2013/11/28

ハイレゾ音源の楽しみ(その1)「改めて、ハイレゾとは?」

ハイレゾ。一部の方にはもう耳にタコでしょうが、サイデラ・マスタリングでは来るべきハイレゾ時代に向けどんどん推奨していきます。あらためておさらいしましょう!

ハイレゾとは?
ハイレゾ=Hi-Res=Hi-Resolution(ハイレゾリューション)=「高い+解像度」の略称です。ハイレゾ音源とは一言で言うとCDを超えるフォーマットの音源、具体的にはほとんどの場合24ビット以上の非圧縮または可逆(ロスレス)圧縮のPCMか、DSDを指します。24ビット/96kHz WAV、24ビット/44.1kHz FLAC、1ビット/5.6MHz DSF、など。

iTunes配信における「Mastered for iTunes」は専用につくられた「ハイレゾ」マスターからエンコードされたAAC音源ですが、AACになった時点で圧縮音源なのでハイレゾの定義には当てはまりません。

ハイレゾ、ハイレゾ、ハイレゾ、、、正直1−2年前まではとても違和感のある言葉だったのですが、最近はふっつーに遣っています。すべての音楽ファンのみなさんに、まず一度ハイレゾを体験してもらわないといけませんね!

関連リンク:
Saidera Mastering Blog:「Hi-Resolution」
CEAが2014年インターナショナルCESでハイレゾオーディオを紹介
iPhoneだけでハイレゾ音源を再生!? オンキヨー「HFプレーヤー」

2013/11/27

文章から音が聞こえてきます






『録音集』ってご存知ですか? これは名録音のコンピレーション・アルバムなどではなく、音そのものや音にまつわる考えが書かれた本(著:豊島与志雄)なんです。雨風や足音、汽車といった様々な音に関する描写は、今にも音が聞こえてきそうなほど。今でも時々読み返す好きな一冊(豊島与志雄著作集 第六巻/未来社)です。

雨戸を閉める音をきいていると、その人の日常の挙措動作や暮し方から、気立や性質までが想像される。(青空文庫より引用)

さて、私は10年以上生まれ故郷を離れて暮らしているわけですが、音について少なからず敏感になった理由として「実家の環境」があるのではと、『録音集』を開く度に思うんです。その環境というのは、「空間(視覚)としては仕切られるが音(聴覚)はほとんど仕切られない(筒抜け)という特徴をもった間仕切り」=「障子」のことです――

鉄筋コンクリート造のマンションでは、遮音性に優れた壁とドアによって部屋が仕切られていますよね。でも、木造家屋の障子だとそうはいきません。障子を閉めても、隣り合った部屋同士で音はほとんど筒抜け状態。しかし、“障子が閉まっている時は聞こえていないことにする” という暗黙の了解があるんです。そしてまた、お互いにうるさくならないよう配慮しながら暮らす癖も身につきます。

隣室の私語はひどく神経を刺戟するものであるが、それよりも、襖一重の隣室で、ペンの音を立て、原稿紙の音をさせるのは、更に神経を刺戟するものだとは、某氏の言である。(青空文庫より引用)

―― こうした、障子を隔てて音を “やりとり” する日常が、音の表情を感じ取る感覚を養ってくれたのかも知れません。『録音集』は青空文庫にも収録されています。10分もあれば読めますよ!

