2009/01/14

EQの使い方(その1)「音の芯を引き出すEQテクニック」

チーフ・エンジニアの森崎です。

アタックを引き出す、音の芯を引き出すEQのテクニックは、デジタルレコーディングではとても有効です。音の芯と言っても様々ですが、今回はキック、スネア、ヴォーカルについてお話しします。キックならビータが皮に当たる音、スネアはスティックが皮に当たる音、ヴォーカルなら声の主成分をどうやって引き出すか?ですね。これらの音は中低域、中高域に存在します。

100Hz、120Hz、140Hz、250Hz、1kHz、1.2kHz、1.4kHz、2kHz、2.5kHz辺りを良く使いますね。キックの芯は柔らかめなら100Hz、固めなら120Hz、スネアは1kHz、1.2kHz、1.4kHzで音楽に合った質感を選びます。ヴォーカルは1.4kHzを基本にしていますが、もちろんですがアーティスト、ジャンルに合わせて周波数は細かく変えています。

この中でも使いこなすのが難しい帯域が2kHz、2.5kHzです。艶のある音を引き出すのにとても有効な周波数ですが、強調しすぎると固くなることが有りますので、少しずつ足して下さい。

もしかすると「芯を出すには4kHzや8kHzを使うのかな」と思っていた方も多いと思いますが僕は意外と低い周波数をコントロールしています。上記の帯域であれば高級なオーディオシステムからラジカセでもカバーしていますのでシステムが変わっても音のニュアンスが変わりにくいです。

これらの周波数をきちんとコントロール出来ると、暖かみのある太いサウンドを作ることが出来ますよ。ぜひ、試して下さいね。