2010/04/27

815-ハチイチゴ-「3つ数えて」

どうもMUSHです!

先日は夫婦ユニット815さんのマスタリングがありましたよ!
↓815ののぶさんと宇海さん
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今回はAOさん所有のFostexPD6で録音された96kHzのWAVデータをDSDにアップコンバート!してのマスタリングでした!
↓AOさん(AO Columnはすごくためになる!)
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すごくライブ感ある仕上がりのこの作品は、2010年6月9日発売予定です!

2010/04/26

ケーブルの使いこなし(その4)「MR-2000SxSD-9003」

「Saidera Ai SD-9003」はKORG MR-2000Sのインプットケーブルとしても最適です。
マスターテープの情報を損なわず、決して色づけすることなく録音出来るケーブル。アナログ1/2インチ、1/4インチからMR-2000Sへのアーカイビングには必ずこのケーブルを使います。
↓アナログテープレコーダーStuderA820からKorgMR-2000Sへ直結。
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(少しだけ自慢ですが)立ち会いの皆さまが最初に驚くのはモニタースピーカーの「色付けのないサウンド、レンジの広さ、そして立ち上がりの速さ」です。2009年よりモニターケーブルには全てSD-9003を使用しています。サイデラ・マスタリングのサウンドにはこのケーブルが不可欠です。
↓MR-2000Sへのインプットと、モニターラインへのアウトプットもSD-9003で。
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パワード・モニターのインプットケーブルにも最適です。DJミキサーのインプットケーブル、とくにUREI1620のインプットに使ったらどんなサウンドになるのかとても興味がありますね。

2010/04/20

ケーブルの使いこなし(その3)「電源&ケーブル入門ブック」



皆さん「Sound & Recording Magazine ミュージシャン/クリエイターのための電源&ケーブル入門ブック(リットーミュージック・ムック)」は読みましたか。先日マスタリングさせて頂いたthe brilliant greenの奥田さんが巻頭のSPECIAL INTERVIEWに掲載されています。(P8、P9参照)

"「電源ケーブルで確実に聴感上の音は変わる」
「僕は“機材の一部”と考えています」"
ブリリアント・グリーンのサウンドの秘密、ケーブルの使いこなしが分かりますよ。

また、「ライン・ケーブル自作塾!」(P122~P125参照)では、prime sound studio form&form THE MASTERのテクニカル・エンジニア宇都祐彦さんがプロスタジオのXLRコネクターの基本的なハンダ付けのやり方を詳しく解説しています。僕も音響ハウス時代にハンダ付けを教わり、宇都さんと全く同じ方法でハンダ付けしています。ハンダメッキを確実に行なうこの方法はプロスタジオやライブハウスでも安全、確実に信号を送ることが出来ます。さらに、予備ハンダを薄くする方法や使用工具&材料についても解説がありますので、ケーブルを自作してみたいと思った方はぜひ読んでみて下さい。

2010/04/15

モニター改善策(その13)「スピーカーの角度」



本日はモニタースピーカーの角度についてです。スピーカーの置き方はモニター改善策(その12)でお話しした、2本のスピーカーとリスナーが正三角形になる位置=60°が基本です。
(1)スピーカーの角度はリスニングポイントに座って、スピーカーの内側が少し見えるように置く。スピーカーの内側が見えないと、2本のスピーカーからの音が交わるクロスポイントがリスニングポイントの前に移動してしまうので注意。
(2)リファレンスCDをかけ音をチェック。この時、L、Rの音を別々に聴いてみる。例えば左は広がっているけど、右はまとまっている。どちらのサウンドがバランスが良いか?
(3)音を広げたい場合はスピーカーの角度をほんの少し緩く、まとめたい場合はほんの少しきつくする。
(4)音を確認してみる。もし微調整が必要な場合は、さらに細かく角度調整を追い込んでいく。

これらを繰り返しながらベストバランスを探していきます。また、センターの定位が定まらない場合は左右のスピーカーの間隔、音量差が考えられます。その場合は音が寄っているのとは反対のチャンネルのスピーカーを数ミリ前に出すか、数ミリ内側に平行移動して下さい。

2010/04/14

ケーブルの使いこなし(その2)「インプットとモニター、二つのライン」

スタジオのワイヤリングには音源からレコーダーまでのインプット・ラインと録音されたものを再生するモニター・ラインの2つがあります。

モニター・ラインのケーブルはフラットの方がいいですが、インプット・ラインのケーブルはヴォーカルの抜けが良くなったり、キックのアタックがしっかり出るといったキャラクターのあるケーブルも使います。サイデラ・マスタリングではモニター・ラインのケーブルはSaidera Ai SD-9003を使用しています。
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インプット・ラインは主にアクロテック8N、6N、トランスペアレント MUSIC LINK SUPER、WireWorld ECLIPSEなどを使っています。
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分かりやすいモニター環境にはモニタースピーカーの調整だけではなく、モニター・ラインのケーブル選択もとても重要ですよ。

