2011/06/09

DSDリマスタリング:Shigeru Matsuzaki 40th Anniversary All Time Best Old & New ~I’m a Singer~



5月25日発売の松崎しげるさんの2枚組ベストアルバム「松崎しげる/Shigeru Matsuzaki All Time Best ”Old&New”~I’m a Singer~」のマスタリングをやらせて頂きました。「愛のメモリー」「俺たちの朝」など往年の名曲から新録曲まで、実に35年にもわたるまさに「All Time Best」!ぜひみなさんCDを聴いてください。

マスタリングの作業では、オリジナル音源を活かしヴォーカルの処理を緻密行なうために素材はDSD2.8MHzにアップコンバートしてDSDマスタリングをしました。松崎さんからのリクエストは3つ。
「ヴォーカルがセンターでどっしりと聴こえるように。」
「Aメロの歌詞がはっきりと聴き取れるように。」
「サ行ではなくガ行を出して欲しい。」

このリクエストの答えるための手段としては、ボーカルが太くセンターに定位するようにDSDをプレイバックするDSDをレコーダーのKORG MR-2000Sにはアレグロの電源ケーブルを使用。さらに、音像を大きくするためとオケとボーカルの馴染みを良くするためにアナログコンプのPrismSound MLA-2を通しました。

松崎さんとは2009年のアルバム「Yes We Can!!」でもマスタリングをやらせていただきましたが、ご本人がすごく耳がいい。1100Hzと1110Hz、25Hzと26Hzの違いもすぐに分かるので音決めがとてもスムーズでした。松崎さんのような超一流のボーカリストの声は自分の声帯で自然に倍音成分を出す事が出来ます。「ガ行を出す」というのはまさにその倍音成分をしっかりと出すこと。

声質を決めるためのケーブルは次のような選択。オリジナル音源の声質ですでにしっかり「ガ行」が強調されているものはMLA-2からADコンバーターのPrismSound ADA8へのラインケーブルにSaidera Ai SD-9003ケーブルを使用し、声によりエッジ感を必要としている音源はアクロテック8Nケーブルを使用しました。

松崎さんのボーカルレコーディングのお話はとても勉強になりました。通常のレコーディングのようにマイクをスタンドに立て歌い難い時は、Shure SM58に手ぬぐいを巻いてハンドマイクでボーカルの音量を整えるそうです。「曲によっては口から1mぐらい話して歌う事もあります。そうすれば後でフェーダーでバランスを整えなくても大丈夫ですから。」と自身の歌声をコントロールするすごいテクニックです。

「ステージで歌っているような臨場感を」「ボーカルレコーディングの時のヘッドフォンで聴いた時の迫力を」アーティストの明確な目的を音作りに織り込む事が出来ました。時代ごとの声質、演奏、アレンジをぜひCDで体験してみて下さい。


2011/06/07

サイデラ・モーニングセッション#043「kuniko plays reichを聴く!」

有限会社サイデラ・パラディソ サラウンド戦略推進室では、毎月5のつく日に"サラウンド朝活"やってます!

2011年6月15日のサイデラ・モーニングセッション#043は、LINN RECORDSから初の日本人アーティスト作品としてリリースされた「kuniko plays reich」を全編視聴します。日米エンジニアの共演!もちろん音楽の内容も素晴らしい!

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サイデラ・モーニングセッション#043
テーマ:「kuniko plays reich を聴く!」
日時:2011.6.15 水曜日 9:00AM-10:00AM
場所:サイデラ・マスタリング (PMC MB1 x5.1ch(最寄り駅;東京メトロ外苑前、JR原宿)
参加申し込み: <saraudon009@gmail.com>まで、メールにてお名前/会社名をお知らせ下さい。
お問い合わせ、次回のリクエストも、お待ちしております。
参加費:無料
・サウンドを体験、研究してみたい方ならどなたでもお申し込みいただけます。
・スタジオスケジュールの都合により8:45-9:45に繰り上がることがあります。
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CDサイトと6/17のコンサートの案内
http://www.kuniko-kato.net/cd/jp/index.html

