前回の【レコーダー事前準備編】では、現場でレコーダーをまわす前に準備しておきたい点に触れました。今回はさらに踏み込み、「ファイル形式」「サンプリング周波数」「量子化ビット数」「チャンネル数」によって変動するデータ容量ついてです。
同じ500GBのハードディスクでも、2chステレオ収録とマルチトラック収録とでは当然ながら収録可能時間が異なります。レコーダーをしかるべき設定にすればその時間は一目瞭然に表示されますが、案件の内容に合わせてSDカードを購入する際などは、ざっくりとでも必要容量の計算ができると便利ですよね。
暗算のコツは、「計算の基準となる数値を暗記しておく」こと。基準は人それぞれで良いかと思いますが、例えば次の2つを覚えておくと簡単です。
● DSD/5.6MHz/2ch → 約11分/1GB
● PCM/48kHz/24bit/2ch → 約60分/1GB
これが、DSD/2.8MHz/2ch なら、サンプリング周波数が 5.6MHz の半分なので1GBあたりの収録時間は2倍となり、約22分/1GB。PCM/96kHz/24bit/2ch だと、96kHz は 48kHz の2倍なので収録時間は半分となり、約30分/1GB ですね。
……暗算すら面倒な場合は下記アプリをオススメします(実際に記録されるデータ容量とは若干異なりますが参考になります)
Audiofile Calc
http://www.audiofile-engineering.com/
iTunes Store リンク
https://itunes.apple.com/us/app/audiofile-calc/id337547274?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
これで “要領” よく計算できますよ!
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