ボンバ・レコードさんよりオノセイゲンによるDSD 5.6MHzリマスタリングでさらに磨きがかかった作品たちが続々リリースされています!
ジョルジ・ベンもびっくりなサウンドに仕上がったこれらのリマスタリング作品、どうやらとても好評なようです!
てゆうか?5.6MHzDSDリマスタリングってなに?ですよね~。キーワードは『超リアル』!眼前によみがえったジョルジ・ベンに出会いたい方は、ボンバレコードさんより限定リリースです!
ちなみにジョルジ・ベンはあるときに名前をジョルジ・ベンジョールに改名したようですが、ジョルジ・ベンジョールって上から読んでも下から読んでもいけそうなかんじですよね!ではまた!
CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2009/08/31
2009/08/27
Indus & Rocksさんのお持ち込みマスターはなんと!
どうもMUSHです!
先日お越しいただいたIndus & Rocksさんです!
↓↓↓Indus&Rocksさん、エンジニア奥田さんこの日はなんと!エンジニア奥田さんの意向で、MR-2000Sにトラックダウンした5.6MHzDSDデータが持ち込み素材でした!なんでも、普段からDSDで録ってはいるそうですが結局リニアPCMでマスタリングされてしまうことが多かったようです。しかし!もちろんサイデラ・マスタリングには5.6MHzDSDを活かす機材もノウハウもありますので!この仕上がりはぜひIndus&RocksさんのCDで聴いていただきたいです!
(DSDレコーダーをお持ちでない方のPCMデータも、5.6MHzDSDデータに↑アップコンバート↑して作業できます!)
では今日は最後にDSD作文でお別れです!
Dだからって
Sそうめんばっか食べてたら
Dだめよ
先日お越しいただいたIndus & Rocksさんです!
↓↓↓Indus&Rocksさん、エンジニア奥田さんこの日はなんと!エンジニア奥田さんの意向で、MR-2000Sにトラックダウンした5.6MHzDSDデータが持ち込み素材でした!なんでも、普段からDSDで録ってはいるそうですが結局リニアPCMでマスタリングされてしまうことが多かったようです。しかし!もちろんサイデラ・マスタリングには5.6MHzDSDを活かす機材もノウハウもありますので!この仕上がりはぜひIndus&RocksさんのCDで聴いていただきたいです!
(DSDレコーダーをお持ちでない方のPCMデータも、5.6MHzDSDデータに↑アップコンバート↑して作業できます!)
では今日は最後にDSD作文でお別れです!
Dだからって
Sそうめんばっか食べてたら
Dだめよ
2009/08/24
Saidera Masteringのモニター環境(その4)「ラジカセの使いこなし」
今日はラジカセの使いこなしについてです。
最近では高性能なミニスピーカーが沢山あるのにどうしてラジカセでチェックしているのか?それはラジカセはスピーカーの間隔が絶対に変わらないからです。スピーカーの間隔が変わってしまうと音像の大きさや広がりが変わって聴こえてしまうため僕はあえてラジカセを使います。
ラジカセでのモニター時にチェックのポイントは3つ。
1. 100Hzから10kHzぐらいのレンジでバランス良く聴こえるか?
2. 小さなスピーカーでもKickがきちんと聴こえるか?
3. スピーカーの間隔が狭いのでセンターの音、キック、スネア、ベース、ヴォーカルがはっきり聴こえるか?
音源のヴォーカルがノーマルとUPの2バージョンある場合が多くありますが、ラジカセでチェックすると音量も小さいのでより客観的に聴くことが出来ます。ただしマスタリングをするとヴォーカルは前に出るようになるので、オケとのバランスを加味しノーマルバージョンを選ぶことももちろんあります。
低域のバランスチェックにもラジカセは大活躍してくれます。というのもラジカセには低音増強のメガベースなどといったスイッチがあり、これを押すと低音がブーストされたカーステレオなどの環境をシュミレーション出来ます。レゲエやHIP HOPなど低域にエネルギーのあるサウンドはキックがブンブンしてしまうことがありますので、最終チェックではこの状態でバランスを確認しています。
最近では高性能なミニスピーカーが沢山あるのにどうしてラジカセでチェックしているのか?それはラジカセはスピーカーの間隔が絶対に変わらないからです。スピーカーの間隔が変わってしまうと音像の大きさや広がりが変わって聴こえてしまうため僕はあえてラジカセを使います。
ラジカセでのモニター時にチェックのポイントは3つ。
1. 100Hzから10kHzぐらいのレンジでバランス良く聴こえるか?
