2014/06/18

アシスタント・エンジニアの心得(その1)「セッティング替えの注意点」

これから数回に分けてアシスタント・エンジニアの心得について連載します。本日はセッティング替えの注意点について。

まずはこの3つを徹底しましょう。
1.飲み物を一番最初に片付ける
2.次にマイクロフォンを片付ける
3.ケーブルの抜き差しは機材に手を添えて行う

1.そもそも当たり前ですが、スタジオスタッフがスタジオで飲み物をこぼすことは絶対にあってはいけません。機材やケーブルの上にこぼしてしまったらなおさら大問題です。そうならないようにまず、飲み物の器は一番最初に片付けます。トレイを使ったり、中身を一つの器にまとめたりして、絶対にこぼさないように片付けます。

2.マイクがセットしてある状態のマイクスタンドは重心が上がっているので、身体がちょっと触れただけで転倒する危険があります。ブームを下げてマイクロフォンを取り外しましょう。
マイクを取り外す際には、該当のチャンネルがミュートしてあるか、電源がOFFになっているかを確認します。ケーブルを外すときはマイク本体をしっかり持ちます。ホルダーからマイクを外す際に手を滑らせる可能性があるので、まずはホルダーごとスタンドから外してから、ホルダーは安全なテーブルの上などで取り外します。

3.ケーブルを外すときは天板に手を添えることを習慣にしましょう。手先だけで行うと機材がズレたりラックから滑り落ちることがあります。
またケーブルの抜き差しは機材に対して身体を正面にして行います(これはあらゆるオペレーションに共通します)。LRの接続ミスが生じる可能性もあるので安全な姿勢で目視の確認も忘れずに。

スタジオ作業は慣れてきた頃が一番ミスしやすいので、初心を忘れず、この3つのことを常に頭に入れて作業を行ってください。
次回は、スタジオでの歩き方、立ち居振舞いについてお話しします。


0 件のコメント:

コメントを投稿