2013/04/04

Q&A(その2)はじめてのレコーディングなんですが、マスタリングは必要ですか?

Q2: はじめてのレコーディングなんですが、マスタリングは必要ですか?

A: マスタリングは必要なプロセスです。音楽をどのようにリスナーに伝えるか?録音制作の最終的な仕上げがマスタリングです。そしてマスタリングというと音作りの面だけにとらわれがちですがCDプレスマスターあるいは配信用マスターの品質管理の第一歩であるとても重要な行程です。

自宅録音から自主制作したCDと、一般に売られているCDを聞き比べてみて「音量やサウンドのクオリティーが全く違う」と感じたことはありませんか?もちろんミックスマスターのクオリティも作品の仕上がりに大きく作用しますが、そのミックスマスターから作品(商品としてのCDや配信楽曲)への最終的な音のクオリティを決定付けるのがマスタリングです。かつて「限界まで音量を大きくする」ことばかりがマスタリングに求められたことがありましたが、「よりダイナミックレンジを広く感じるように奥行ある仕上がりにしてほしい」「アナログ感を付加してほしい」「歪むことなく音量を大きくしてほしい」など現在はマスタリングに求められることはさまざまで、クライアントとコミュニケーションを取りながらの音作りがより重要になってきました。

マスタリングは女性のメイクと同じように、正しい方法で行えばサウンドをより魅力的に生き生きと躍動感のあるものにすることが出来ます。メイクもTPOによって方法が違うように、マスタリングもジャンルによってさまざまな方法があります。自分たちのCDを、カッコイイ、印象的なサウンドに仕上げるために、マスタリングは欠かすことのできない行程なのです。

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