CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2013/10/29
モニター音量の設定
ミキシングやマスタリング作業中のモニター音量レベル(ボリューム)は固定していますか?
1.ミックス音源の音量レベルの確認
2.曲ごとの音量レベルの確認
3.ジャンルにふさわしい音量レベルの確認
これらはボリュームを変えると分からなくなるので、基準となるもの(デジタルボリュームであれば数値、アナログボリュームならつまみの位置)を決めておくことをおすすめします。
1.モニター音量レベルは、マスタリング済みの状態で心地よく聴けるレベル(スピーカーのSPLは85dB~90dBぐらいで)に設定します。
ミックスしたエンジニアが異なるとミックスマスターの音量レベルも異なります。持ち込まれた音源を再生した時に製品CD並みにレベルが入っている、3dBぐらい小さめ、などの違いがいつもの基準があれば瞬時に判断することができます。
2.マスタリング済み音源とこれからマスタリングする音源の音量レベルの比較や、流れで聴いた時の前後曲の聴こえ方を確認します。2枚組以上の作品ではディスクごとの音量レベルが揃っているかも確認します。
3.例えばダイナミックレンジの広いオーケストラをJ-POPのように音圧を入れて仕上げることはありません。ジャンルにふさわしい音量レベルで仕上がっているか確認をします。
モニター音量は意外と小さく聴こえるかもしれないですが、アルバムを通して聴いた時に耳が疲れないように心がけています。小さな音量レベルでも分かりやすいモニター環境を整えることは大切です。これは自分だけでなく立ち会いマスタリングの時、皆さんの耳を保護する意味でもとても大切なことだと思っています。
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