサウンドを必ず聴き比べ、方向性の確認をして最高の仕上がりに近づけていきます。


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『THIS IS IT』

ついにBlogデビュー!サイデラ・マスタリング代表のオノ セイゲンです。

アルバム「スリラー」のマスタリングについて取材を受けたり、CDはみなさんもいやっていうほど聴いているはず。「THIS IS IT」は、リハーサル時の記録映像をつないだ作品と聞いていたので、まったく期待せずに観てきた。ところが、映画が始まると、アルバムと(記譜上は)同じ楽曲なのに、この演奏は、ななな、なんだ!!!同じ楽曲なのに、今まで体験したことのない領域のグルーブ(の生演奏)に到達していて、終わるまで鳥肌ものだった。ダンサーも振付けも一流バレエ団のトップを集めたような身体能力。数ある音楽映画の名作の中でも最高のひとつである。もちろん音楽業界の人は全員必須ですよ!

「MJというジャンル」は、80年頃のクインシーまわりの超一流スタジオファーストコールのミュージシャンがレコーディングにより作り上げた音楽。ジャズ・フュージョン、R&B、ヴァン・ヘイレン、JB、ヒップホップが混ざりあって、そこがルーツである。そこから26年?子供の頃から「MJというジャンル」がすでにあって、それを普通に聴いて育った世代。その中から厳選、超一流ミュージシャンのバンド。その生演奏から生みだされるグルーヴ。ここで私の中で 「POPの基準」は、完全に変わってしまいました。


「音楽そのものが世の中に必要なものなのか・・・」と遺書を残して加藤和彦さんが逝ってしまいました。謹んでご冥福をお祈りいたします。私と同じ1958年8月生まれのMJは「THIS IS IT」を残して、これは「世の中が必要な音楽」のひとつでしょ。残念ながら劇場の音とはマスターからは、ほど遠いな。いい演奏を最高の技術でミキシング、マスタリングした音で、BDもいいので、これをサイデラ・マスタリングのモニターで聴けたらすごいことになってしまうなぁ。
現状の配信とか圧縮音声なんていくら便利でも、感性が堕落します。


『THIS IS IT』

2009/11/05

低音のチェック(宅録編)



自宅録音などでMIXが深夜になってしまい、音量を上げてミックスが出来ないという状況は意外と多いと思います。そのような状況で頼りになるのはヘッドフォンですが、ヘッドフォンでの音作りは慣れないとなかなか思うようにはいかないものです。

特にクラブミュージックや、ヒップホップなどでは50Hz以下のサウンドの扱いがポイントで、この帯域は音に空気感と暖かみを加えるとても重要な帯域です。基本的な処理はローカットですが、どの周波数からカットすれば良いのか、それを見極めることが大切です。マスタリングした作品をクラブでバッチリ鳴らすためには、サブウーハー付きのシステムでも無しのシステムでも対応した音作りをしなければいけません。

僕はチェックに意外なものを使っています。それはなんとラジカセのメガベース(低音ブースト)機能です!この機能はミニコンポなどにも付いていますね。ラージスピーカーの低音とはまた違った、「作られた低音」に対する確認です。

音決めが終わったらメガベース機能を入れてチェックしてみます。低音がしっかり止まってかっこ良く聴こえたらOKです。もし、多すぎるようだったら微調整を施します。メガベースを入れてもきれいに聴こえればクラブでもカーステレオでも大丈夫です。このチェックをした作品は、いつもクラブでの鳴りがバッチリでしたと感想を頂いております。

もちろん、メガベースは常にONではなく最終チェックの時だけ使って下さいね。

2009/11/04

サンプリング周波数とは(その3)「CTLとは応用編」


本日はCTLの役割をお話ししようと思います。

(記録時)
サンプリング周波数周期のメトロノーム(とんでもなく速いですが)を考えてみます。記録する時にはこのメトロノームの振子に合わせて、テープ上にそのテンポをマークする、と同時にデータも記録します。このテープに記録されたテンポがCTLと考えられます。

1)CTLはサンプリング周波数の仮の姿。
2)CTLとデータはいつも一緒。

CTLの記録のしかた(フォーマット)とデータのそれは異なりますが、テープ上ではきれいに並んでいます。もしCTLとデータが無関係に記録されると記録した音楽信号をミューティングしてしまいます。記録する時には、サンプリング周波数という基準信号をもとにデータとそのデータを記録したテンポ(CTL)がテープに記録されることになります。この基準信号というのはとても正確です。結果としてテープ上にはテンポ(CTL)が残りました。CTLはサンプリング周波数の仮の姿なのでこの記録されたテンポの数を数えれば、(テンポ一つあたりの時間はサンプリング周波数から計算出来る)テンポ(CTL)によって記録時間が分かります。

3)CTLは時間情報。

以上の3つがCTLの主な特徴です。このCTLが真価を発揮するのは再生時ですが、続きは次回です。