2010/06/11

ニュアンスの解釈「パキッとしてほしい!」

マスタリングで音を「パキッとしてほしい!」というリクエストがあります。このニュアンス実はアーティストの方々によって解釈が様々です。

1) 音の輪郭をハッキリさせる。
2) リズムをしっかりだしビート感をタイトにする。
3) コンプやリミッターでエッジ感を出す。
4) アナログ機材でハーモニック・ディストーションをプラスしてヴォーカルを前に出す。
5) 低域の暴れを無くす。

1) 〜 5) は「パキッとしてほしい!」というリクエストに対して実際に行なった音作りです。僕はいつも皆さんの表情を見ながら機材やケーブルを交換しAB比較で理想のサウンドに近づけていきます。途中で「このキックの感じ良いですね!」という事になると、「このセッティングがぴったりな曲は他にはないかな?」など常に考えながら作業しています。

マスタリングの作業で一番大切な事はコミュニケーションです。最終的に自分が作ったサウンドが「このようにしたかったんです!」「自分のイメージ通りの音です!」と言って頂けると、とてもうれしいですね。

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