2013/11/20

居場所として いい場所





サイデラ・マスタリングのDSDレコーディングシステムは、机一個分のスペースで高品位な録音を実現できるので機材の設置場所を選びません。では、「エンジニアの居場所」はどこがいいでしょうか? エンジニアが「奏者と同じ空間」にいる場合と「奏者とは別の空間」にいる場合とでは、以下のメリット/デメリットが考えられます。

「奏者と同じ空間」(例:ステージ付近)
●メリット
・密なコミュニケーションがとれる
・短いマイクケーブルで音の鮮度を失わず録音できる

●デメリット
・奏者の気が散る可能性がある
・動作音のする機材は使用できない


「奏者とは別の空間」(例:楽屋/録音室/中継車)
●メリット
・演奏時とプレイバック時との環境変化が、奏者の気分転換に繋がる
・奏者が演奏に集中できる傾向にある
・動作音の大きな機材も使用できる

●デメリット
・場合によってはマイクケーブルの敷設距離が相当長くなる
・機材量が多くなり、スタッフ増員も必要なら経費がかかる
・コミュニケーションの手段はトークバック等に限られる


その他にも、例えば程々の遮音性がある「舞台袖」を利用したり、モニタースピーカーだけを楽屋に仮設したりといった具合に、録音の進め方や予算、ホールの構造、使用機材などからご提案します。お気軽にご相談くださーい!

【参考記事】


2013/11/18

私たちのインターン日記2013(その9)「Inter BEE2013 ボランティアは楽しい!」

先週は「Inter BEE 2013」のボランティアに行ってきました!幕張メッセで11/13-15の3日間行われていました。

Inter BEE (International Broadcast Equipment Exhibition) とは、国内や海外の最新の放送機器、映像機器、音響機器、照明機器などのプロフェッショナルメディア機器の展示会です。規模はかなり大きく、出展者数は800以上にものぼるとか…

Musicman-Net「国際放送機器展『Inter BEE 2013』フォトレポート」2013.11.14 


さてさて私のお仕事内容はと言いますと、一般社団法人日本ポストプロダクション協会(JPPA)主催のラウドネスワークショップのブース運営・撤収のお手伝いです。ワークショップとは、 5つのセッションから成るプレゼンテーションでした。プレゼンターは、村越宏之さん(IMAGICA)、松永英一さん(フジテレビ)、飯島康生さん(テクノマックス)、中村寛さん(WOWOW)、清水英明さん(日本テレビ)、濱田豊さん、飯森雅允さん(東京サウンドプロダクション)の7名でした。主な仕事は、来客数のカウント、椅子・机並べや整頓、講師たちの控え室の整理整頓でした。

来客数のカウント - 13日から15日まで1日5つ全てのセッションで行いました。よくある手持数取器を使い、1セッション40分数え続けました。カチ、カチ、カチ…と次々入ってくるお客様の数を数えました。夢中でやっていると親指の動きがだんだん速くなってきました。するとどうでしょう。気が付けばブース内に人が収まらず、ブースの外に立ち見のお客様が溢れていました!セッション2では合計200人程度のお客様が集まりました…感動です。

椅子・机並べや整頓 - 普段のインターン時に心掛けている「平行、直角、水平、垂直」が存分に発揮できました。椅子の横列、縦列どちらもピシッ!と合うように出来たように思います。

控え室の整理整頓 - みなさんが過ごしやすいようにゴミを片付けたり、プレゼンに勤しんで喉がカラカラのプレゼンターの方々にお茶を用意しました。プレゼンターの方とひと時のお話が出来たのもこの部屋であります。

お仕事のあとは、Let’s Party!開展の時間が終わると宴会に参加させてもらいました。皆さん自分の仕事を本当に何十年も真剣にやってきたのが伝わりました。レセプションパーティーの場になると、研究会の雰囲気から一転してみなさん私のようなインターン生にもこだわりや制作現場のことをとても熱く語ってくれました!何十年と培ってきた伝統や伝説のような話まで、夢中になれる仕事ってステキですね。技術の話にはぜんぜんついていけませんでしたが、こんなに楽しくお手伝いさせていただける現場に入れていただき感激でした!私のようなインターンでお役に場があれば、いつでも声かけてください。自分も何年も打ち込めるものを見つけて、人の役に立っていきたいと思わされました。こんな私の話を聞いて下さったり、優しい(厳しい?)言葉を下さった皆様、本当にありがとうございました!すごく有意義な時が過ごせました。

Inter BEEは私にとっては、夢の構築場でした。読んでいただいてありがとうございました!

