CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2014/07/23
サイデラ・マスタリングでハイレゾマスタリングを体験しよう!(その2)「CDとハイレゾマスタリングはここが違う!」
チーフ・エンジニアの森崎です。
ハイレゾは一度聴けばその音の魅力を、誰でも体感することができます。
ハイレゾマスタリングについての連載第2回目ということで、今回は「CDとハイレゾマスタリングの違い」を音質と作業工程に注目してお話しします。
(その1)はこちら→ハイレゾマスタリング、2つのフォーマットで異なるプロセスと仕上がり
CDとハイレゾマスタリングには3つの違いが有ります。
1. フォーマットが違う
2. 作業工程が違う
3. リスナーに届く音が違う
1.マスタリングに持ち込まれるミックス音源の9割が24ビットまたは32ビットなのに、CDのフォーマットは44.1kHz、16ビットです。
ハイレゾはミックスマスターのフォーマットのままで配信できるのに対し、CDはどんなフォーマットでもに最終的に「44.1kHz、16ビット」に変換する必要が有ります。
2. CDは容量が限られ(=器が小さい)ています。例えば24ビットのミックスマスターで聴こえていたストリングスの空気感やボーカルの細かいニュアンスは、そのままフォーマット変換をするだけでは失われてしまいます。なのでCDにした際に音楽的に大事な要素を損なわないための工夫が必要になります。高域をほんの少し強調したり、声の輪郭をはっきりさせたり、うまく足し引きをしながら音作りをしなければなりません。一方で、ハイレゾのマスタリングはCDフォーマットに変換した際の音の変化を予測しながらの音作りは必要有りません。スピーカーから聴こえている音がそのまま最終形になります。
3.CDは2で説明した通り容量が限られています。もちろん音楽的には十分感動する音ですが、それでもマスタリング・スタジオでアーティストがこだわった繊細なニュアンスやグルーブをそのままリスナーに届けることは出来ません。しかしハイレゾの音はアーティストがマスタリング・スタジオで聴いた音そのものです。彼らが体感した感動をリスナーも共有することができます。
サイデラ・マスタリングではCDのマスタリングのときに手軽にハイレゾの体験をすることができます。ハイレゾに切り替えるとふわっと広がる空気感、低域の厚み、リズムの切れが違うことが一瞬で分かります。このニュアンスをCDのマスタリングでも出来る限り表現しようと頑張ると、さらに一歩踏み込んだ仕上がりが可能になるんです。
ハイレゾを体験したお客さんからも「まるで目の前で演奏しているようなリアリティー」「柔らかく抜けのいい音は生演奏に近いですね」と好評です!
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