2013/03/28

Q&A(その1)マスタリングでこだわっているところは?


Q1: マスタリングでこだわっているところは?

A: ミックスマスターのサウンドに多く手を加えることではなく「どれだけミックスマスターの情報を引き出すことが出きるか」が一番大切です。真空管、アナログ、デジタル機材はジャンルによって使い分け、少ないプロセスで、鮮度のいいサウンド作りを心がけています。機材はすべて毎日調整していつでもベストな状態で使用できるようクオリティコントロールをしています。

24ビット以上のデータで録音、ミックスが行われることが多いいま、CD用のマスタリングで16ビット/44.1kHzのCDフォーマットに記録するということは、データ的な情報量は減っています。しかし、音源から演奏に込めたアーティストの魂、グルーヴ、エネルギーを引き出すことが出来れば、感動のレベルを下げずに一人でも多くの方に伝えることができると信じています。


音圧、パンチのあるサウンドはPCMのまま。より奥行き、広がりのあるサウンドを求められた時には比較試聴をしながらDSDにアップコンバートしてのDSDマスタリングも多くします。マスター素材に忠実なクリアーで暖かみのあるサウンド作りを心がけています。

マスタリングのポリシー(その1)「専門学校時代の及川公生先生の授業」
マスタリングのポリシー(その2)



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