ただ、サウンドも聴かずに良くなるという思い込みで交換してしまってはいけません。
高級な電源ケーブルはそれぞれの個性も強く、目的を持って使わないと
音質は良いかもしれませんが音楽の一番大切なバランスを失いかねません。
(高級ケーブルの落とし穴、参考例)
1.低域と高域のレンジが広がる。
→中低域が失っている可能性がある。
2.音が締まった。
→低域が失っている、音の柔らかさを失っている。
3.音がまとまった、艶が出た。
→レンジが狭くなって、倍音が出ていない可能性がある。
4.音像が大きくなった。
→音の立ち上がりが遅くなっている。
振動対策をしすぎたケーブルはCOMPをかけたようなサウンドがするので、
パッと聴き派手に感じる。
サイデラ・マスタリングでリファレンスとしているケーブルはACROTECの6N-P4010です。
少し前のケーブルですがフラットでレンジが広く音楽のバランスを損なうことがありません。
このケーブルの後継機種としては6N-P4030があります。
スタジオをリニューアル、調整したときはほとんどの機材にこの電源ケーブルをつなぎます。
そこからサウンドを細かくチェックして部分的にカラーリングのあるケーブルと交換することもありますが、
まずはこのケーブルで確認しています。
さらにケーブルにはドラテを貼って機材ごと相性の一番良いケーブルを使用しています。
ケーブルを交換する時に確認しなければいけないのはコネクターの形状です。
特にコンピューターの3ピンコネクターの作りは少し奥まっていてつながりにくいので、
確実につながるケーブルを選んで下さい。
もしも緩い時はこのようにコネクターに細いドラテを少し巻くと安全です。
スタジオのワイヤリング一番大切なことは音質よりも安全です。
自作ケーブルなどはネジが緩んでないか?ガタは無いか?
定期点検をよろしくお願いします。
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