2010/04/12

モニター改善策(その12)「スピーカーの間隔」

チーフ・エンジニアの森崎です。

モニタースピーカーのリスニングポイントは、2本のスピーカーとリスナーが正三角形になる位置が基本です。まずは現状のまま音を聴いてみます。

1)低音が多すぎる場合→2本のスピーカーを壁から数センチ離す。
2)低音が足らない場合→2本のスピーカーを壁に数センチ近づける。
3)広がりが足らない場合→スピーカーの間隔を数センチ広げる。
4)中抜け(センター成分が弱い)の場合→スピーカーの間隔を数センチ近づける。
5)音が片側に寄っている場合→例えば、全体に左側に寄っている場合は、2本のスピーカーの間隔、壁からの距離はそのままで全体を数センチ右側に寄せる。
6)リスニングポイントを変えてみる。→前後に動きながらベストポジションを見つける。

これらを繰り返しながらを色々なセッティングを試して下さい。正三角形はあくまで基本です。スピーカーの間隔が広くても狭くても一番バランスの良い位置がベストポジションです。

2010/04/11

東田トモヒロ/5.6MHzDSDマスター

どうもMUSHです!

東田トモヒロさんのマスタリングがあり、エンジニアを担当されたのはokuda spaさんで、もちろん5.6MHzDSDマスタリングでした!
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今回の作品はモノラルでの制作でしたが、非常にナチュラルな歌声とギターの音色をぜひチェックしてみてください!

2010/04/08

土岐麻子さん/乱反射ガール

チーフ・エンジニアの森崎です。
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先日は土岐麻子さんのニューアルバム「乱反射ガール」をマスタリングさせていただきました。音源は5.6MHz1BitのDSDデータと、48kHz24BitのPCMデータです。マスタリングでは奥行き、広がり、声の優しさを大切に仕上げました。またアレンジ、ミックスの良さを生かすために曲ごとの音量レベルはヴォーカルで合わせました。

アレンジャーの川口大輔さんが、エンジニアokuda spaさんがMixした曲「乱反射ガール」のDSD音源を聴いて「肉厚だけど、曇りがない」と言ってたのが印象的でした。DSDの音はコンソールのアウトを素直にそのまま録音できるのがいちばんの魅力ですね。素敵なアルバムなのでぜひたくさんの方に聴いて頂きたいです。
乱反射ガール(DVD付)
乱反射ガール(DVD付)
  • アーティスト: 土岐麻子,和田唱

  • 出版社/メーカー: rhythm zone

  • 発売日: 2010/05/26

  • メディア: CD

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  • 2010/04/06

    MR-2000Sを使ってみよう!(その8)「録音時のレベル」



    MR-2000Sの5.6MHzDSDレコーディングでは、録音レベルは全く問題ありません。例えばピアノのホールレコーディングではピークメーターが-3dB辺りになるよう、レベル調整をしています。瞬時であれば赤が点灯してもPCMのように歪むことはありません。再生時にはRef.Level(リファレンス レベル)が-12dB→-20dBまで2dBステップで再生レベルを調整出来ます。マスタリングやミックス時、アンプの入力レベルに合わせて適正なレベルでのプレイバックが可能です。
    ↓杉並公会堂でのピアノレコーディング
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    マスタリングで5.6MHzのハイレゾリューションを活かせる作業の一つが、アナログマスターテープからのアーカイビングです。入出力コネクターはXLR(キャノン)、RCA(ピン)、S/PDIF(ピン)と付いていますので、アナログテープをアーカイビング、HDDで保存が可能です。MR-2000Sでそのまま再生するのもOK。5.6MHzDSDデータを付属のソフトウェア「Audio Gate」でPCMに変換すれば、あらゆるシステムで再生可能です。

    2010/04/05

    ケーブルの使いこなし(その1)「立ち上げケーブル」

    サイデラ・マスタリングの立ち上げケーブル「Saidera Ai SD-9003」です。
    レンジが広く、立ち上がりが速いです。

    レコーディング、マスタリング、パワードスピーカーのインプット用としてベストマッチング。

    コネクターはノイトリックNC3FXX、NC3MXX。金メッキ端子は4KHz~8KHz辺りにピークが出るので音がフラットな銀メッキ端子を使用しました。ハンダは日本アルミットKR-19を使用。

    このケーブルを使用するまではアクロテック(現アクロリンク)とカナレのケーブルでしたが、「Saidera Ai SD-9003」では、さらに繊細な部分まで(モニターが)判りやすくなりました。外皮もしっかりしているのでライブレコーディングでも安心して収録することが出来ますね。