関連リンク:
http://www.inter-bee.com/ja/ (Inter BEE)
http://www.jppanet.or.jp/ (一般社団法人 日本ポストプロダクション協会)
http://www.arib.or.jp/ (ARIB 一般社団法人 電波産業会)
http://www.j-ba.or.jp/ (一般社団法人日本民間放送連盟)
http://www.1991.co.jp/surround_cm (サラウンドCM研究会)
http://www.jesa.or.jp/jp/ (一般社団法人 日本エレクトロニクスショー協会 JESA)


2013/11/13

計器をメーッターに見ないで



先日、初めて出産に立ち会うことができました。職業柄「初めての産声を録音したいな」などと考えていましたが、分娩はまるで神聖な儀式の様で、とてもマイクロフォンを設置する心持ちにはなれませんでした。

とはいえ分娩室には様々な医療機器が並び、母体にはセンサーが取り付けられ、赤ちゃんの心拍数や陣痛の度合い・間隔などを “計器” 越しに把握できるようになっています。さすがに、赤ちゃんの心拍数は聴診器でもないかぎりわかりませんが、陣痛の度合いは計器が無くとも表情を見ていれば何となくわかるものです。

さて、レコーディングを始め、音響・音声制作には様々な “計器(メーター)” が使われます。VUメーター、ピークメーター、ラウドネスメーター、フェーズメーター……どれもなくてはならないものですが、熟練したエンジニアほどこれら計器類を凝視しなくなる様な印象があります。まだまだ若手の私からすると「もっと見なくていいのかな?」と思うほど。きっと、色々な音の事象を「監視」ではなく「感覚」しているからでしょう。

では、メーターを “滅多” に見なくても良い程度に音を感覚するための必要条件とは?

……その内のひとつが、「慣れ親しんだ(そして極力色付けのない)モニター環境」なのです!

【関連記事】第四次スタジオ改装完了(その2)「スタジオ改装その後」


2013/11/06

のこった のこった 記録したから のこった!

記録録音は、演奏の“定点観測”




私は録音 “する” ことは好きですけれど、録音 “される” ことはどうも苦手。写真を撮られる時も同じで普段通りで居られないというか……。なので、“録音” というと構えてしまう気持ちも何となくわかります。それでも「演奏を記録しておくこと」をオススメしたいのです。

理由は2つあります。

1.定点観測
 例えば毎年リサイタルを開催している場合、毎回録音を残すことで昨年の演奏と比べることもできるし、来年のテーマをみつけるヒントにもなります。サイデラ・マスタリングのワンポイント・ステレオDSDレコーディングなら、ぐっと繊細な音質で記録を残します。せっかく毎年リサイタルを開催するのなら、できる限り同じ条件で続けて、できる限りハイレゾで記録を残しましょう!

2.名演奏はいつ訪れるかわからない(網をはって準備しておきましょう!)
 ライブで素晴らしい演奏となったときに、商品としても通用する品質の記録録音があったとしたら――

ライブレコーディングは、リサイタルのオプションとして記録するものです。録音だけが目的になると、枝葉が気になったり不要な緊張があったりして「いつもの感じ」が出せなかったりします。また、あちこちに数多くのマイクロフォンが設置されればレコーディングを意識せずにいるのは難しいかもしれません。しかしワンポイントであれば経費も最小限、林立したマイクロフォンに気をとられることもないでしょう。

――本番は1度きり、お客さんの反応やその日限りの「なにか」によって名演奏が生まれ、そのときにレコーダーが廻っていて初めて「伝説の名盤」「あの時の名演」が残るのです。

録っておいたからこそ次に開ける道が、きっとあると思うのです!


