2013/06/04

サイデラ・マスタリングの立会いなしマスタリング(その5)


どうもMushです!

「サイデラ・マスタリングの立会いなしマスタリング(その4)」に引き続き、この(雑な)グラフをご覧ください。縦軸が仕上がり(=お客様の満足度)、横軸が作業に要する時間です。

2つ目の気になるポイントは赤いラインの箇所。ある一定のクオリティを達成した後のグラフは、上がったり下がったりのくねくね。これは一体なにを表しているのでしょう?

例えば、「ADコンバーターを替える」「テープレコーダーをラインアンプとして通す」「CDプレーヤーでプレイバックする」。すべて実際に立会いマスタリングでおこなわれる音作りのテクニックの1つです。マスタリングエンジニアは様々な引き出しを持っていますから、それをアーティストやプロデューサーの意図する音に近づけるためにコミュニケーションを取りながら試し、楽曲をより納得いただけるサウンドに仕上げていきます。どんなにかっこいいサウンドだったとしても、それが意図していないものであれば、+(プラス)ではないのです。

なんですが、さらに大切なことは「時間をかければ良い」というわけではないこと。音作りの引き出しは本当にたくさんあるのですが、それを全部聴かせてしまっては特にマスタリングに慣れていない方には判断などとてもできません。そうならないようにマスタリングでは聴かせるべき引き出しと、聴かせない(聴かせる必要のない)引き出しを使い分けていくのです。立会いなしマスタリングではさらに絞り込んでA/Bタイプの提案などになってきます。なのでできる限り、サイデラ・マスタリングでは立会いマスタリングをおすすめするようにはしています。それでも立会えない方は、ネガティブな結果には絶対になりませんから、ぜひ立会いなしマスタリングでお手伝いさせてくださいね。

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