CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
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2014/09/11
ミックスマスターのレベル(その5)「J-POP、HIPHOPで音量レベルを入れる際のポイント」
チーフ・エンジニアの森崎です。
最近では優秀なプラグインのおかげで製品のCD並に音量レベルの入ったミックスマスターも多くなりました。しかし、むやみに音量レベルをいれるのではなく、曲の特徴や出したいニュアンスをよく理解してから音量レベルを入れる必要があります。今回はJ-POP 、HIPHOPで音量レベルを入れる際のポイントについて、メリット/デメリットを押さえながらお話します。
ミックス段階でフルビットに近いレベルを入れることのメリットは「限りなく製品CDに近い音圧感でサウンドチェックが出来ること」です。常に最終形に近いかたちを聴きながら制作することで仕上がりのイメージを明確にすることが出来ます。レベルの大きいミックスは迫力があるように聴こえますが、次のポイントを忘れずチェックしましょう。
<確認ポイント>
(1)小音量で聴いても歌詞や演奏が伝わりやすいか。
(2)声の芯、キック、スネアのアタックがしっかり聴こえるか。
(3)音量レベルを入れた場合でも、音楽のバランスがかわらずに聴こえるか。
周波数レンジ、広がり、オケとボーカルのバランスがバッチリなら、マスタリングではアナログEQやコンプでほんの少し透明感や抜けをプラスするだけでOKです。
逆にデメリットとしては、音量レベルの大きなミックスマスターはサウンドのキャラクターやニュアンスがほぼ決まっているので、マスタリングでミックスマスターとは違う方向性の音作りは難しいということです。例えば広がり・奥行きを出したい、ボーカルを少し柔らかく仕上げたい場合、迫力・音圧重視のパンチのある音源では限界があります。マスタリングで最終的な仕上がりを決めたい場合は音量レベルの大きなミックスマスターは避けるべきです。
マスタリングでも迫力のある音に仕上げることができます。例えばwaves L2、L3などのマキシマイザーは音量レベルが0.1dB違っても音のニュアンスが大きく変わります。サイデラでは、正確でわかりやすいモニターシステムで、音を聴きながらレベルの微調整でパンチを出したりほんの少しナチュラルに仕上げたりというファイナルタッチが可能です!
仕上がりの音量レベルの調整はぜひサイデラ・マスタリングでおまかせください!
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