CDマスタリング、DSDレコーディング、ハイレゾ配信&ストリーミング。
サイデラ・マスタリングは、常に最新のテクノロジーとワークフローにより「伝わる音」の技術を提供します。
2011/07/21
優先順位1位はマスター・テープのアーカイビング
音楽が好きな人には、ようやく「本当の意味でのレコード」を楽しめることができる時代がきた!
97年をピークにパッケージCDの売り上げはシュリンクしているが、音楽は決してなくならない。携帯型プレーヤーやPCにMP3で1000曲も保存している人も少なくないだろう。しかしそれは情報を間引きされた音で、ジャンルによっては別物と言えるほどに音楽の重要な部分が欠落している。それほどにオリジナルのレコーディングとは違う音なのである。責任ある発言という意味で私は、録音エンジニアという職業のほかに、作曲家としての活動も続けているが、少なくとも私自身のマスターについては、CDとマスターとは異なる音楽体験である。まあ、それほど印象が変わらないCDがあることも認める。
レコード会社、原盤制作会社、レーベル運営、ミュージシャンで自分でCDなどを作っている方々へ。
倉庫代の節約という理由ですでに廃棄してしまった場合は取り返しがつかないが、手元に(保管庫に)アナログ・テープがあることが判っている場合、今すぐ始めないといけない優先順位1位はマスター・テープのアーカイビングである。ハードディスクのスペースや予算を考えたら、96kHz 24bitでデジタル化しているからそれで十分だという意見も理解できる。この10年以内にPro Toolsなどで制作されたマスターは、それでもよいであろう。重要なのは、それ以前の1/4インチ、ハーフインチなどアナログ・マスターテープである。温度湿度の管理がなされていてもアナログテープの劣化は早い。サイデラ・マスタリングでは、STUDER A-80、A820、Dolby-SR/Aのメインテナンスとトランスファー用のケーブル、電源周りまで管理されている。熱処理(ベーキング、オーブン入れ)して、正しい調整により、5.6MHz DSDにアーカイビングしていく。ハードディスクの価格も手頃になり、このタイミングで5.6MHz DSDでアーカイビングできることは画期的である。私自身のマスターも、5.6MHz DSDでアーカイビング後はついに廃棄!とした。後悔しないぞ。ポップス、ジャズ、フュージョン、クラシック、演歌、とりわけ歌の上手い歌手、名演奏のマスター、とにかくアナログ・テープは、5.6MHz DSDでアーカイビングが必須である。希望される場合、同時にDSDマスタリングも受託しているので、どうぞ遠慮なく問い合わせてほしい。2.8MHz DSFあるいは96kHz 24bitにダウンコンバートして高音質音楽配信も可能。これで「本当の意味でのレコード」が楽しめる。
サイデラ・マスタリング
シニア・エンジニア:オノ セイゲン
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