CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2010/10/04
EQの使いこなし(基礎編)
本日はEQの使いこなしの基礎についてです。
EQの操作を覚えるにはそれぞれの周波数帯域にどのような音の成分が存在するかを理解する必要があります。その基礎をマスターするのに最適なのがグラフィック・イコライザーです。それではiTunesに付属のグライコで帯域を確認していきましょう。
iTunesのグライコは1/2oct、12Bandのタイプです。低域は16Hzからスタートして周波数が倍々に増えていきます。
「周波数帯域と音の特徴」こちらはあくまで僕の考えです。
超低域(32Hz以下)→低域のエアー感、部屋鳴り
低域(32Hz〜125Hz)→低域の量感、太さ
中低域(125Hz〜250Hz)→低域の厚み
中域(250Hz〜1kHz)→ボリューム感
中高域(1kHz〜4kHz)→高域の厚み、音の芯を出す
高域(4kHz〜16kHz)→輝き、艶、透明感
超高域(16kHz以上)→高域のエアー感
例えば、リファレンスCDを聴きながらグライコでそれぞれの帯域をブースト/カットすると、どの帯域を使って音作りされているか確認出来ます。また自分がTD、マスタリングした音の確認にもなりますね。iTunesのグライコで低域を少しカットして抜けが良くなったなら、TD作業に戻って同じようにカットしてみて下さい。動かす帯域が理解出来るようになれば音作りの幅がぐんと広がるはずです。iTunesのグライコは非常に簡易的なものなので、プラグインやアナログのグライコがあればそちらでもチャレンジしてみて下さい。
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