2009/08/18

モニター改善策(その5)「機材の振動対策」

機材を振動対策はどのようにすれば良いですか?という質問も沢山頂きますので本日は鉛板の振動対策についてです。
f:id:SAIDERA:20090806164336j:image
まず、ポイントは出来るだけ少ない本数で対策することです。例えば、アンプに鉛板をのせると音がしまっていきます。(このサウンドの違いはコンプのかけ具合と良く似ています)アンプの天板に一本ずつ置いていくと急にサウンドが変化するところがあります。ここが臨界点です。これ以上増やしても極端な変化は起きません。音がぐっと良くなった本数、それよりも1本少ないぐらいが安全で音が良いと思います。置き方は4つの脚に均等に重量がかかるようにしてください。例えばアンプのトランスが後ろにあるのなら天板のフロント側に置いてバランスをとります。機材に鉛を置く場合はオーディオラックや床がしっかりしていることが大前提です。強度がない場合は重みでラックが壊れたり、床が抜けたりすることもありますので。

もう一つ大切なことは出来るだけ天板の穴を塞がないようにすることです。鉛で放熱の穴を塞いでしまうと機材が熱くなりとても危険です。

これさえしっかり守れば鉛の振動対策はとても効果的です。電源ケーブルやラインケーブルのサウンドとはまた違い音がしっかりして音の芯が出てきます。音が前に出るようになりますね。また、余計なサウンドキャラクターが付かないので奥行きのある深みのあるサウンドが特徴です。

サイデラ・マスタリングではラージモニターと、モニター用のDAコンバーターの調整用に鉛板を置いています。動かすと音が変わってしまいますので触らないで下さいね。
f:id:SAIDERA:20090810163745j:image

0 件のコメント:

コメントを投稿