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2009/11/04
サンプリング周波数とは(その3)「CTLとは応用編」
本日はCTLの役割をお話ししようと思います。
(記録時)
サンプリング周波数周期のメトロノーム(とんでもなく速いですが)を考えてみます。記録する時にはこのメトロノームの振子に合わせて、テープ上にそのテンポをマークする、と同時にデータも記録します。このテープに記録されたテンポがCTLと考えられます。
1)CTLはサンプリング周波数の仮の姿。
2)CTLとデータはいつも一緒。
CTLの記録のしかた(フォーマット)とデータのそれは異なりますが、テープ上ではきれいに並んでいます。もしCTLとデータが無関係に記録されると記録した音楽信号をミューティングしてしまいます。記録する時には、サンプリング周波数という基準信号をもとにデータとそのデータを記録したテンポ(CTL)がテープに記録されることになります。この基準信号というのはとても正確です。結果としてテープ上にはテンポ(CTL)が残りました。CTLはサンプリング周波数の仮の姿なのでこの記録されたテンポの数を数えれば、(テンポ一つあたりの時間はサンプリング周波数から計算出来る)テンポ(CTL)によって記録時間が分かります。
3)CTLは時間情報。
以上の3つがCTLの主な特徴です。このCTLが真価を発揮するのは再生時ですが、続きは次回です。
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