予約
http://www.atelier-canon.jp/reserve

http://www.kuniko-kato.net

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以下は、オノ セイゲンのフイナムブログより

加藤訓子さんは、世界的な指揮者や作曲家から注目される打楽器奏者として世界を舞台に活躍する。ソロ以外でもアンサンブル・ノマド、サイトウキネンオーケストラ、アンサンブル・イクトゥス(ベルギー)など国内外のグループへ参加。ナッシュビル在住。
スティーブ・ライヒ監修のもと、制作されたLINNレコード初の日本人アーティスト作品:
『kuniko plays reich』

本職であるレコーディング・エンジニアとしての代表作がひとつ増えた。本アルバム中で私が担当した部分は、
ー Six Marimbas Counterpoint  サイデラ・マスタリングで録音、ミキシング(ステレオ&マルチ)を担当
ー Electric Counterpoint ver. for percussions マルチのミキシングをを担当。録音はジョージ・マッセンバーグ、ステレオのミキシングは深田晃。


これをライブで観れる!
公演フライヤーpdf ダウンロード
ここでアサヒビールも飲めます!

【日時】2011年6月17日(金)開場17:00
リン・試聴会 17:00~|プレトーク18:00~
ライブ開演 19:00~
プレトーク出演:深田 晃、長江和哉、小原由夫加藤訓子
(当初、私もプレトークに参加予定だったが、諸事情によりオーディオ評論家の小原由夫さんが代理で録音解説)


【会場】アサヒ・アートスクエア | スーパードライホール4F
〒130-0001東京都墨.田区吾妻橋1-23-1

【チケット】¥5,000(税込)・全席自由
(座席数が限られるため立ち見になる可能性があることをご了承ください。)

【協賛】アサヒビール株式会社、富士通テン株式会社、Linn Japan Ltd.

【お問い合わせ】カノン.工房. tel:03-5917-4355. office@atelier-canon.jp 

【プログラム】
エレクトリック・カウンターポイント ver. for percussions
シックスマリンバ・カウンターポイント
ヴァーモント・カウンターポイント ver. for vibe

【WEB予約】 
カノン工房:http://www.atelier-canon.jp/reserve/
Kuniko Kato Arts Project:ticket@kuniko-kato.net

【プレイガイド】
チケットぴあ: http://t.pia.jp/ p-code [138-955] | Tel: 0570-02-9999


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2011/06/01

サイデラ・モーニングセッション スケジュール

SDP サラウンド戦略推進室では、毎月5,15,25日(土日祝日を除く)の出勤前(AM 9:00-10:00)に音の朝活勉強会「サイデラ・モーニングセッション」を開催しています。テーマに興味ある方なら、どなたでも参加できます。

参加申し込み:メールにて、**saraudon009@gmail.comまで**、参加希望回/お名前/ご所属をお知らせください。スタジオスケジュールの都合により順延あるいは、8:45-9:45に繰り上がることがあります。参加費は無料です。

今後の予定(各回をクリックで詳細ご覧いただけます):

サイデラ・モーニングセッション とは、サラウンド(3D)、DSDレコーディング、高音質配信、ライブイベント、DJ、ピュアオーディオと多彩なテーマをゲスト講師なども交えながら、初めての方にも判りやすく解説、視聴していくワークショップ/視聴会です。一般的に「音楽は好きですか?」という問いには「Yes!  I do」と応える方は多いのですが、プロフェッショナル制作環境(PMC MB1 x5.1ch)での体験は、ご自宅やパソコン、携帯電話などで音楽を楽しむのとは、まったく違う「オーディオ」やご自分の「聴覚」に新しい発見をしていただくことが出来ます。

サイデラ・モーニングセッションの合言葉:
「作品の視聴は、サラウンドを学ぶ上で最も重要な作業の一つである。その際に、視聴環境が良好であればあるほど、より多くのことを学ぶことができる。」(「サラウンド入門」P22より) →→→