2. 小さなスピーカーでもKickがきちんと聴こえるか?
3. スピーカーの間隔が狭いのでセンターの音、キック、スネア、ベース、ヴォーカルがはっきり聴こえるか?
音源のヴォーカルがノーマルとUPの2バージョンある場合が多くありますが、ラジカセでチェックすると音量も小さいのでより客観的に聴くことが出来ます。ただしマスタリングをするとヴォーカルは前に出るようになるので、オケとのバランスを加味しノーマルバージョンを選ぶことももちろんあります。
低域のバランスチェックにもラジカセは大活躍してくれます。というのもラジカセには低音増強のメガベースなどといったスイッチがあり、これを押すと低音がブーストされたカーステレオなどの環境をシュミレーション出来ます。レゲエやHIP HOPなど低域にエネルギーのあるサウンドはキックがブンブンしてしまうことがありますので、最終チェックではこの状態でバランスを確認しています。
2009/08/22
モニター改善策(その15)「音量を下げて確認する」
MIXやマスタリングの確認にはスピーカー、ヘッドフォン、ラジカセなど色々なシステムで確認することはとても有効な手段ですが、それと同じぐらい音量を下げて確認することも大切です。
音量が大きいと人は迫力があるように感じてしまいますが、小さい音量で聴いてみると思っているようには聴こえないことがあります。特にヴォーカルの音量、キックとベースのバランスなどは、少し小さめぐらいのほうが良くわかります。また、長時間の作業でも耳が疲れることはありません。
確認の方法としては、コンソールやモニターコントローラーにDIMスイッチがある場合はそれを押すと音量が下がります。もし無い場合はボリュームの位置に印をつけて下げて下さい。
チェックポイントは音量が小さくてもキックが聴こえるか?歌詞が聴き取れるか?ベースラインが聴き取れるか?メロとサビのヴォーカルバランスは?メインヴォーカルとハモ、コーラスとのバランスは?バッキングのギター、ピアノのバランスは?ソロのパートの音量バランスは?
音楽のバランスがばっちりになったら、今度はEQやCOMPでのレンジ、帯域のバランス調整を行ないます。低音が多すぎないか?高音が強すぎないか?COMPをかけすぎていないか?といったことを順番に確認してOKだったら、普段の音量で確認してみます。そうするといつも以上に迫力のある音像の大きなサウンドになっているはずです。
音量が大きいと人は迫力があるように感じてしまいますが、小さい音量で聴いてみると思っているようには聴こえないことがあります。特にヴォーカルの音量、キックとベースのバランスなどは、少し小さめぐらいのほうが良くわかります。また、長時間の作業でも耳が疲れることはありません。
確認の方法としては、コンソールやモニターコントローラーにDIMスイッチがある場合はそれを押すと音量が下がります。もし無い場合はボリュームの位置に印をつけて下げて下さい。
チェックポイントは音量が小さくてもキックが聴こえるか?歌詞が聴き取れるか?ベースラインが聴き取れるか?メロとサビのヴォーカルバランスは?メインヴォーカルとハモ、コーラスとのバランスは?バッキングのギター、ピアノのバランスは?ソロのパートの音量バランスは?
音楽のバランスがばっちりになったら、今度はEQやCOMPでのレンジ、帯域のバランス調整を行ないます。低音が多すぎないか?高音が強すぎないか?COMPをかけすぎていないか?といったことを順番に確認してOKだったら、普段の音量で確認してみます。そうするといつも以上に迫力のある音像の大きなサウンドになっているはずです。
2009/08/20
大人気アイテム!