2013/11/05

マスタリングのリクエストを理解する



マスタリングの作業で大切なことは。

音作りや最後の品質管理はもちろんですが、それ以前に大切なのは「アーティストやクライアントが、どんなサウンドを求めているか」を誤解なく理解することです。例えば「もう少し」が指すのが2dBなのか、0.5dBなのかは、状況により違います。だからマスタリングの音作りにとりかかる前にじっくり時間をかけてコミュニケーションをとって、同じゴールに向かって作業をスタートすることのが大切なのです。


こんな感じに仕上げて欲しい!というリクエストは様々です。実際にあったリクエストのいくつかをご紹介します。これらの言葉から連想するサウンドが必ずしもクライアントと一致するとは限りませんよね。だからコミュニケーションがとても大切です。

1.「頭で鳴っているイメージ」を言葉に変えて
「抜けを良く」「レンジを広く」「パンチのある」「厚みのある」「声の芯を出して」。

2.「リファレンス音源」との比較試聴で
最終的に目指しているCDと比較しながら質感、音量をチェックしながら確認。

3.好きな傾向のマスタリング・エンジニアはいますか?
トム・コイン、テッド・ジェンセンみたい。

4.こだわりの機材に例えて
NEVE1073、UREI1620のような暖かく厚みのある音に。

5.絵やアートに例えて
モネのように淡く。

6.料理に例えて
ステーキや焼き魚のひと振りの塩のようにほんの少しの味付けで。

どんな表現でもかまいません。オーディオ用語や専門用語でなくても、仕上がりのイメージを共有できるようにコミュニケーションしていくので、感じてることを自分の言葉で思いのままを伝えてください。

2013/11/01

私たちのインターン日記2013(その8)「秋のヘッドフォン祭レポート」



先週末に行われた「秋のヘッドフォン祭2013」に行ってきました。今回、初めて行くのでどんな感じなのかワクワクの遠足気分で参戦してきました。

まずパンフレット表紙にもなっているULTRASONEからレッツゴー。この日発表された「Edition 5」、さすがに人気で列になってました!一度にこれだけ試せる機会はないので一通り試聴しました。ある程度音量を上げると、なるほどと言うしかない高級感ある音になり納 得。

そして9階へ。オーディオ猛者的な風貌(?)の人達で溢れていて戦地に来たという感覚!自分も真空管好きなのでtriodeやVenetor Soundなどに目がいきがち(笑)ですが、カタログもらい片っ端から試聴しました。見た目も音も綺麗なやつ。武士のような面構えをしているのに繊細なやつ。いい機材に、いいヘッドフォン!最高ですね!インターネットで見たことがあったabyss ab-1266も発見!噂通りの解像度。もう少し機材とお話したかったですが時間もあるので、

「ここは音の宝石箱や~~」と心の声が出たところで9階フロアをあとにしました!

角田郁雄さんの部屋(共同通信協賛)に入ると他の部屋と雰囲気が違い、スピーカーが鎮座していたのでとりあえず着席。あとで調べると何種類かイベントがあったみたいですがその中でもネットワークプレイヤーという企画があり普段聞かない言葉でしたが、こちらも今後ユーザーが増えるのかなとか思いつつ会場を出ました。

ハイレゾという言葉は雑誌でもよく見たり、サイデラ・マスタリングでも日頃耳にしていましたがこんなに多くのメーカーから出ているとは思いませんでした(これは勉強不足)。ほぼ全メー カーが24ビット/192kHzまたは24ビット/96kHzが標準になっていて対応機種がたくさんありました。DSDも5.6MHzまで対応の機種がたくさん出てきた様子。コンパクトなモデルではKingRexのUD384は32ビット/384KHz。またμSharのμDAC311も24ビット/96kHzと高音質に対応していました。いい音を求めるユーザー、いい音を提供しようとする企業の魂を感じずにはいられませんね!!ハイレゾ時代を肌で感じました。いつ聴くの??今でしょ!!

