CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2009/11/05
低音のチェック(宅録編)
自宅録音などでMIXが深夜になってしまい、音量を上げてミックスが出来ないという状況は意外と多いと思います。そのような状況で頼りになるのはヘッドフォンですが、ヘッドフォンでの音作りは慣れないとなかなか思うようにはいかないものです。
特にクラブミュージックや、ヒップホップなどでは50Hz以下のサウンドの扱いがポイントで、この帯域は音に空気感と暖かみを加えるとても重要な帯域です。基本的な処理はローカットですが、どの周波数からカットすれば良いのか、それを見極めることが大切です。マスタリングした作品をクラブでバッチリ鳴らすためには、サブウーハー付きのシステムでも無しのシステムでも対応した音作りをしなければいけません。
僕はチェックに意外なものを使っています。それはなんとラジカセのメガベース(低音ブースト)機能です!この機能はミニコンポなどにも付いていますね。ラージスピーカーの低音とはまた違った、「作られた低音」に対する確認です。
音決めが終わったらメガベース機能を入れてチェックしてみます。低音がしっかり止まってかっこ良く聴こえたらOKです。もし、多すぎるようだったら微調整を施します。メガベースを入れてもきれいに聴こえればクラブでもカーステレオでも大丈夫です。このチェックをした作品は、いつもクラブでの鳴りがバッチリでしたと感想を頂いております。
もちろん、メガベースは常にONではなく最終チェックの時だけ使って下さいね。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