どうもMUSHです!
サイデラ・マスタリングの片隅には、アップライトピアノがありまして。
その上に!かなりの確率でマスタリングに立ち会われたみなさんが触っていくものがあります!
これです!じゃん!
もうちょっと寄ってみましょう、、、
チーンってしたくなった方はサイデラ・マスタリングへ!
サイデラ・マスタリングの片隅には、アップライトピアノがありまして。
その上に!かなりの確率でマスタリングに立ち会われたみなさんが触っていくものがあります!
これです!じゃん!
もうちょっと寄ってみましょう、、、
チーンってしたくなった方はサイデラ・マスタリングへ!
2009/08/19
モニター改善策(その6)「ヘッドフォンを選定する」
今日はスタジオでのモニターヘッドフォンについてです。レコーディングスタジオに行くとSONY MDR-CD900STが沢山置いてあります。ヘッドフォンもマイクロフォンと同じで色々なミュージシャンの方が使います。良く聴かないとドライバーがへたってしまっているものがあるので、数があればいくつかチェックして一番分かりやすいヘッドフォンを選ぶのがベストです。
同じように見えますがサウンドだけではなくイヤーパッドの形状も微妙に違いますので、一番フィットしたものを選んだほうが演奏に集中出来ると思います。
僕もシビアな編集、ノイズチェックではいつもお気に入り900STを使っています。誰でも分かるようにヘッドバンドにドラフティングテープを貼っていて、暗黙の了解でアシスタントはこのヘッドフォンだけは使わないでいてくれます。
同じものを使うとヴォーカルの質感、LRのバランスなども分かりやすいです。ノイズチェックなどはとてもシビアな作業なのでいつも良い状態のヘッドフォンを使いたいですね。このヘッドフォンは録音には出来るだけ使わずにマスタリングだけで使っていますので、音がつぶれることは無くいつもいいサウンドで鳴ってくれています。
同じように見えますがサウンドだけではなくイヤーパッドの形状も微妙に違いますので、一番フィットしたものを選んだほうが演奏に集中出来ると思います。
僕もシビアな編集、ノイズチェックではいつもお気に入り900STを使っています。誰でも分かるようにヘッドバンドにドラフティングテープを貼っていて、暗黙の了解でアシスタントはこのヘッドフォンだけは使わないでいてくれます。
同じものを使うとヴォーカルの質感、LRのバランスなども分かりやすいです。ノイズチェックなどはとてもシビアな作業なのでいつも良い状態のヘッドフォンを使いたいですね。このヘッドフォンは録音には出来るだけ使わずにマスタリングだけで使っていますので、音がつぶれることは無くいつもいいサウンドで鳴ってくれています。
2009/08/18
モニター改善策(その5)「機材の振動対策」
機材を振動対策はどのようにすれば良いですか?という質問も沢山頂きますので本日は鉛板の振動対策についてです。
まず、ポイントは出来るだけ少ない本数で対策することです。例えば、アンプに鉛板をのせると音がしまっていきます。(このサウンドの違いはコンプのかけ具合と良く似ています)アンプの天板に一本ずつ置いていくと急にサウンドが変化するところがあります。ここが臨界点です。これ以上増やしても極端な変化は起きません。音がぐっと良くなった本数、それよりも1本少ないぐらいが安全で音が良いと思います。置き方は4つの脚に均等に重量がかかるようにしてください。例えばアンプのトランスが後ろにあるのなら天板のフロント側に置いてバランスをとります。機材に鉛を置く場合はオーディオラックや床がしっかりしていることが大前提です。強度がない場合は重みでラックが壊れたり、床が抜けたりすることもありますので。
もう一つ大切なことは出来るだけ天板の穴を塞がないようにすることです。鉛で放熱の穴を塞いでしまうと機材が熱くなりとても危険です。
これさえしっかり守れば鉛の振動対策はとても効果的です。電源ケーブルやラインケーブルのサウンドとはまた違い音がしっかりして音の芯が出てきます。音が前に出るようになりますね。また、余計なサウンドキャラクターが付かないので奥行きのある深みのあるサウンドが特徴です。
