CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2010/09/25
立ち上がりの速いサウンドを作るには
本日はR&Bの低音の切れ、ROCKのギターのスピード感などを表現するテクニックをお話しします。
(ポイント)
1)コンプ、リミッターの設定は速めのアタック・タイム、リリースタイムで。
2)デジタル・コンプのDCカットなどの機能は使わない。
3)ピークが抑えられない時にはディエッサーを補助的に使う。
(解説)
1)コンプ、リミッターの設定は速めのアタック・タイム、リリースタイムです。
コンプのアタックタイム(10〜30ms)、リリースタイム(300〜100ms)
リミッターのリリースタイムは(100ms以下)
2)デジタル機材には、例えば2Hz以下の低周波をカットするDC CUTなどのパラメーターが付属していることがあります。こちらをONすると音が詰まって抜けが悪くなるので今回はOFFにして下さい。
3)ピークを抑えるために高域をマイナスEQでカットするとおとなしいサウンドになるので、ディエッサーを効果的に使います。抑える周波数は10kHz以上の高い周波数です。
例えばシンバルなど特定の帯域を抑えるにはパラメーターのカーブはピーキングで、高域全体的を抑えるにはシェルビングが有効です。
ピークを抑えるには前段でアナログ機材を通したりアナログシュミレーターを使うのも効果的です。プラグインはそれぞれサウンドに特徴がありますのでインサートして抜けが良くスピード感のある機材を選択して下さい。音作りをするよりもまずは機材の選択です。「通すだけで好きなフィーリングのサウンドになった!」この感覚が大切ですね。
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