2010/07/02

電源ケーブルの使いこなし

本日は電源ケーブルについてお話ししたいと思います。

最近ではオーディオ用にさまざまな電源ケーブルが販売されています。値段が高ければ良いという単純なものではなく機材との相性が大切です。

サイデラ・マスタリングではアクロテックの電源ケーブル(ホスピタルグレードコネクター)をリファレンスにしています。音質に癖が無く機材のパフォーマンスを100%引き出せることが選択の基準です。SaideraAi SD-9003とコンセプトは同じです。

電源ケーブルはコネクターの選択と末端処理で若干のキャラクター付けが出来ます。末端処理が先バラ/ハンダメッキの場合はレンジが広くナチュラル、圧着端子だとタイトで太いサウンドになる傾向があります。(電源ケーブルの工作は専門業者に依頼するか、個人で工作する場合は安全に十分注意して行なって下さい)

サイデラ・マスタリングではAD、DA、アナログEQ 、COMPの電源ケーブルはサウンドのバランスを第一に選択しています。広がりと奥行きのある機材には前記の圧着端子のケーブル、タイトで太い機材には先バラ/ハンダメッキで処理したケーブルという組み合わせでバランスをとっています。機材と同じキャラクターの電源ケーブルを選択すると個性は伸ばせますが音の変化が大きすぎて使いにくくなってしまいます。

P.S.
電源ケーブルは導体一本一本が太く、数が少ないタイプのケーブルはまとまりがあって音が太い、導体一本一本が細く数が多いケーブルはレンジが広く透明感のある音の傾向にあります。ケーブルを触ってみて固いケーブルは前者、柔らかくしなやかなケーブルは後者にあたりますので購入前にチェックしてみて下さい。
また、単線ケーブルが一番アタック感が強く太いサウンドですよ。

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