ヘッドフォン祭、次回は春でしょうか?行くしかないっしょ!!とか言いつつDAコンバーター、ヘッドフォンアンプばっかでヘッドフォンはゼンハイザー以外ほとんど試聴してないことに気づきました…(-_-;)

下に機材まとめて みました。

Audio Design / DCP-210 (http://www.audiodesign.co.jp/DCP210.htm)
Audio Design / DCPW-200 (http://www.audiodesign.co.jp/DCPW200.html)
Audio Design / DCHP-100 (http://www.audiodesign.co.jp/DCHP.htm)
Aurorasound / PREDA (http://www.aurorasound.jp/preda.html)
EXIMUS / DS1 (http://www.timelord.co.jp/brand/products/april-music/eximus/dp1)
FOSTEX / HP-A8 (http://www.fostex.jp/products/HP-A8)
Hook Up, Inc. / DAC2 HGC (http://hookup.co.jp/products/benchmark/DAC2HGC.html)
KingRex / UD384 (http://www.fujiya-avic.jp/products/detail11157.html)
LUXMAN / DA100 (http://www.luxman.co.jp/product/da-100)
LUXMAN / DA200 (http://www.luxman.co.jp/product/da-200)
LUXMAN / DA-06 (http://www.luxman.co.jp/product/da-06)
Linkman / LV-10 (http://www.linkman.jp/audio/design3.html)
McAUDI / M-81 (http://www.mcaudi.co.jp/product/m81/m81.html)
McAUDI / MD770 (http://www.mcaudi.co.jp/product/md770/md770.html)
McAUDI / MD780 (http://www.mcaudi.co.jp/product/md780/md780.html)
McAUDI / MD3300 (http://www.mcaudi.co.jp/product/md3300/md3300.html)
Mark Levinson /Reference PreamplifierNo52 (http://www.harman-japan.co.jp/marklev/preamp/)
north star design / Impulso (http://www.pc-audio-fan.com/regular/lets-enjoy-audio/20130803_47200)
NU FORCE / HAP-100 (http://www.nuforce.jp/desktop/products/hap100.html)
NU FORCE / UDH-100 (http://www.nuforce.jp/desktop/products/udh100.html)
nmode / X-DU1 (http://www.fujiya-avic.jp/products/detail19543.html)
nmode / X-HA10 (http://www.fujiya-avic.jp/products/detail13908.html)
nmode / XDP1-HF (http://global.rakuten.com/en/store/jism/item/4571399476661-35-1598-n)
OjiSpecial / BDI-DC44A (http://www.ojispecial.jp/products/BDI-DC_A_SP.html)
Olasonic / NANO-UA1 (http://www.olasonic.jp/nanocompo/nanoua1.html)
ortofon / MHd-Q7 (http://www.ortofon.jp/product/h_amp/index.html)
Phase Tech / EPA-007 (http://www.phase-tech.com/digital/productspage_EPA-007.html)
ROTEL / RDD-06 (http://www.rotel.co.jp/item_list1.html)
ROTEL / RDA-06 (http://www.rotel.co.jp/item_list1.html)
RATOC Audio Lab / REX-K24192DSDU (http://www.ratocaudiolab.com/product/kit/rex_k24192dsdu/)
RATOC Audio Lab / REX-K1792DA1 (http://www.ratocaudiolab.com/product/kit/rex_k1792da1/)
SENNHEISER / HDVD800 (http://www.sennheiser.co.jp/sen.user.Item/id/959.html)
SENNHEISER / HDVD600 (http://en-de.sennheiser.com/headphone-audio-amplification-hdva-600-acoustic)
TEAC / UD-501 (http://www.teac.jp/product/ud-501/)
Venetor Sound / DiG (http://venetor-sound.com/main/products/mctl.html)
μ Shar / μDAC311 (http://www.porcaro-line.co.jp/microshar/)
音松 / BDR-HPA02 (http://jaben.net/jp/shopping/Balance-Ready-Beyerdynamic-Otomatsu-Balance-Amp-CEntrance-DACport.html)