CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
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2011/01/10
モニタースピーカーの定期点検
年末年始に作業を休まれていた方も多いかと思うので、本日はモニタースピーカーの定期点検についてです。
点検箇所は以下の3点。
1)スピーカーの角度
2)スピーカーユニットのネジ
3)スピーカーケーブルのクリーニング
1)スピーカーの角度はリファレンスCDを再生して確認します。定位、フォーカス、バランスを確認し気になれば微調整しています。特にスピーカーをインシュレーターに乗せている場合は角度がずれやすいので注意してください。2週間に1度、またはレコーディングやTDなどのセッションが始まる前に調整すればバランスの良いサウンドをキープ出来ます。
2)スピーカーユニットのネジが緩んでくると音がぼやけてきます。締めると輪郭がはっきりしたサウンドが戻ってきます。締め方は、順序は一筆書きで星を描くように。一度に締めるのではなく全体的に少しずつ増締めして行きます。こちらは1ヶ月に一度チェックすれば十分です。
3)パワードスピーカーの場合は入力のキャノン、TRSまたはRCA端子とラインケーブルのコネクターを無水エタノール、綿棒でクリーニングしてください。音の透明感が戻ってきます。3ヶ月ごとのクリーニングが目安です。パッシブスピーカーを使用している方はプラス、マイナスのスピーカーケーブルの被服が酸化していたら新しく剥き直して下さい。(U字プラグが付いている場合はプラグをクリーニングします。)酸化してくると導体が青みがかった黒ずんだ色をしてきます。スピーカーの端子は無水エタノール、綿棒でクリーニングしてください。
P.S.
スピーカーケーブルの抜き差しが頻繁な方はケーブルの頭をハンダメッキして下さい。導体がほつれにくくなります。このとき導体全体をハンダしてしまうと音質が変わるのでケーブルの頭のみハンダするのがポイントです。
モニター改善策(その2)「スピーカーユニットのネジ締め」
キャノンケーブル磨き
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