2010/03/19

MR-2000Sを使ってみよう!(その6)「MR-2000S+DJ」

チーフ・エンジニアの森崎です。

「EMMA HOUSE 18」の音源はEMMAさんのMR-2000S(WSD5.6MHz)で持ち込まれました。以前「MR-2000Sを使ってみよう!その3」で書きましたが
『MR-2000Sにはピンの入力、出力が付いているのでUREI1620の出力をそのまま録音出来る』
『この方法だとDJがマスタリングスタジオでプレイしてそのままマスタリングしたかのような、昔のダイレクトカッティングのようなことが可能』

この二つを実際に体験することが出来ました。WSD5.6MHzのサウンドはプラスもマイナスもないそのままのサウンドなのでDJの細かなプレイを余すことなく録音出来ます。音源のプレバックを聴いて最初に感じたことはEMMAさんのボリューム感、つなぎのテクニック、グルーヴがダイレクトに伝わる。そして暖かくファットで抜ける低域でした。

上記の二つの要素をなんとかしてCDに入れてみたいという気持ちでマスタリングしました。音量をギリギリまで入れるというサウンドではなく、ヘッドルームを生かして曲ごとの音量感、ダイナミックスを生かした音作りです。ぜひ、沢山の方に聴いて頂きたいですね。

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