サイデラ・マスタリングではラージモニターと、モニター用のDAコンバーターの調整用に鉛板を置いています。動かすと音が変わってしまいますので触らないで下さいね。
まず、ポイントは出来るだけ少ない本数で対策することです。例えば、アンプに鉛板をのせると音がしまっていきます。(このサウンドの違いはコンプのかけ具合と良く似ています)アンプの天板に一本ずつ置いていくと急にサウンドが変化するところがあります。ここが臨界点です。これ以上増やしても極端な変化は起きません。音がぐっと良くなった本数、それよりも1本少ないぐらいが安全で音が良いと思います。置き方は4つの脚に均等に重量がかかるようにしてください。例えばアンプのトランスが後ろにあるのなら天板のフロント側に置いてバランスをとります。機材に鉛を置く場合はオーディオラックや床がしっかりしていることが大前提です。強度がない場合は重みでラックが壊れたり、床が抜けたりすることもありますので。
もう一つ大切なことは出来るだけ天板の穴を塞がないようにすることです。鉛で放熱の穴を塞いでしまうと機材が熱くなりとても危険です。
これさえしっかり守れば鉛の振動対策はとても効果的です。電源ケーブルやラインケーブルのサウンドとはまた違い音がしっかりして音の芯が出てきます。音が前に出るようになりますね。また、余計なサウンドキャラクターが付かないので奥行きのある深みのあるサウンドが特徴です。
サイデラ・マスタリングではラージモニターと、モニター用のDAコンバーターの調整用に鉛板を置いています。動かすと音が変わってしまいますので触らないで下さいね。
エラーチェック
サイデラ・マスタリングで作成するDDPマスター(DVD-R)、CD-Rマスターは、「Plextor PlexTools Professional」でエラーチェックを行ないます。CD-Rは「Q-Check C1/C2 Test」、DVD-Rは「Q-Check PI/PO Test」というエラーチェックをします。
CDはプレーヤーでC1とC2の2段階でエラー訂正を行います。1,2バイト長(1バイトは8ビット)のエラーはディスク全面に分布しておりランダムエラーと呼ばれC1で訂正されます。傷などによる比較的大きな欠落によるエラーはバーストエラーと呼ばれC2で訂正されます。C2は、C1で訂正できなかったバーストエラーを分散させランダムエラーに置き換えることでエラー訂正を行います。C2エラーが一つでも出たらそのディスクはNGにします。
DVDのPIはCD-RでのC1エラーに相当し、そこで訂正できなかったものをPOにて訂正します。POでも訂正できなかったエラーをPOFエラーといい、これが発生するとノイズの原因になります。DVD-RではPOエラーが一つでも出たらそのディスクはNGにしています。
マスターを作る際に上記のエラーが出た場合はディスクを焼き直して、再度エラーチェックをかけます。音色だけではなく、データがきちんと読み込めるよう細心の注意を払って品質管理を行なっております。
CDはプレーヤーでC1とC2の2段階でエラー訂正を行います。1,2バイト長(1バイトは8ビット)のエラーはディスク全面に分布しておりランダムエラーと呼ばれC1で訂正されます。傷などによる比較的大きな欠落によるエラーはバーストエラーと呼ばれC2で訂正されます。C2は、C1で訂正できなかったバーストエラーを分散させランダムエラーに置き換えることでエラー訂正を行います。C2エラーが一つでも出たらそのディスクはNGにします。
DVDのPIはCD-RでのC1エラーに相当し、そこで訂正できなかったものをPOにて訂正します。POでも訂正できなかったエラーをPOFエラーといい、これが発生するとノイズの原因になります。DVD-RではPOエラーが一つでも出たらそのディスクはNGにしています。
マスターを作る際に上記のエラーが出た場合はディスクを焼き直して、再度エラーチェックをかけます。音色だけではなく、データがきちんと読み込めるよう細心の注意を払って品質管理を行なっております。
2009/08/07
Before/After
どうもMUSHです!
