2009/11/06

『THIS IS IT』

ついにBlogデビュー!サイデラ・マスタリング代表のオノ セイゲンです。

アルバム「スリラー」のマスタリングについて取材を受けたり、CDはみなさんもいやっていうほど聴いているはず。「THIS IS IT」は、リハーサル時の記録映像をつないだ作品と聞いていたので、まったく期待せずに観てきた。ところが、映画が始まると、アルバムと(記譜上は)同じ楽曲なのに、この演奏は、ななな、なんだ!!!同じ楽曲なのに、今まで体験したことのない領域のグルーブ(の生演奏)に到達していて、終わるまで鳥肌ものだった。ダンサーも振付けも一流バレエ団のトップを集めたような身体能力。数ある音楽映画の名作の中でも最高のひとつである。もちろん音楽業界の人は全員必須ですよ!

「MJというジャンル」は、80年頃のクインシーまわりの超一流スタジオファーストコールのミュージシャンがレコーディングにより作り上げた音楽。ジャズ・フュージョン、R&B、ヴァン・ヘイレン、JB、ヒップホップが混ざりあって、そこがルーツである。そこから26年?子供の頃から「MJというジャンル」がすでにあって、それを普通に聴いて育った世代。その中から厳選、超一流ミュージシャンのバンド。その生演奏から生みだされるグルーヴ。ここで私の中で 「POPの基準」は、完全に変わってしまいました。


「音楽そのものが世の中に必要なものなのか・・・」と遺書を残して加藤和彦さんが逝ってしまいました。謹んでご冥福をお祈りいたします。私と同じ1958年8月生まれのMJは「THIS IS IT」を残して、これは「世の中が必要な音楽」のひとつでしょ。残念ながら劇場の音とはマスターからは、ほど遠いな。いい演奏を最高の技術でミキシング、マスタリングした音で、BDもいいので、これをサイデラ・マスタリングのモニターで聴けたらすごいことになってしまうなぁ。
現状の配信とか圧縮音声なんていくら便利でも、感性が堕落します。


『THIS IS IT』

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