2009/05/26

サンプリング周波数による音の違い


「サンプリング周波数が変わると音が変わりますか?」という質問はよくいただきます。答えはYESですね。微妙な違いですが聴き慣れた音源で比較すれば分かると思います。44.1kHzのほうがざっくりとしたパワフルなサウンド、48kHzのほうが繊細で滑らかなサウンドというのが僕の感想ですが、16ビット、24ビットの違いのほうが大きいです。

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Pro Toolsなどを使用して内部でミックスが完結する場合は24ビットでの作業がおすすめです。マスタリングでの低音の処理のを考えると16ビットではキックの音、ベースの音が若干硬めになります。24ビットだとグルーヴ感ある柔らかく伸びのある低域、透明感のあるサウンド作りが可能です。88.2kHz、96kHzなどのハイサンプリングのマスターはレンジが広くピークの成分も多いため、ミックス時により細かなピークコントロールが必要です。音量が入った仕上がりを希望される場合は48kHzまたは44.1kHzをおすすめします。ただ24ビット/96kHzのデータよりも16ビット/44.1kHzのDATのほうが良い=仕上がりのイメージに近いこともありますので、まずは出音を客観的に聴いてみて判断することが大切です。

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