サイデラ・マスタリングのお隣の敷地は、つい数ヶ月前に更地になったのですが!
いつのまにか緑が生い茂っていました!
Before→→→
After→→→
マスタリングでもこれくらい印象が変わりますよ!
(この写真では、どっちが善し悪しかわかりませんが、、、!)
、、、この例えはちょっと無理矢理でした!
Saidera Masteringのモニター環境(その3)「DSD対応のモニターシステム」
最近、お客様のデータを2.8MHz、5.6MHzのDSDデータにアップコンバートして作業することが多いのですが、サイデラ・マスタリングでは圧倒的なハイレゾリューションにも対応するためのモニター環境づくりをしています。
PCMの音源とDSD音源の一番の違いは音の立ち上がりの速さ、特に低域の立ち上がりはまるで違います。柔らかくキレのある低音はアナログレコードのようなニュアンスがあり何とも魅力的ですが、その魅力を生かすも殺すも完璧なモニターシステムが必要です。
先日のブログにデジタルアンプ導入のお話にも書きましたが、ケーブルのルーティング、セッティングなども全面的に改善しました。というのも、DSDのサウンドはPCM以上に低域、高域のバランスがシビアです。素材に入っている情報を余計な要素をプラスすること無く再生してくれる、そんなモニターシステムを目指しました。
自分としてはかなりいいレベルまで調整出来たと思って、試しにアンプの電源ケーブルを変えてみたら今まで分からなかったブランドのロットの差まで分かってしまいました。分かるのは良いのですが、ここから先がたいへんでした。
セイゲンさんにもお願いして10本近くの電源ケーブルを一本ずつ試聴していきベストなものを選びました。スピーカーケーブル、クロックケーブル、機材のケーブル、電源ケーブルと、仕事の合間にチェックしていきましたが一つ一つ全て違うサウンドに聴こえます。ケーブルの違いだけではなく、コンセントの差し込み口の音の違いなども明確に分かりました。これらの微妙な違いをフラットだけど音楽的なサウンドにするため積極的に使いました。
今のモニターシステムはEQの0.1dBのちがい、1Hzの違いが確実に分かります。特に30Hz前後の音の違い、16kHz以上のエアーといわれている帯域のニュアンスなどが手に取るように分かるようになっております。この違いはぜひ立ち会いマスタリングで体験して下さいね。
PCMの音源とDSD音源の一番の違いは音の立ち上がりの速さ、特に低域の立ち上がりはまるで違います。柔らかくキレのある低音はアナログレコードのようなニュアンスがあり何とも魅力的ですが、その魅力を生かすも殺すも完璧なモニターシステムが必要です。
先日のブログにデジタルアンプ導入のお話にも書きましたが、ケーブルのルーティング、セッティングなども全面的に改善しました。というのも、DSDのサウンドはPCM以上に低域、高域のバランスがシビアです。素材に入っている情報を余計な要素をプラスすること無く再生してくれる、そんなモニターシステムを目指しました。
自分としてはかなりいいレベルまで調整出来たと思って、試しにアンプの電源ケーブルを変えてみたら今まで分からなかったブランドのロットの差まで分かってしまいました。分かるのは良いのですが、ここから先がたいへんでした。
セイゲンさんにもお願いして10本近くの電源ケーブルを一本ずつ試聴していきベストなものを選びました。スピーカーケーブル、クロックケーブル、機材のケーブル、電源ケーブルと、仕事の合間にチェックしていきましたが一つ一つ全て違うサウンドに聴こえます。ケーブルの違いだけではなく、コンセントの差し込み口の音の違いなども明確に分かりました。これらの微妙な違いをフラットだけど音楽的なサウンドにするため積極的に使いました。
今のモニターシステムはEQの0.1dBのちがい、1Hzの違いが確実に分かります。特に30Hz前後の音の違い、16kHz以上のエアーといわれている帯域のニュアンスなどが手に取るように分かるようになっております。この違いはぜひ立ち会いマスタリングで体験して下さいね。
2009/08/05
曲間について
