2011/02/06

すぐにできる音質アップの2つの方法(機材の設置 基礎編)



「ガタ無く置く。ネジをしっかり締める。」
このふたつが機材を設置する際の基本です。
本日は振動対策の基本としてスピーカー、スピーカースタンドのガタ取りとラックマウント機器のネジの増締めについてお話しします。機材は振動対策をしっかり施すとフォーカスがハッキリし、透明感のあるサウンドを再生することができます。その基本はガタが無いようしっかり置くこと。

スピーカー、スピーカースタンドのガタ取りには名刺や単語カードが便利です。まずは手で揺らしてスピーカーとインシュレーター、スピーカースタンドと床にガタが無いか確認します。全くガタがなければ調整は不要です。少しでもガタがあれば隙間に単語カードを挟んでいきます。そのままの厚さ、二つ折り、三つ折りと隙間に合わせて調整します。水平の確認は水準器を使います。水準器はプロ用のものではなく100均のものでも十分です。

アナログEQやコンプなどのアウトボードをラックにマウントする場合は必ずワッシャーをかませてください。そうすることでしっかり固定できます。ネジはしっかり締めたつもりでも時間が経つと緩んでくるので、数ヶ月に一度は増締めをすること。さらにラックマウントのネジの材質によって出音が異なります。傾向としては鉄のネジはガッツのある芯のあるサウンド、ステンレスのネジはレンジが広く高域までキレイに伸びたサウンドです。こちらは上級編のテクニックですが僕は機材に合わせて使い分けます。機材をラックマウントではなく直置きする場合、プロ用の機材はゴム足がついてない機種もあります。そのような機材には四隅に4cm×4cm程の薄いゴムシートを敷いてしっかり置きましょう。

「ガタ無く置く。ネジをしっかり締める。」すぐにできる音質アップの二つの方法、ぜひチャレンジしてください。

PS.2月15日のサイデラ・モーニングセッション#034ではラックマウントしたADコンバーターも徹底視聴しますよ。僕が上記2点や電源などトータルでチューニングしたサウンドを聴きに来てくださいね。詳しくはこちらをご覧ください。

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