2014/07/09

サイデラ・マスタリングでハイレゾマスタリングを体験しよう!(その1)「ハイレゾマスタリング、2つのフォーマットで異なるプロセスと仕上がり」


サイデラ・マスタリングではCDのマスタリングと同時にハイレゾのマスターを作成することを推奨しています。

僕のハイレゾ用マスタリングは、
1.DSD 1ビット/5.6MHz
2.PCM 24ビット/96kHz
のどちらかのフォーマットを、ハイレゾの仕上がりイメージに合わせて選択します。2つはそれぞれ異なるプロセスで、異なる仕上がりになります。

1.DSD 1ビット/5.6MHzのハイレゾマスタリングは、音の鮮度、グルーブ、空気感が魅力の、ミックス音源の良さを最大限に引き出したサウンド。最小限のアナログEQ、アナログコンプのみで楽曲のダイナミクスを活かすマスタリングを施します。美味しいステーキを塩コショウのみのシンプルな味付けで仕上げるようなイメージで、その一番の特徴はリアリティー!ボーカルの息遣い、ギターやピアノの繊細なタッチなど、まるで目の前で演奏しているようなサウンドです。

2.PCM 24ビット/96kHzのハイレゾマスタリングは、CDのマスタリングと同じく、デジタルEQ、デジタルコンプを使って積極的な音作りを施したマスタリングをします。キック、ベースの音色の調整、ボーカルやソロ楽器を強調したりなど、より細かい微調整ができます。

どちらの仕上げも、実際に立ち会った皆さんの感想は「広がり、空気感がある」「音色が自然でヌケがいい」「ボーカルが心地いい」「音の輪郭が鮮明」「CDの音の印象がブラウン管テレビの映像ならハイレゾはハイビジョン」と好印象です。まだハイレゾを未体験のアーティストの皆さん、ぜひ自分の音源でハイレゾを体験しにきてください。今までのCDの音とは感動の伝わり方が違いますよ!

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