音の業界を目指す学生さん向けの [ for Students ]、
第2回のテーマは【平台・箱馬】です。
もっとも使われているであろう平台は、「サブロク」と呼ばれる「3尺 ✕ 6尺(≒ 909mm ✕ 1,818mm)」の大きさのもの。このほか、3尺 ✕ 3尺(≒ 909mm ✕ 909mm)、4尺 ✕ 6尺(≒ 1,212mm ✕ 1,818mm)、6尺 ✕ 6尺(≒ 1,818mm ✕ 1,818mm)などがあります。なお、台の高さ(厚み)は、4寸(≒ 121mm)のものが多いようです。
箱馬は、6寸 ✕ 1尺 ✕ 1尺(≒ 182mm ✕ 303mm ✕ 303mm)、6寸 ✕ 1尺 ✕ 1尺7寸(≒ 182mm ✕ 303mm ✕ 515mm)が一般的なサイズです。
詳しくは、日本音響家協会のページが参考になります。
http://www.seas.or.jp/datafile/yamadai/yamadai.html
録音スタッフが山台(ひな段)を組むことは滅多にありませんが、確認しておきたい要点として次の3つが挙げられます。
1.台の形・高さ ←必要なケーブル長、マイクスタンド高を見積もる際の参考に
2.台の設置位置 ←特にマルチケーブルの敷設経路に関連
3.公演中に移動する台の有無 ←楽器の配置転換時に移動する台はあるか
不明な点は舞台監督に確認します。
参考までに、海外では 4 feet ✕ 4 feet(フォー・バイ・フォー = 1219mm ✕ 1219mm)や、4 ✕ 3(フォー・バイ・スリー = 1219mm ✕ 912mm)といった標準パネルがありますので、AESなど海外の展示会にかかわる場合はフィート換算も覚えておくと便利です。1feet = 30.48cm……もうお気づきですか? 1尺(≒ 30.3cm)と1フィートは、ほぼ同じ長さなんですよ!
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