録音はマイクロフォンなくして成立しませんが、マイクスタンドもまた欠かすことのできない道具で、様々な種類が存在します。では、数あるマイクスタンドの中から目的にかなった物を選ぶには、何を基準に判断したら良いのでしょうか。
私が判断に用いるのは、次の6項目です。
1.高さ
2.見た目
3.重量
4.耐久性、堅牢性
5.価格
6.可搬性
【1.高さ】
必要な高さ(または低さ)が確保できるかはとても大切なポイントです。ちなみに、定番とされる K&M 21020 では約2.4m、3mを超えるスタンドとなると選択肢が限られてきます。
【2.見た目】
ライブレコーディングの場合、ステージの見た目にも気を配りたいですよね。室内楽やオーケストラの録音で見かけるのは、SCHOEPS のマイクロフォンとスタンド。独特のツヤ消しグレーは目立たなく、見た目もスマートですが、高価で汎用性に欠けます。
【3.重量】
重量と安定性は比例、可搬性は反比例します。高砂製作所のスタンドは日本の音楽・公共ホールにおいて超定番、安定性はもとより耐久性、堅牢性にも優れています。
【4.耐久性、堅牢性】
安すぎるものは、可動部分が壊れやすかったり、塗装が剥がれやすかったりします。価格や重量に左右される項目です。
【5.価格】
安くても良い製品はたくさんありますが、価格は使い勝手や耐久性、堅牢性に反映されます。使用頻度の高いものに関してはケチらないようにしています。
【6.可搬性】
高さが確保できるマイクスタンドは長く、また重くなります。よって可搬性も損なわれるわけですが、こんな場合には照明用のスタンドが便利です。私が所有している L-3900BG は、その型番からもわかるように約3900mm(4m弱)の高さを確保できます。また、折り畳めば約130cmと、ほとんどの車に積める長さになります。ダボはいわゆる「AKGネジ」と共通で使いやすいですよ。
照明用スタンド「L-3900BG」にステレオバーを装着 |
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