チーフ・エンジニアの森崎です。
今日は曲間についてお話ししようと思います。
曲間はアルバムの流れを作るとても大切なものです。ただ曲を並べただけでは普通に聴こえる作品も、微妙に曲間を調整するだけで雰囲気が変わって聴こえます。バラバラだった曲が相互に関連して聴き手の感情を盛り上げてくれます。
例えば1曲目、2曲目、3曲目は短めの曲間で勢いよく、5曲目と6曲目は雰囲気が変わる曲なので少し長めの曲間で、7曲目と8曲目はオンタイムでつなげてテンポ良く、というような調整をします。基本的に曲間にはルールは無く、同じジャンルでも長めが好き、短めが好きな方がいらっしゃいます。
ただ、人間の耳にはフェードアウトで終わる曲の後は長めに感じ、カットアウトの曲の後は短めに感じますのでこのテクニックを上手に使いこなす必要があります。
さらに、作業を進めていく中でアーティストの方が聴感上の2秒とイメージしているのか?それとも実際タイムで並べた時の2秒なのか?すぐに感じ取る必要がありますね。先ほどのフェードアウトを例にとりますと、聴感上の2秒であれば実際の曲間は1秒前後で2秒に感じます。マスタリングではレコーディングエンジニアの方が書いたフェードアウトにかぶってフェードを書くことはありません。そのフェードアウト後に書きますので実際のフェードが終わってから1秒ぐらい余裕を持ってエディットしています。
フェードのテクニックの一つとしてクロスフェードがあります。クロスフェードは前の曲、SEなどにかぶって次の曲をスタートさせますが、一つだけ注意することがあります。アルバムの音源をそのまま1曲ずつの配信用に使う場合、クロスフェードがある曲の前後は前の音がかぶってしまったり、次の音が出てしまったり、という現象が起こる場合があります。僕の場合、クロスフェードを希望される場合はお客様と必ず確認をとるようにしています。
もし、配信用にもお使いの場合は出来る限り作品の流れが損なわれない程度に、曲間を少し伸ばして音のかぶりを防ぐようにしています。
今日は曲間についてお話ししようと思います。
曲間はアルバムの流れを作るとても大切なものです。ただ曲を並べただけでは普通に聴こえる作品も、微妙に曲間を調整するだけで雰囲気が変わって聴こえます。バラバラだった曲が相互に関連して聴き手の感情を盛り上げてくれます。
例えば1曲目、2曲目、3曲目は短めの曲間で勢いよく、5曲目と6曲目は雰囲気が変わる曲なので少し長めの曲間で、7曲目と8曲目はオンタイムでつなげてテンポ良く、というような調整をします。基本的に曲間にはルールは無く、同じジャンルでも長めが好き、短めが好きな方がいらっしゃいます。
ただ、人間の耳にはフェードアウトで終わる曲の後は長めに感じ、カットアウトの曲の後は短めに感じますのでこのテクニックを上手に使いこなす必要があります。
さらに、作業を進めていく中でアーティストの方が聴感上の2秒とイメージしているのか?それとも実際タイムで並べた時の2秒なのか?すぐに感じ取る必要がありますね。先ほどのフェードアウトを例にとりますと、聴感上の2秒であれば実際の曲間は1秒前後で2秒に感じます。マスタリングではレコーディングエンジニアの方が書いたフェードアウトにかぶってフェードを書くことはありません。そのフェードアウト後に書きますので実際のフェードが終わってから1秒ぐらい余裕を持ってエディットしています。
フェードのテクニックの一つとしてクロスフェードがあります。クロスフェードは前の曲、SEなどにかぶって次の曲をスタートさせますが、一つだけ注意することがあります。アルバムの音源をそのまま1曲ずつの配信用に使う場合、クロスフェードがある曲の前後は前の音がかぶってしまったり、次の音が出てしまったり、という現象が起こる場合があります。僕の場合、クロスフェードを希望される場合はお客様と必ず確認をとるようにしています。
もし、配信用にもお使いの場合は出来る限り作品の流れが損なわれない程度に、曲間を少し伸ばして音のかぶりを防ぐようにしています。
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